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大会レポート「第4回鹿屋・肝付ロードレース」

2026.02.24
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2026年Jプロツアー第1戦

第4回JBCF鹿屋・肝付ロードレース

日付 2026年2月21日

開催地・コース 鹿児島県立大隅広域公園周辺特設コース(1周6.5km 右回り)

距離:149.5km(JPT)、45.5km(F)、84.5km(E1)、45.5km(E2/E3)、45.5km(M)

鹿屋市の郷原拓男市長、JBCF加地邦彦理事長、地元チームCIEL BLEU KANOYAで記念撮影

■Jプロツアー(JPT)

2026年のJプロツアーが、鹿児島県で開催された「鹿屋・肝付ロードレース」で開幕した。

鹿児島県の東側、大隅半島の中央部にある鹿屋市と肝付町にまたがる鹿児島県立大隅広域公園をスタート・フィニッシュ地点とする1周6.5kmの公道周回コースは、下りと平坦の前半部分とアップダウンのある後半部分の構成。

高低差は控えめで長い登りが無く、逃げが決まりづらいため集団でのスプリント勝負になることが多い。

Jプロツアーのレースは23周149.5km。地元チームのCIEL BLEU KANOYAを先頭に、14チーム77名がパレードスタートした。

CIEL BLEU KANOYAを先頭にパレードスタート

リアルスタートが切られて2周目に入ると、孫崎大樹、中村圭佑(以上ヴィクトワール広島)、山本元喜、橋川丈(以上KINAN Racing Team)、馬場慶三郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)ら5名が先行。しかし各チームが反応したため差が広がらず、4周目までに吸収される。

2周目に先行した5名の集団

その後は先行が容認されない時間が続いていたが、8周目に入ると山本元喜、佐藤宇志(TeamCyclersSNEL)、能登滉太(備後しまなみeNShare)ら3名が抜け出し、後続に1分以上の差をつける。

後続集団はVelolien松山が牽引。10周を終えてレース後半に差し掛かるとヴィクトワール広島も牽引に加わって先行する3名との差を徐々に詰め、最大で1分20秒以上まで開いた差は16周目に35秒、19周目に24秒差まで縮める。

レース中盤に形成された山本元喜(KINAN Racing Team)ら3名の先頭集団

縮小したタイム差を見て、先行する3名から山本が飛び出して単独先行を開始。残り2周となる22周目に入ると、中村圭佑、ルーク・バーンズ(以上ヴィクトワール広島)、渡辺一気(京都産業大学)ら5名が後続集団から抜け出して山本を追う。

レース終盤、山本元喜を追う5名の集団

最終周回に入ると後続集団もペースアップして追走する中村ら5名を吸収。さらに山本との差を縮め、残り2kmを前に山本を吸収して集団はひとつに。コース終盤のアップダウン区間でアタック合戦が始まるものの決定打は出ず、勝負はフィニッシュに続く残り200mの登りスプリント勝負へ。

残り2km、登り区間で最後のアタック合戦が始まる
残り150m、草場啓吾(KINAN Racing Team)が先頭でスプリントに入る

登り口に先頭で入ったのは草場啓吾(KINAN Racing Team)。岡本勝哉(HPCJC BRIDGETON-ANCHOR)、孫崎大樹(ヴィクトワール広島)、大河内将泰(CIEL BLEU KANOYA)らが追いすがるも、草場が完全に抜け出して先頭を譲らずフィニッシュ。

2021年に南魚沼ロードレースを制して以来約5年半ぶりにJプロツアー優勝を決めた。

約5年半ぶりにJプロツアー優勝を決めた草場啓吾(KINAN Racing Team)

結果  JPT 149.5km

1位 草場 啓吾(KINAN Racing Team) 3時間26分25秒

2位 岡本 勝哉(HPCJC BRIDGETON-ANCHOR) +0秒

3位 孫崎 大樹(ヴィクトワール広島) +0秒

4位 大河内 将泰(CIEL BLEU KANOYA) +0秒

5位 渡辺 一気(京都産業大学) +0秒

6位 小森 継心(備後しまなみeNShare) +1秒

Jプロツアーリーダー 草場 啓吾(KINAN Racing Team)

U23リーダー 渡辺 一気(京都産業大学)

 

敢闘賞 山本元喜(KINAN Racing Team)

鹿児島賞 大河内 将泰(CIEL BLEU KANOYA)

表彰式 左から2位岡本勝哉、優勝 草場啓吾、3位孫崎大樹

プロリーダージャージの草場啓吾(KINAN Racing Team、右)と、ネクストリーダージャージの渡辺一気(京都産業大学)

レース後半を逃げ続けた山本元喜(KINAN Racing Team)が敢闘賞を獲得

鹿児島賞は大河内将泰(CIEL BLEU KANOYA) プレゼンターは鹿屋市市民生活部長の川越太様

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

7周45.5kmで行われたJフェミニンツアーのレースは4名が出走。林優希(なるしまフレンドレーシングチーム)が単独先行する場面もあったものの、4名はバラけることなく最終周回へ。

F 4名が出走した女子のJフェミニンツアー
F 最終周回、登り区間で林優希(なるしまフレンドレーシングチーム)がアタック

最後は樫部結香(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM)を僅差のスプリント勝負で下した林が優勝した。

F 林 優希(なるしまフレンドレーシングチーム)と樫部 結香(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM)のスプリント勝負
F 林 優希(なるしまフレンドレーシングチーム)が僅差で優勝

結果 JFT 45.5km

1位 林 優希(なるしまフレンドレーシングチーム) 1時間20分1秒

2位 樫部 結香(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM) +0秒

3位 黒川 真理子(AutoBahnGotemba) +0秒

4位 仲村 陽子(フィッツ) +4秒

 

Jフェミニンツアーリーダー 林 優希(なるしまフレンドレーシングチーム)

 

鹿児島賞 林 優希(なるしまフレンドレーシングチーム)

 

■Jエリートツアー(JET)

E1カテゴリーは13周84.5kmのレースに56名が出走。レース後半、井上悠喜(松山学院高等学校)が単独先行。霜出祐輝(TRYCLE.ing)と田山昇吾(湾岸サイクリング・ユナイテッド)が40秒差で追走し、1分16秒差で後続集団が続く展開で終盤を迎える。

E1 昨年のチームランキング首位 MiNERVA-asahiを先頭にパレードスタート
E1 レース終盤、井上悠喜(松山学院高等学校)が単独先行
E1 レース終盤、霜出祐輝(TRYCLE.ing)と田山昇吾(湾岸サイクリング・ユナイテッド)が先行する井上悠喜(松山学院高等学校)を追走

残り2周、後続集団から島野翔汰(HKD KOHIDO)が抜け出して追走集団に合流。さらに先行する井上を追い、最終周回残り1kmを前に追いつく。

E1 残り1km目前、島野翔太(HKD KOHIDO)が井上悠喜(松山学院高等学校)に追いつく
E1 レース終盤、後続集団もペースを上げる

最後は2人でのスプリント勝負となるも、井上が島野を下して優勝。アジア選手権ロードレース3位の力を見せた。

E1 井上悠喜(松山学院高等学校)が島野翔太(HKD KOHIDO)をスプリントで下して優勝

結果 E1 84.5km

1位 井上 悠喜(松山学院高等学校) 1時間58分47秒

2位 島野 翔汰(HKD KOHIDO) +3秒

3位 田山 昇吾(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +21秒

4位 霜出 祐輝(TRYCLE.ing) +35秒

5位 望月 綾人(CR3W愛媛) +59秒

6位 田中 亮祐(NT-W) +59秒

 

Jエリートツアーリーダー 井上 悠喜(松山学院高等学校)

U23リーダー 松木海斗(明星大学自転車競技部)

U19リーダー 井上 悠喜(松山学院高等学校)

 

鹿児島賞 伊澤将也(CIEL BLEU KANOYA)

 

■Jマスターズツアー(JMT)

7周km45.5kmのレースに12名が出走したJマスターズツアーのレースは、終盤に単独先行した小林崇(オッティモ)が残り2kmを前に後続に吸収され、スプリント勝負を佐藤俊雄(MiNERVA-asahi)が制して優勝した。

M 12名が出走したJマスターズツアー
M 序盤から積極的に動いたのは中村将也(MiNERVA-asahi)

M 終盤、単独先行した小林崇(オッティモ)

M 最終周回残り2kmで集団はひとつにまとまる
M スプリントを制した佐藤俊雄(MiNERVA-asahi)が優勝

 

JMT 結果 45.5km

1位 佐藤 俊雄(MiNERVA-asahi) 1時間9分47秒

2位 岡口 広樹(チームGINRIN熊本) +0秒

3位 井上 健志(チームGINRIN熊本) +0秒

4位 幕田 亮(COWGUMMA) +3秒

5位 小林 崇(オッティモ) +3秒

6位 中村 将也(MiNERVA-asahi) +3秒

 

Jマスターズツアーリーダー 佐藤 俊雄(MiNERVA-asahi)

 

鹿児島賞 岡口 広樹(チームGINRIN熊本)

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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