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大会レポート「2025 山陽建設 広島三原ロードレース」

2025.07.07
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2025年Jプロツアー第8戦

JBCF 2025山陽建設 広島三原ロードレース

日付 2025年7月5日

開催地・コース 広島県中央森林公園サイクリングコース(1周12.3km)

距離:123km(JPT)、98.4km(E1)、49.2km(E2/E3)、49.2km(Y1)

スタートセレモニー ホームチームのヴィクトワール広島と、三原市の岡田吉弘市長、山陽建設株式会社の深山隆一代表取締役社長、ヴィクトワール広島の中山卓士GMが揃って記念撮影

■Jプロツアー(JPT)

Jプロツアー第8戦は、2022年以来3年ぶりのJプロツアー開催となる広島県中央森林公園での「山陽建設 広島三原ロードレース」。

1994年広島アジア大会でのロードレースに使用され、近年では全日本選手権の舞台にもなった1周12.3kmのサイクリングコースは、カーブと細かなアップダウンが連続する前半と、通称「三段坂」と呼ばれる長い登りを含む後半で構成される。パワーだけでなく集中力も要求される国内有数のハードコースだ。

Jプロツアーのレースは13周15.9kmで行われる予定だったが、気温が30℃を超える暑さが予想されたため、10周123kmに短縮して行われた。

ヴィクトワール広島を先頭にスタート

スタート直後から先行した孫崎大樹(ヴィクトワール広島)、沢田時(宇都宮ブリッツェン)、今村駿介(Wanty-NIPPO-ReUZ、オープン参加)ら3名が集団に吸収されたのち、5周目に入ると風間翔眞(シマノレーシング)、永井健太(ヴィクトワール広島)、武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)、宇賀隆貴(KINAN Racing Team)の4名が新たに先行する。この時点で30名ほどになっていた後続のメイン集団との差は1分40秒まで開く。

5周目から先行した4名
ホームチームの永井健太(ヴィクトワール広島)が先頭集団で健闘

残り3周となる8周目に入ると、メイン集団は追走の動きが活発になって先頭集団との差が縮み始める。残り2周に入る直前、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)を含む4名の追走集団が先頭集団に合流し、さらに金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)を含む追走集団が合流。13名の先頭集団に再構成された。後続は集団と呼べるまとまりは無くなり、勝負は13名に絞られた。

残り3周、先行する4名の後方に追走集団が迫る
最終周回、勝負は13名に絞られた
残り5km、最後のアタック合戦が始まる

最終周回に入り、「三段坂」でアタックした金子が単独先行。

残り3km、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が単独先行

岡が追うも差は一気に広がり、フィニッシュまで逃げ切り。6月の石川ロードレースに続く2連勝で金子がランキング首位に立ち、昨年以来となるプロリーダージャージに袖を通した。

金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が2連勝
ヴィクトワール広島のベンジャミン・ダイボールは3位

 

結果  JPT 123km

1位 金子 宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) 2時間59分0秒

2位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +14秒

3位 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島) +15秒

4位 沢田 時(宇都宮ブリッツェン) +32秒

5位 高梨 万里王(レバンテフジ静岡) +33秒

6位 内田 宇海(弱虫ペダルサイクリングチーム) +34秒

 

周回賞

1回目 久保田悠介(ヴィクトワール広島)

2回目 永井健太(ヴィクトワール広島)

3回目 武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)

 

敢闘賞 該当者なし

広島県民賞 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)

 

Jプロツアーリーダー 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)

U23リーダー 渡辺一気(京都産業大学)

表彰式
上位3名によるシャンパンファイト
周回賞「広島トヨタ賞」は久保田悠介(ヴィクトワール広島)
周回賞「広島八谷建設賞」は永井健太(ヴィクトワール広島)
中間スプリント賞「山陽建設賞」は武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)
広島県民賞の孫崎大樹(ヴィクトワール広島)には、広島県産の米「あきろまん」30kgが贈られた
プロリーダージャージは金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が獲得。

■Jエリートツアー(JET)

8周98.4kmで行われたE1カテゴリーのレースは、3周目に向川尚樹、本多晴飛(以上VC FUKUOKA)、大前翔(Roppongi Express)、布田直也(MiNERVA-asahi)ら4名が先行し、後続集団に1分差をつけて逃げ続ける。

E1 VC FUKUOKAを先頭に朝一のスタートラインに揃ったE1カテゴリーの選手達
E1 序盤から先行した4名
E1 後続の集団を井上和郎(バルバサイクルレーシングチーム)が牽引するも差は縮まらず

6周目に向川が遅れて3名となるも後続との差は縮まらないまま、残り2周となる7周目へ。ここで大前がアタックして単独先行を開始。残り1周を逃げ切って今シーズン3勝目をマークした。

E1 最終周回、独走する大前翔(Roppongi Express)
E1 大前翔(Roppongi Express)が今シーズン3勝目

結果 E1 98.4km

1位 大前 翔(Roppongi Express) 2時間29分20秒

2位 本多 晴飛(VC FUKUOKA) +34秒

3位 横塚 浩平(VC FUKUOKA) +45秒

4位 阿部 源(VC FUKUOKA) +1分

5位 松木 健治(VC VELOCE) +1分1秒

6位 奥田 和人(VC FUKUOKA) +1分8秒

 

Jエリートツアーリーダー 大前 翔(Roppongi Express)

U19リーダー 新藤大翔(EQADS)

E1 表彰式 プレゼンターはヴィクトワール広島のアビガール
E1 エリートリーダージャージは大前翔(Roppongi Express)

■弱虫ペダルPresentsJユースツアー(Y1)

4周49.2kmで行われたY1カテゴリーは6名が出走。日下部惺(TeamZenko)、杉山蒼介(LEVANTE HOPE)らが序盤からペースを上げ、終盤までに4名に絞られる。

Y1 序盤は6名が揃って周回
Y1 日下部 惺(TeamZenko、写真中央)が序盤のペースをつくる
Y1 後半、4名に絞られた

最後はホームストレートでのスプリント勝負となり、池田 遙都(セルカリオレーシング)が優勝した。

Y1 残り3km、登り区間で日下部 惺(TeamZenko)が仕掛ける
Y1 池田 遙都(セルカリオレーシング)がスプリント勝負を制して優勝

Y1 結果 49.2km

1位 池田 遙都(セルカリオレーシング) 1時間24分25秒

2位 日下部 惺(TeamZenko) +2秒

3位 前嶋 一吹(LeapHamamatsuCyclingTeam) +7秒

4位 杉山 蒼介(LEVANTE HOPE) +23秒

 

Jユースツアーリーダー 茂木陽向(Team一匹狼)

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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