2025年JBCFトラックシリーズ第1戦
JBCF第59回西日本トラック
日付 2025年6月29日
開催地・コース 京都府向日市 京都向日町競輪場(周長400m)
種目
男子:スクラッチ(10km)、スプリント、マスターズ3kmインディヴィデュアル・パーシュート、4kmインディヴィデュアル・パーシュート、ケイリン、オムニアム、4kmチーム・パーシュート、チームスプリント、1kmタイムトライアル、マスターズ500mタイムトライアル
女子:チーム・スプリント、1kmタイムトライアル、500mタイムトライアル、ケイリン

2025年JBCFトラックシリーズの第1戦「第59回西日本トラック」が京都向日町競輪場にて開催。
猛暑の中、男子10種目、女子4種目が行われた。
また、向日町競輪場は走路の老朽化などから8月より再整備による工事期間に差し掛かるため、現状の施設で開催される最後のJBCF主催大会となった。
<スクラッチ>
男子スクラッチは10kmで行われた。序盤から動いた島口絢伍(mkw)、岩井和也(岩井商会レーシング)、西尾啓臣(大阪明治国際医療大学)が+1ラップに成功し、3名での優勝争いが濃厚になる。
さらに中盤以降、島口が単独で先行すると、そのままトップでフィニッシュして優勝した。


男子スクラッチ 結果(10km)
1位 島口絢伍(mkw) 13分09秒81
2位 岩井和也(岩井商会レーシング)
3位 西尾啓臣(大阪明治国際医療大学)

<男子スプリント>
予選の200mフライングタイムトライアルは林大翔( 岩井商会レーシング)と吉田有希(岩井商会レーシング)の2人が10秒台をマーク。
その林と吉田は共に順当に勝ち上がり、決勝で対決。両者1勝づつ勝ち星をつけると、3回目の対決を林が勝利し、優勝を決めた。

スプリント 結果(タイムは予選時)
1位 林大翔(岩井商会レーシング) 10秒800
2位 吉田有希(岩井商会レーシング) 10秒948
3位 尾澤瑶成(明治国際医療大学) 11秒099

<インディヴィデュアル・パーシュート>
男子3kmインディヴィデュアル・パーシュートはジュニア・マスターズが同時出走となった。
ジュニアは渡邉奏太(SSPC-アスリート 熊本)が4分41秒371で1位、マスターズは新井秀人(CWASPアタリマエダ)が3分54秒473で1位となった。
続く男子4kmインディヴィデュアルパーシュートでは二階堂尚志(VC VELOCE)が4分56秒395で優勝している。



男子ジュニアユース3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 渡邉奏太(SSPC-アスリート 熊本)4分41秒371
男子マスターズ3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 新井秀人(CWASPアタリマエダ)3分54秒473
男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 二階堂尚志(VC VELOCE)4分56秒395
2位 島口絢伍(mkw) 5分00秒522
3位 西尾啓臣(大阪明治国際医療大学)5分21秒055



<ケイリン>
男子ケイリンは2組の予選を勝ち上がった6名により決勝が行われた。最後はハンドルの投げ合いになる僅差の勝負を尾澤瑶成(明治国際医療大学)が耐えて優勝した。
女子ケイリンは3名出走のため決勝のみで行われ、松井寧々(Team ZERO UNO FRONTIER)が優勝した。



男子ケイリン 結果
1位 尾澤瑶成(明治国際医療大学) 11秒351
2位 鎌田響 (mkw)
3位 今井章雄 イマイ アキオ(NEBcycling)
女子ケイリン 結果
1位 松井寧々(Team ZERO UNO FRONTIER) 13秒737
2位 鈴木章代(Bicicletta di MARU)
3位 中村友紀子(京浜ピストクラブ)


<男子オムニアム>
スクラッチ、テンポレース、エリミネイション、ポイントレースの4種目の合計ポイントを争うオムニアムは、シマノレーシングのメンバーが積極的に動く。
スクラッチでは天野壮悠(シマノレーシング)が集団から抜け出して先着。
テンポレースでも天野と石原悠希(シマノレーシング)がポイントを重ね、天野が1位。
エリミネイションでは最後、石原が月見里櫂 (佼成学園高校)とのスプリントに勝利して1位。
3種目全てを上位で終えた天野が暫定1位、その6点差を石原が追った。
最後のポイントレースも、天野と石原の2名が主導。序盤からラップポイント獲得に動いた天野が最終的には3ラップに成功し、計210ポイントを獲得。
2位の石原に33ポイント差をつけた。3位は同じくシマノレーシングの冨尾 大地が入り、シマノレーシングが上位3名を占める結果となった。




オムニアム 結果
1位 天野壮悠(シマノレーシング) 210pt
2位 石原悠希(シマノレーシング) 177pt
3位 冨尾大地(シマノレーシング) 158pt

<チーム・パーシュート>
男子チーム・パーシュートは シマノレーシングが出走。3名出走で4分35秒016を記録した。

男子チーム・パーシュート 結果
1位 シマノレーシング 4分35秒016

<チーム・スプリント>
400m×3で行われた男子チームスプリントには4チームが出場。岩井商会レーシングが1分24秒922で優勝した。
400m×2で行われた女子には2チームが出場。こちらも岩井商会レーシングが1分01秒723で優勝している。





男子チーム・スプリント結果
1位 岩井商会レーシング(吉田・窓場・小谷)1分24秒922
2位 SSPC-アスリート 熊本( 福島・河口・大崎)1分27秒711
3位 NEBcycling(嶋田・岡村・今井) 1分31秒149
女子チーム・スプリント結果
1位 岩井商会レーシング(増田・吉田)1分01秒723
2位 Bicicletta di MARU(清水・鈴木)1分07秒777


<1km、500mタイムトライアル>
15名が参加した男子1kmタイムトライアルは、林大翔(岩井商会レーシング)が 1分07秒391と唯一の7秒台を出して優勝。
初開催の女子1kmタイムトライアルは2名での出走となった。鈴木章代( Bicicletta di MARU)が1分21秒650で優勝し、大会初記録となった。
男子マスターズ 500m タイムトライアルへは3名が出走。堀浩之(バルバレーシングクラブカナザワ)が37秒358で1位に。女子500mタイムトライアルでは吉田知子(岩井商会レーシング )が37秒448で1位となった。




男子1kmタイムトライアル 結果
1位 林大翔(岩井商会レーシング) 1分4秒426
2位 岡村郁弥(NEBcycling)1分8秒147
3位 姫野正志(Team ZERO UNO FRONTIER) 1分8秒929
女子1kmタイムトライアル 結果
1位 鈴木章代( Bicicletta di MARU) 1分21秒650
2位 松井寧々(Team ZERO UNO FRONTIER)1分22秒411
男子マスターズ500kmタイムトライアル 結果
1位 堀浩之(バルバレーシングクラブカナザワ)37秒358
2位 今村有亨 (PRT KOSEKI金生堂)37秒554
3位 井上登士哉(VC VELOCE) 42秒007
女子500kmタイムトライアル 結果
吉田知子(岩井商会レーシング )37秒448




文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟