2025年Jクリテリウムツアー第3戦
JBCF第4回石川クリテリウム
日付 2025年6月7日
開催地・コース 福島県石川町 モトガッコ周辺特設コース(1周1.8km)
距離:予選14.4km/決勝45km(JCT)、27km(U19/U17)

クリテリウムリーダージャージを着る日野泰静(Velolien松山)を先頭に決勝スタートラインに50名が揃った


■Jクリテリウムツアー(JCT)
3月の宇都宮清原クリテリウム以来となるJクリテリウムツアーの第3戦は、2年ぶりの開催となる福島県石川町での石川クリテリウム。
今年は文教福祉複合施設「モトガッコ」前を通る1周1.8kmの公道周回コースはそのままに、スタート/フィニッシュ地点を石川町立石川小学校前に変更し、従来と逆回りでレースが行われた。

2組に分けて行われた予選を勝ち上がった50名による決勝は25周45kmのレース。リアルスタート直後からシマノレーシングやチームブリヂストンサイクリングが中心となってペースを上げ、コーナーが連続する区間や道幅の変化により集団が長く引き伸ばされる。

3周目、バックストレート側を走行中の集団内で落車が発生。10名ほどが巻き込まれてコースが塞がれる状況になったため、4周目に入ったところでレースが一時止められる。
およそ10分後、残り21周時点から再スタート。

再びシマノレーシングとチームブリヂストンサイクリングが中心となってペースを上げていき、レース後半までに集団の人数は30名程まで絞られる。終盤に差しかかると出場した8名全員を残したシマノレーシングがレースを主導。風間翔眞が2周に渡って単独先行し、他チームにプレッシャーをかける。


しかし残り7周に入ったところで再度落車が発生し、再度レースが止められる。およそ15分後、交通規制終了時刻が迫っているため、残り5周からレースが再開された。この時点で先頭集団に残ったのは18名。その1/3にあたる6名を残すシマノレーシングがレースを優位に進める。

最後のスプリント勝負はチームブリヂストンサイクリングが先手を打つも、シマノレーシングの中井唯晶がまくり切って先着。開幕戦の志布志クリテリウム以来となる2勝目を挙げ、クリテリウムリーダージャージを奪回した。


結果 JCT 45km
1位 中井 唯晶(シマノレーシング) 1時間25分21秒
2位 孫崎 大樹(ヴィクトワール 広島) +0秒
3位 山本 哲央(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
4位 石原 悠希(シマノレーシング) +0秒
5位 永井 健太(ヴィクトワール広島) +0秒
6位 岡本 勝哉(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
Jクリテリウムツアーリーダー 中井 唯晶(シマノレーシング)


■U19(ジュニア)/U17(ユース)
特別戦として行われたU19/U17のレースは15周27km。終始ハイペースで周回が進み、集団の人数が絞られていく展開。

後半に入ると先行を試みる動きも見られたが長続きせず、10名ほどの集団でのスプリント勝負に持ち込まれた。

最後はU19リーダージャージを着る住田悠人(AVENTURA VICTORIA RACING)が先着し、優勝を決めた。

結果 U19/U17 27km
1位 住田 悠人(AVENTURA VICTORIA RACING) 39分27秒
2位 山崎 多真(MiNERVA-asahi) +0秒
3位 谷平 拓哉(保土ヶ谷高等学校自転車競技部) +0秒
4位 佐野 凌麻(岐阜第一高校) +0秒
5位 小林 柊友(岐阜第一高校) +0秒
6位 西澤 崇介(保土ヶ谷高等学校自転車競技部) +1秒
U19リーダー 住田 悠人(AVENTURA VICTORIA RACING)
U17リーダー 鷹取 礼(AVENTURA VICTORIA RACING)



文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟