2023年JBCFトラックシリーズ第2戦
第54回JBCF東日本トラック
日付 2023年7月29日・30日
開催地・コース 長野県松本市 松本市美鈴湖自転車競技場(周長333.33m)
種目(7月29日)
男子スプリント、男子スクラッチ、3kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子ユース・ジュニア/男子マスターズ/女子)、男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート、男子ポイントレース、男子エリミネーション、
種目(7月30日)
男女ケイリン、500mタイムトライアル(女子/女子マスターズ/男子マスターズ)、男子1kmタイムトライアル、女子スクラッチ、男女チームスプリント、男子4kmチームパーシュート、男子オムニアム
7月29日・30日の2日間、松本市美鈴湖自転車競技場で「第54回東日本トラック」が開催された。男女あわせて20種目が行われ、男子4kmインディヴィデュアルパーシュートと男子4kmチームパーシュートで実業団新記録が誕生した。
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■男子スプリント
1ヶ月後にインカレを控えた大学生が多数出場したこともあり、200mフライングタイムトライアルの予選通過タイムは10秒663とハイレベルになった。
予選トップタイムは、実業団記録を上回る10秒068をマークした水澤秀哉(BMレーシングZUNOW、オープン参加のため、参考記録)。
その水野を1/4決勝で下した野中龍之介(明治大学、オープン参加)と、三神遼矢(日本大学、オープン参加)が決勝で対戦。僅差の勝負となったものの三神が2本連取で野中を下した。
3-4位決定戦は伊藤京介(日本大学、オープン参加)が膝の不調により欠場したため、中野大詞(群馬グリフィンレーシングチーム)が3位となり、優勝を決めた。
男子スプリント 結果(オープン参加除く)
1位 中野大詞(群馬グリフィンレーシングチーム)
2位 伊藤 信(岩井商会レーシング)
3位 徳田 匠(岩井商会レーシング)
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■インディヴィデュアルパーシュート
男子ユース3kmは松村拓弥(群馬グリフィンエリート)、男子ジュニア3kmは北川魁之介(Bellmare Elite Team)、男子マスターズ3kmは野口直也(ARAKAWA Pista stile)が、それぞれ優勝した。
女子3kmは成海綾香(CIEL BLEU KANOYA)が、唯一4分を切るタイムで優勝。
男子4kmは実業団記録を上回る争いとなり、4分27秒123の新記録をマークした伊澤将也(CIEL BLEU KANOYA)が優勝した。
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男子ユース3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 松村拓弥(群馬グリフィンエリート) 3分43秒441
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男子ジュニア3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 北川魁之介(Bellmare Elite Team) 3分47秒894
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男子マスターズ3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 野口直也(ARAKAWA Pista stile) 3分46秒982
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女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 成海綾香(CIEL BLEU KANOYA) 3分54秒713
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男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 伊澤将也(CIEL BLEU KANOYA) 4分27秒123(実業団新記録・大会新記録)
2位 伊藤 恭(群馬グリフィンレーシングチーム) 4分28秒382(実業団新記録・大会新記録)
3位 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) 4分28秒395(実業団新記録・大会新記録)
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■男子エリミネーション
9名が出走した男子エリミネーションは、清水稜太郎(明治国際医療大学)がエリミネート(除外)されて風間竜太(アヴニールサイクリング山梨)、伊澤将也(CIEL BLEU KANOYA)の勝負となり、風間が優勝した。
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男子エリミネーション 結果
1位 風間竜太(アヴニールサイクリング山梨) 3分21秒19
2位 伊澤将也(CIEL BLEU KANOYA)
3位 清水稜太郎(明治国際医療大学)
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■男子ポイントレース
序盤から佐藤健(愛三工業レーシングチーム)、冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA)、神村泰輝(アヴニールサイクリング山梨)、片岡遼真(明治大学、オープン参加)の4名がレースをリードし、他の選手を次々と周回遅れにしていく。終盤は佐藤と冨尾の争いとなり、冨尾が1位通過を連取して佐藤に3ポイント差まで迫る。しかしポイントが倍になるフィニッシュで1位となった佐藤が突き放し、優勝を決めた。
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男子ポイントレース 結果(30km)
1位 佐藤 健(愛三工業レーシングチーム) 54p
2位 冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA) 45p
OPN 片岡遼真(明治大学 ※オープン) 16p
3位 神村泰輝(アヴニールサイクリング山梨) 12p
※表彰対象はオープン参加を除く上位3名
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■スクラッチ
10kmで行われた男子スクラッチは、終盤独走に持ち込んだ釜田佳典(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝した。
8kmで行われた女子は、成海綾香(CIEL BLEU KANOYA)が独走して集団をラップして勝負を決めた。
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男子スクラッチ 結果(10km)
1位 釜田佳典(群馬グリフィンレーシングチーム) 12分42秒81
2位 風間竜太(アヴニールサイクリング山梨)
3位 橘田和樹(The CAMP*US)
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女子スクラッチ 結果(8km)
1位 成海綾香(CIEL BLEU KANOYA) 11分51秒80
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■500mタイムトライアル、1kmタイムトライアル
女子マスターズ500mタイムトライアルは小沼美由紀(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)、女子500mタイムトライアルは、36秒台をマークした山本さくら(CIEL BLEU KANOYA)が、それぞれ優勝した。男子マスターズ500mタイムトライアルは、唯一35秒台を出した奥津憲(チクロネロ)が優勝した。
男子1kmタイムトライアルは、1分3秒655のトップタイムを出した邊見竜馬(日本大学 、オープン参加)を筆頭にオープン参加の大学生が上位を占めた。その中で全体の3位となった原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)が優勝した。
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女子マスターズ500mタイムトライアル 結果
1位 小沼美由紀(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 39秒641
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女子500mタイムトライアル 結果
1位 山本さくら(CIEL BLEU KANOYA) 36秒460
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男子マスターズ500mタイムトライアル 結果
1位 奥津 憲(チクロネロ) 35秒630
2位 古本清文(Capricornis cramerpro) 36秒339
3位 武田秀明(ARAKAWA Pista stile) 36秒699
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男子1kmタイムトライアル 結果
OPN 邊見竜馬(日本大学 ※オープン) 1分3秒655
OPN 櫻井仁志(日本大学 ※オープン) 1分4秒291
1位 原田裕成(CIEL BLEU KANOYA) 1分4秒615
2位 堀江省吾(MISUZUKO TEST TEAM) 1分5秒196
3位 中野大詞(群馬グリフィンレーシングチーム) 1分5秒457
※表彰対象はオープン参加を除く上位3名
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■男子チーム・パーシュート
チーム・パシュートは6チームが出走。CIEL BLEU KANOYAが実業団新記録となる4分13秒414をマークして優勝した。同じ組で出走した群馬グリフィンレーシングチームは、2022年の全日本個人タイムトライアルチャンピオン金子宗平が先頭固定で牽引。金子が離脱した後半にペースを崩すも、大会記録を上回る4分17秒台で2位となった。
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男子チーム・パーシュート 結果
1位 CIEL BLEU KANOYA(古谷田貴斗、伊澤将也、原田裕成、冨尾大地) 4分13秒414(実業団新記録、大会新記録)
2位 群馬グリフィンレーシングチーム(伊藤恭、釜田佳典、伊藤大地、金子宗平) 4分17秒309(大会新記録)
3位 AutoBahnGotemba(菅原聡、長尾拓人、海老島卓弥、奥澤優也) 4分35秒071
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■チーム・スプリント
女子は富山県自転車競技連盟が優勝。男子はアヴニールサイクリング山梨が1分2秒台の好記録で優勝した。
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女子チームスプリント 結果(333×2)
1位 富山県自転車競技連盟(石中葵、下条未悠) 48秒217
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男子チームスプリント 結果(333×3)
1位 アヴニールサイクリング山梨(依田翔太、名取蒼平、中島詩音) 1分2秒546
2位 スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ(渡辺悠志、石丸虎之輔、今泉澄) 1分8秒068
3位 明治国際医療大学(橋本歩久玄、小幡優陽、樋口源) 1分9秒020
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■ケイリン
予選から勝ち上がった6名で決勝が行われた男子は、最終周回に入る直前から先行した櫻井仁志(日本大学、オープン参加)が逃げ切って1位。2位の青木光琉(新潟食料農業大学自転車競技部)が優勝となった。
女子は石中葵(富山県自転車競技連盟)が2位以下を引き離して優勝を決めた。
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男子ケイリン結果
OPN 櫻井仁志(日本大学 ※オープン)
1位 青木光琉(新潟食料農業大学自転車競技部)
2位 菅谷怜央(明治国際医療大学)
3位 名取蒼平(アヴニールサイクリング山梨)
※表彰対象はオープン参加を除く上位3名
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女子ケイリン 結果
1位 石中 葵(富山県自転車競技連盟)
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■男子オムニアム
4種目の総合成績で争うオムニアムは24名が出走。スクラッチ、テンポレースを終えて伊藤恭(群馬グリフィンレーシングチーム)がポイントリーダーとなるも、エリミネーションでは最初にエリミネート(除外)されてしまい、代わって佐藤健(愛三工業レーシングチーム)がポイントリーダーとなる。最終種目のポイントレースでは、20ポイント以上の差をつけられていた伊藤と古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA)が猛追し、後半には伊藤が1位通過を連取して2位に浮上する。しかしエリミネーションで開いたポイント差は埋めきれず、佐藤が逃げ切って優勝した。
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男子オムニアム 結果
1位 佐藤 健(愛三工業レーシングチーム) 126p
2位 伊藤 恭(群馬グリフィンレーシングチーム) 119p
3位 古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA) 112p
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文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟