広島森林公園ロードレース Day-1 レポート

2020.9.27

Jプロツアー第10戦
広島森林公園ロードレース Day-1

日付 2020年9月26日(土)
開催地・コース 広島県三原市 広島県中央森林公園サイクリングコース(1周:12.3km 右回り)
距離:147.6km(JPT)、86.1km(F)、123km(E1)、86.1km(E2・E3)

■Jプロツアー(JPT)
レオネル・キンテロがJプロツアー初優勝

レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)がJプロツアー初優勝
レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)がJプロツアー初優勝

1ヶ月ぶりの開催となるJプロツアー第10戦は、広島県中央森林公園サイクリングコースでのロードレース。前戦の「西日本ロードクラシック広島大会」に続き同会場での開催となったが、8月末の猛暑の中でのレースから一転、過ごしやすい秋晴れの下でのレースとなった。

雲多めながらも青空の下スタートラインに揃ったJプロツアーの選手達
雲多めながらも青空の下スタートラインに揃ったJプロツアーの選手達

 

この大会から、レース出場を見合わせていたシマノレーシングが出場。今年初めてJプロツアー全18チームが揃うことになった。また、昨年マトリックスパワータグ躍進の原動力となったフランシスコ・マンセボがスペインから再来日を果たし、14日間の隔離期間を経てJプロツアーに出走した。

12周147.6kmのレースは、小森亮平(マトリックスパワータグ)のファーストアタックで始まる。これに風間翔眞(シマノレーシング )、門田祐介(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)が合流して3名の先頭集団が形成される。メイン集団は宇都宮ブリッツェンと那須ブラーゼンがコントロールし、1分以内の差を維持して周回を重ねていく。

この日が誕生日の小森亮平(マトリックスパワータグ)が1周目から先行
この日が誕生日の小森亮平(マトリックスパワータグ)が1周目から先行

 

5周目に入ると、TEAM BRIDGESTONE Cyclingがメイン集団のコントロールに加わって先頭集団との差を40秒から30秒に縮め、6周目に先頭集団を吸収する。その後、新城雄大(KINAN Cycling Team)、阿曽圭佑(eNShare Racing Team)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、畑中勇介(TeamUKYO)の4名が先行するも、マトリックスパワータグがメイン集団を牽引して8周目までに吸収し、再びレースを振り出しに戻す。さらに、フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が強烈な集団牽引を見せ、集団を一気に20名以下まで絞り込む。

レース終盤、フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)のペースアップで一気に集団が絞られる
レース終盤、フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)のペースアップで一気に集団が絞られる

 

残り2周となる11周目、レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)と増田成幸(宇都宮ブリッツェン)の2人が先行。後続との差を30秒から40秒に広げて最終周回に入る。そして、残り3km付近の下り区間で増田が加速し、前に出て差を広げるが、キンテロも踏ん張りを見せる。

最終周回残り3km付近で、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)がレオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)を振り切りにかかる
最終周回残り3km付近で、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)がレオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)を振り切りにかかる

 

残り300mのホームストレートに先頭で現れたのはキンテロ。スプリント勝負を諦めた増田を後方に、Jプロツアー初優勝のガッツポーズを決めた。3位にはマンセボが入り、マトリックスパワータグの今シーズン初優勝を1-3フィニッシュで飾った。

この結果、個人総合順位は増田が首位となり、8月の第4戦宇都宮クリテリウム 以来となるプロリーダージャージを着用した。

結果  JPT 147.6km

1位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ ) 3時間43分11秒
2位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +5秒
3位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ ) +28秒
4位 トマ・ルバ(KINAN Cycling Team) +32秒
5位 大前 翔(愛三工業レーシングチーム) +41秒
6位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +42秒

敢闘賞 門田祐介(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)

中間スプリントポイント
2周回完了時 小森亮平(マトリックスパワータグ )※DNFのためポイント対象外
4周回完了時 門田祐介(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)
6周回完了時 大前 翔(愛三工業レーシングチーム)

プロツアーリーダー 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

Fクラスタ 樫木祥子(株式会社オーエンス)が今季3勝目を挙げる
Fクラスタ 樫木祥子(株式会社オーエンス)が今季3勝目を挙げる

 

女子のJフェミニンツアーは7周86.1km。1周目から樫木祥子(株式会社オーエンス)、渡部春雅(駒沢大学高等学校)、大堀博美(MOPS)らがペースアップをはかり、4周目までに先頭集団は6名に絞られる。さらに5周目に入ると、リーダージャージを着る唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が遅れ、先頭集団は4名となって最終周回に入る。

残り4km付近の登り区間で樫木がアタックすると誰もついて行けず、そのままフィニッシュまで独走して優勝し、今シーズン3勝目。2位には高校生の垣田真穂(松山城南高等学校自転車競技部)が入った。

結果 JFT 86.1km

1位 樫木祥子(株式会社オーエンス) 2時間29分53秒
2位 垣田真穂(松山城南高等学校自転車競技部) +6秒
3位 大堀博美(MOPS) +18秒

フェミニンリーダー  唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)

 

■Jエリートツアー(JET)

E1クラスタ 最終周回を独走で逃げ切った大町健斗(Team Eurasia-iRC TIRE)が優勝
E1クラスタ 最終周回を独走で逃げ切った大町健斗(Team Eurasia-iRC TIRE)が優勝

 

10周123kmで行われたJエリートツアーE1クラスタのレースは、序盤からアタックと吸収が繰り返され、人数が絞られていく展開。レース終盤の残り2周、5名の先頭集団に後続集団が追いついた直後、大町健斗(Team Eurasia-iRC TIRE)が単独で飛び出す。大町は最終周回を独走で逃げ切り、2位以下に1分近い大差をつけて優勝した。

結果 E1クラスタ 123km

1位 大町健斗( Team Eurasia-iRC TIRE ) 3時間16分18秒
2位 西本健三郎(東京都立八王子桑志高等学校自転車部) +49秒
3位 池田渓人(VC福岡(エリート)) +1分26秒
4位 東 優仁(VC福岡(エリート) +1分30秒
5位 小林 亮(ALL OUT reric) +1分31秒
6位 檜室建斗(VC福岡(エリート)) +1分31秒

エリートツアーリーダー 東 優仁(VC福岡(エリート))


文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟