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大会レポート「群馬CSCロード6月大会Day1」

2023.06.13
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2023年Jプロツアー第8戦

JBCF群馬CSCロードレース 6月大会 DAY1

日付 2023年6月10日

開催地・コース 群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコース(6km/周)

距離:120km(JPT)、48km(F)、78km(E1)、54km(E2)、42km(E3)、48km(M)

 

■Jプロツアー(JPT)

シマノレーシングを先頭にスタート

第9戦は、4月に行われた東日本ロードクラシック以来、約1ヶ月半ぶりの群馬サイクルスポーツセンターでのレース。距離は、今年初の正周りで20周120kmとなる。

2週間後に全日本選手権を控えていることもあってか、少なめの58名でスタートしたレースは序盤から動きを見せる。

スタート直後のアタック合戦で集団が長く伸びる

数名の飛び出しをきっかけに4周目までに13名の先頭集団が形成され、後続との差を徐々に広げていく。

13名の先頭集団

メンバーは、ホセ・ビセンテ・トリビオ、安原大喜、小林海(以上マトリックスパワータグ)内田宇海(弱虫ペダルサイクリングチーム)、入部正太朗、横山航太、中井唯晶、石原悠希(以上シマノレーシング)、河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)、冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA)、Aria Kiani(稲城FIETS クラスアクト)、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)、米谷隆志(Bellmare Racing Team)。

フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)らが追走集団を形成する場面もあったが、以降先頭集団に合流する動きは生まれず、レース中盤には2分20秒まで差が開く。

序盤に形成された13名の先頭集団は最後まで逃げ切り

終盤に入ると、先頭集団では金子の飛び出しをきっかけに小林、内田、横山、中井ら5名が先行。

残り3周、先頭集団から5名が飛び出す

残り3周となる18周目、登り区間で金子がアタックして他の4名を振り切り、独走で19周目に入る。

金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が独走で残り2周へ入っていく

金子はそのままフィニッシュまで逃げ切って優勝。2022年のかすみがうらタイムトライアル以来となるJプロツアー2勝目、ロードレースでは初勝利を挙げた。

2周12kmを逃げ切った金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝
表彰式
中間スプリント賞は金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム、左)と、安原大貴(マトリックスパワータグ) プレゼンターは群馬サイクルスポーツセンターの坂木様

結果  JPT 120km

1位 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) 2時間51分8秒

2位 中井唯晶(シマノレーシング) +35秒

3位 小林 海(マトリックスパワータグ) +35秒

4位 内田宇海(弱虫ペダルサイクリングチーム) +38秒

5位 横山航太(シマノレーシング) +2分10秒

6位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +2分10秒

 

中間スプリント賞

1回目 安原大貴(マトリックスパワータグ)

2回目 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)

敢闘賞 該当なし

 

Jプロツアーリーダー 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)

U23リーダー 岡本勝哉(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

 

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

 

8周48kmで行われた女子のJフェミニンツアーは10名が出走。

Fカテゴリースタート

東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)がペースを上げるなどして、レース中盤までに集団は6名に絞られる。

Fカテゴリー 杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)がペースを上げる
Fカテゴリー 終盤に入っても6名の集団は崩れず

最終周回残り2kmを切ったところで成海綾香(CIEL BLEU KANOYA)がバイクトラブルで遅れ、5名でのスプリント勝負を杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)が制して優勝。フェミニンリーダージャージは成海が奪回した。

Fカテゴリー 杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)が優勝
Fカテゴリー 杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)が優勝
Fカテゴリー中間スプリント賞 杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)

JFT 結果 48km

1位 杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)1時間27分51秒

2位 廣瀬博子(サイタマサイクルプロジェクト) +0秒

3位 高橋由佳(バルバレーシングクラブ エチゼン) +0秒

中間スプリント賞 杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)

Fカテゴリー フェミニンリーダージャージは成海綾香(CIEL BLEU KANOYA)

Jフェミニンツアーリーダー 成海綾香(CIEL BLEU KANOYA)

 

 

■Jエリートツアー(JET/E1)

E1 スタート

13周78kmで行われたE1クラスタは、アタックと吸収を繰り返しながらも大きな集団のまま周回を重ねる。

E1 大きな集団のまま周回を重ねる

 

E1 レース終盤、松本一成(Cyclers SNEL)ら3名が先行するも決定打にならず

残り2周となる12周目、タイサム・ジョン(MIVRO)が抜け出して単独先行。最終周回に入ると松本一成(Cyclers SNEL)が追走して合流。

E1 タイサム ジョン(MIVRO)が先行、松本一成(Cyclers SNEL)が追う

最後の登り区間で松本がタイサムを振り切り、フィニッシュまで逃げ切って優勝した。

E1 松本一成(Cyclers SNEL)が優勝
E1 表彰式 プレゼンターは群馬サイクルスポーツセンターの坂木様

 

JET/E1 結果 78km

1位 松本一成(Cyclers SNEL) 1時間57分30秒

2位 タイサム・ジョン(MIVRO) +2秒

3位 寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム) +6秒

4位 楠本颯太(松山学院高等学校 自転車競技部) +6秒

5位 高岡亮寛(Roppongi Express) +7秒

6位 三木颯一郎(松山学院高等学校 自転車競技部) +7秒

 

中間スプリント賞 生天目直樹(PHANTOM 湘南)

 

Jエリートツアーリーダー 南 和人(OUTDOORLIFE Racing)

U19リーダー 佐藤愛祈(ハヤサカサイクルレーシングチーム)

 

■Jマスターズツアー(JMT)

M スタート

8周48kmで行われたJマスターズツアーは、レース中盤に飛び出した佐久間毅(湾岸サイクリング・ユナイテッド)が独走。

M レース中盤から単独先行した佐久間毅(湾岸サイクリング・ユナイテッド)
M メイン集団は人数を減らしながら追走

最終周回には追走が迫ったものの、フィニッシュまで逃げ切って優勝した。

M 佐久間毅(湾岸サイクリング・ユナイテッド)が逃げ切って優勝

 

M 表彰式 プレゼンターは群馬サイクルスポーツセンターの坂木様

JMT 結果 48km

1位 佐久間毅(湾岸サイクリング・ユナイテッド)

2位 ヨノツ・サンドゥ(LT United Cycling Team)

3位 三船雅彦(masahikomifune.com CyclingTeam)

4位 中村将也(MiNERVA-asahi)

5位 山本 敦(SBC Vertex Racing Team)

6位 石塚将人(湾岸サイクリング・ユナイテッド)

M マスターズリーダージャージはヨノツ・サンドゥ(LT United Cycling Team)

Jマスターズリーダー ヨノツ・サンドゥ(LT United Cycling Team)

 

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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