東日本トラック 大会レポート

2021.8.30

JBCFトラックシリーズ第2戦
第52回JBCF東日本トラック
日付:2021年8月28日-29日
開催地・コース:長野県松本市 美鈴湖自転車競技場(周長:333.33m)

種目:
スプリント(男子)
チームスプリント(男女)
ケイリン(男女)
ジュニアユース3kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子)
4kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子)
ジュニアユース2kmインディヴィデュアル・パーシュート(女子)
3kmインディヴィデュアル・パーシュート(女子)
4kmチームパーシュート(男子)
スクラッチ(男子10km、女子6km)
1kmタイムトライアル(男子)、500mタイムトライアル(女子)
ポイントレース(男子30km)
オムニアム(男子)

JBCFトラックシリーズ第2戦「東日本トラック」が、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場で2日間に渡り開催された。標高1000mに位置する美鈴湖自転車競技場は、高地による空気抵抗の少なさから好記録が期待されるトラック。今大会では、ジュニアユース男子3kmインディヴィデュアルパーシュートと女子チームスプリントで実業団記録が更新され、男子スプリント予選の200mフライングタイムトライアルで大会記録が更新された。

朝から青空が広がった美鈴湖自転車競技場

■男子スプリント

男子スプリント予選の200mフライングタイムトライアルでは、中井琢(新潟食料農業大学 自転車競技部)が10秒268の大会新記録を出して1位となる。中井は順調に決勝まで勝ち進み、徳田匠(岩井商会レーシング)と対戦。圧倒的な差をつけて2本連取し、優勝を決めた。

<男子スプリント 結果>

1位 中井 琢(新潟食料農業大学 自転車競技部) 10秒268(大会新)
2位 徳田 匠(岩井商会レーシング) 10秒605
3位 島 奨乃(Team ZERO UNO FRONTIER) 10秒643
※タイムは予選時

男子スプリント予選 200mフライングタイムトライアルで10秒268の大会新記録を出した中井琢(新潟食料農業大学 自転車競技部)

■チームスプリント

男子は1分5秒台を出したTeam Logisty Jackが優勝。女子は岩井商会レーシングの久米・小林組が、実業団新記録となる47秒562を出して優勝した。

<男子チームスプリント(333m×3)結果>

1位 Team Logisty Jack(大村、小峰、山崎) 1分5秒320
2位 スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ(小沼、長尾、古本) 1分6秒946
3位 BMレーシングZUNOW(江口、大森、齊藤) 1分7秒705

<女子チーム・スプリント(333m×2)結果>

1位:岩井商会レーシング(久米、小林):47秒562(実業団新・大会新)

男子チーム・スプリント優勝 Team Logisty Jack(大村、小峰、山崎)1分5秒320

女子チーム・スプリント優勝 岩井商会レーシング(久米、小林)47秒562(実業団新・大会新)

■ケイリン

男子は予選を勝ち上がった6名による決勝が行われ、中井琢(新潟食料農業大学 自転車競技部)が2位以下に大差をつけて優勝。フィニッシュ直前に後方を確認するほどの余裕を見せての勝利だった。

女子は決勝のみが行われ、石中葵(富山県自転車競技連盟)が優勝した。

<男子ケイリン 結果>

1位 中井 琢(新潟食料農業大学 自転車競技部) 10秒475(参考タイム)
2位 布施義憲(チクロネロ)
3位 井上裕太郎(TONY Racing)

<女子ケイリン 結果>

1位 石中 葵(富山県自転車競技連盟) 13秒396(参考タイム)
2位 中村友紀子(京浜ピストクラブ)
3位 植田美佳(Team ZERO UNO FRONTIER)

女子ケイリン 表彰式

■ジュニアユース3kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子)
■4kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子)
■ジュニアユース2kmインディヴィデュアル・パーシュート(女子)
■3kmインディヴィデュアル・パーシュート(女子)

男子のジュニアユース3kmインディヴィデュアル・パーシュートでは、世古眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team)が実業団新記録となる3分34秒229を出して優勝。4kmインディヴィデュアル・パーシュートでは、原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)が昨年に続き連覇を達成した。

女子のジュニアユース2kmインディヴィデュアル・パーシュートは阿部優花(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が優勝。3kmインディヴィデュアル・パーシュートは、唯一4分を切るタイムを出した五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が優勝した。

<ジュニアユース男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果>

1位 世古眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team) 3分34秒229(実業団新・大会新)

<男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果>

1位 原田裕成(CIEL BLEU KANOYA) 4分35秒863
2位 二階堂尚志(VC VELOCE) 4分54秒073
3位 半澤雄高(Roppongi Express) 4分56秒207

<ジュニアユース女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果>

1位 阿部優花(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 2分46秒193

<女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果>

1位 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 3分52秒577
2位 中村文香(富山県自転車競技連盟) 4分2秒425
3位 小沼美由紀(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 4分03秒734

ジュニアユース男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート優勝 世古眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team)3分34秒229(実業団新・大会新)

ジュニアユース男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 表彰式

男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート 表彰式

女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート優勝 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)3分52秒577

■男子4kmチームパーシュート

中止となった三重国体に鹿児島県チームとして出場予定だったメンバーを揃えたCIEL BLEU KANOYAが、4分12秒台を出して圧倒。実業団記録を更新するタイムだが、オープン参加扱いのため参考記録とされた。

<男子4kmチームパーシュート 結果>

1位 CIEL BLEU KANOYA(古屋田、冨尾、原田、都留)※オープン参加 4分12秒119
2位 VC VELOCE(井上、大原、二階堂、山住) 4分30秒999
3位 イナーメ信濃山形(岩佐、北澤、増田、渡邉) 4分34秒141

男子4kmチームパーシュート オープン参加のCIEL BLEU KANOYAが優勝

■スクラッチ

10kmで行われた男子スクラッチは、白川幸希(CIEL BLEU KANOYA)の飛び出しをきっかけに形成された3名の先頭集団がレース終盤まで逃げ続け、吸収されたのち飛び出した小森継心(保土ヶ谷高校自転車競技部)が残り3周を単独で逃げ切って優勝した。

<男子スクラッチ(10km) 結果>

1位 小森継心(保土ケ谷高校自転車競技部)12分15秒28(参考タイム)
2位 根本雄眞(FAST LANE Racing)
3位 多田雄飛(新潟食料農業大学 ※オープン参加)

6kmで行われた女子スクラッチは、最終周回直前にアタックした五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が逃げ切って優勝。インディヴィデュアル・パーシュートとあわせて2冠を達成した。

<女子スクラッチ(6km) 結果>
1位 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)9分11秒932(参考タイム)
2位 若原梨々花(岩井商会レーシング)
3位 中村文香(富山県自転車競技連盟)

男子スクラッチ 白川幸希(CIEL BLEU KANOYA)の飛び出しきっかけに形成された3名の先頭集団

女子スクラッチ 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が逃げ切って優勝

■男子1kmタイムトライアル
■女子500mタイムトライアル

男子1kmタイムトライアルは、1分5秒台をマークした原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)が優勝。原田は、インディヴィデュアル・パーシュート、チームパーシュートとあわせ3冠を達成した。女子500mタイムトライアルは久米詩(岩井商会レーシング)が優勝し、チームスプリントとあわせ2冠を達成した。

<女子500mタイムトライアル 結果>

1位 久米 詩(岩井商会レーシング)36秒755
2位 石中 葵(富山県自転車競技連盟)37秒536
3位 若原梨々花(岩井商会レーシング)38秒386

<男子1kmタイムトライアル 結果>

1位 原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)1分05秒406
2位 島 奨乃(Team ZERO UNO FRONTIER)1分06秒798
3位 姫野正志(Team ZERO UNO FRONTIER)1分06秒887

女子500mタイムトライアル優勝 久米詩(岩井商会レーシング)36秒755

■男子ポイントレース

男子ポイントレースは、CIEL BLEU KANOYAの古谷田貴斗と冨尾大地をふくむ4名の集団がレース中盤にラップに成功。レース終盤にかけて人数が減っていく中、古谷田、冨尾、白川幸希のCIEL BLEU KANOYA3名に、小森継心(保土ケ谷高校自転車競技部)が食らいつく。その中で小森は1位通過を取るなど健闘を見せたが、地力に勝るCIEL BLEU KANOYAが表彰台を独占して見せた。

<男子ポイントレース(30km) 結果>

1位 古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA) 73p
2位 冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA) 61p
3位 白川幸希(CIEL BLEU KANOYA) 29p

男子ポイントレース 終盤はCIEL BLEU KANOYA3名の勝負

■男子オムニアム

4種目の総合で争うオムニアムには13名が出走した。

最初の種目のスクラッチではCIEL BLEU KANOYAの古谷田貴斗が1位、冨尾大地が2位。続くテンポレースでは、中盤に津留崚(鹿屋体育大学/オープン参加)が飛び出してポイントを稼ぐも、終盤に古谷田もポイントを加算して総合首位を譲らない。エリミネイションでは、序盤に古谷田がエリミネイトされそうな場面があったものの最後まで残り、冨尾に1位は譲るも総合首位を維持する。

3種目を終えて、古谷田120点、冨尾112点、津留104点、橘田和樹(The CAMP*US)と世古眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team)が102点と、僅差で上位5名が並んで最終種目へ。

ポイントレースでもCIEL BLEU KANOYAの2人がレースを主導。レース中盤に古谷田、冨尾、津留、世古の4名がラップし、その後も4名が順位を変えながらポイントを加算していく。フィニッシュは古谷田が獲り、最後まで首位を譲らずに優勝を決めた。

<男子オムニアム 結果>

1位 古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA) 179p
2位 冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA) 169p
3位 津留 崚(鹿屋体育大学 ※オープン参加) 152p

男子オムニアム/エリミネイション 序盤、総合首位の古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA、写真左から4人目)がギリギリでエリミネイトを免れる

男子オムニアム/ポイントレース ラップポイントを獲得してさらにポイントを加算していく総合上位4名

男子オムニアム 表彰式


文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟