石川クリテリウム レポート

2021.7.11

第1回JBCF石川クリテリウム
日付:2021年7月10日
開催地・コース:福島県石川郡石川町 モトガッコ周辺特設コース(1周:1.8km)
距離:32.4km(JPT)、23.4km(E1)、18km(ジュニア)

■Jプロツアー(JPT)

Jプロツアー第9戦は、今年初めて開催される「石川クリテリウム 」。Jプロツアーでも有数のハードコースで知られる「石川サイクルロードレース」が開催される福島県石川町内に、クリテリウムのコースを新たに設定して行われた。

会場は、石川町の文教福祉複合施設「モトガッコ」前に流れる川に沿って周回する1.8kmのコース。アップダウンは無いものの、道幅の狭い区間にあるクランク状のコーナーが集団を長く引き伸ばす。フィニッシュまで残り100m地点が最終コーナーだが、そこからさらに数十m前にも直角コーナーがあるため、ここの通過順で勝者が決まる。

18周32.4kmのレースは、前日までの梅雨の雨続きがうそのように晴れた青空の下スタート。アタックが繰り返される中、プロリーダージャージのホセ・ビセンテ・トリビオ擁するマトリックスパワータグが序盤から集団を掌握する。

石川町の文教福祉複合施設「モトガッコ」前をスタート

クランク状のコーナーを一列で抜けていく集団

7周目、兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が単独で飛び出すも、マトリックスパワータグがコントロールする集団が数秒差を維持して追従し、9周目に吸収する。

11周目、今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)と入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)の2名が飛び出し、メイン集団に10秒ほどの差をつける。メイン集団のコントロールは愛三工業レーシングチームも加勢し、残り2周で今村と入部を吸収。集団はひとつとなて最後のスプリント勝負へ向かう。

レース中盤、兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が飛び出すも、メイン集団は手の届く距離を維持していく

レース中盤から終盤にかけて逃げ続けた今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)と入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)

残り100mの最終コーナーを先頭で抜けたのは吉田隼人(マトリックスパワータグ)。そのままフィニッシュまで走り抜け、2017年の「まえばしクリテリウム 」以来となるJプロツアー優勝を決めた。2位にはトリビオが入り、マトリックスパワータグがワン・ツーフィニッシュを達成した。

吉田隼人(マトリックスパワータグ)が石川クリテリウム を制する

表彰式 プレゼンターは石川町観光物産協会の野本和義会長

結果  JPT(32.4km)

1位 吉田隼人(マトリックスパワータグ) 44分52秒
2位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +0秒
3位 横山航太(シマノレーシング) +0秒
4位 入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム) +0秒
5位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) +0秒
6位 大町健斗(eNShare レーシングチーム) +0秒

Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)


■Jエリートツアー(JET)

E1クラスタのレースは13周23.4km。スタート直後からアタックが繰り返されるも、決定的な逃げは決まらず、集団の人数を減らしながら周回を重ねていく。 最後は20名弱の集団でのスプリント勝負となり、福田圭晃(Team BFY Racing)が高岡亮寛(Roppongi Express)と雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド)のベテラン勢を抑えて優勝した。

スタート直後に飛び出した福田圭晃(Team BFY Racing)

1列棒状になって追走するメイン集団

夏の花がレースを見守る

レース終盤、Avenir Yamanashi Yamanakakoが集団先頭に立つ

最終周回へ

福田圭晃(Team BFY Racing)が優勝

表彰式 プレゼンターは石川町観光物産協会の野本和義会長

結果 E1クラスタ 23.4km

1位 福田圭晃(Team BFY Racing) 34分4秒
2位 高岡亮寛(Roppongi Express) +0秒
3位 雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +0秒
4位 石橋利晃(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +1秒
5位 池川辰哉(VC VELOCE) +1秒
6位 沢野 大地(作新学院大学) +1秒

Jエリートツアーリーダー 松木健治(VC VELOCE)
スプリントリーダー(クリテリウムランキング首位) 塚本 隼(ZERO BIKE FACTORY)


■ジュニア男子

地元の学法石川高校がオープン参加して行われたジュニアのレースは、10周18kmで行われた。

スタート直後からアタックと吸収が繰り返され、終盤までに十数名が残る。残り3周、渡部仁(学法石川高校 ・オープン参加)が単独で抜け出す。これをきっかけに学法石川高校の2名を含む4名が抜け出し、後続に数秒差をつけて最終周回に入っていく。最後はこの4名での勝負となり、藤本元貴(LINKVISION GIRASOLE CYCLING)が優勝した。

スタートラインに揃ったジュニアの選手達

スタート直後からアタックと吸収が繰り返されていく

藤本元貴(LINKVISION GIRASOLE CYCLING)が集団先頭

渡部仁(学法石川高校 ・オープン参加)が先頭で残り2周へ

学法石川高校の2名を含む4名が先行して最終周回へ

藤本元貴(LINKVISION GIRASOLE CYCLING)が優勝

表彰式 プレゼンターは石川町観光物産協会の野本和義会長

結果 ジュニア 18km

1位 藤本元貴(LINKVISION GIRASOLE CYCLING) 26分56秒
2位 岩田聖矢(Avenir Yamanashi Yamanakako) +0秒
3位 菅野蒼羅(学法石川高校 ※オープン参加) +0秒
4位 渡部 仁(学法石川高校 ※オープン参加) +2秒
5位 林 伶音(横浜高校自転車競技部) +4秒
6位 鈴木紳之助(佼成学園高等学校 ※オープン参加) +5秒

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟