2023年Jプロツアー第9戦
JBCF群馬CSCロードレース 6月大会 DAY2
日付 2023年6月10日
開催地・コース 群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコース(6km/周)
距離:90km(JPT・キャンセル)、48km(F)、84km(E1)、60km(E2)、42km(E3)、66km(Y1)、30km(Y2)
■Jプロツアー(JPT)
Jプロツアー第10戦となる群馬CSCロードレース6月大会DAY2は、18周108kmのレースが予定されていた。しかしスタート後に濃霧による視界不良のため、安全を考慮してレースキャンセル(=中止)とされた。
この日は朝から雨が降り続き、天候の悪化が予想されたため、レース距離は当初予定から1周減の17周102kmに変更された。
スタート後に雨は弱まり、6周目にはシマノレーシング5名を含む7名の先頭集団が形成され、メイン集団との差は30秒まで開いた。
10周目に入り、先行する7名とメイン集団との差が1分以上まで開いた頃から、コース全域で霧が濃くなり始める。
視界が悪化し始めたことから、レース距離をさらに2周減らして15周に変更された。その後急速に視界が悪化したことから、13周目に入ったところでレースキャンセルが決定された。
Jプロツアーリーダー 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)
U23リーダー 岡本勝哉(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
■Jフェミニンツアー(JFT)
10周60kmのレースが予定されていた女子のJフェミニンツアーのレースは、悪天候が予想されたため2周減の8周48kmで行われた。
スタート直後、Krisztina Anna BARANYAIが単独先行したが3周目に集団が吸収。6周目に入ると羽根岡佑衣(VC AVANZARE)がアタックして単独で先行する。羽根岡はそのままフィニッシュまで逃げきり、2位以下に1分30秒差をつけて優勝した。
結果 JFT 48km
1位 羽根岡佑衣(VC AVANZARE) 1時間33分37秒
2位 髙橋由佳(バルバレーシングクラブ エチゼン) +1分30秒
3位 唐見実世子(MiNERVA-asahi) +2分50秒
中間スプリント賞 羽根岡佑衣(VC AVANZARE)
Jフェミニンリーダー 成海綾香(CIEL BLEU KANOYA)
■Jエリートツアー(JET/E1)
14周84kmで行われたE1クラスタのレースは、アタックと吸収を繰り返しながら進行。
終盤、馬場慶三郎(EQADS)が単独先行して最終周回に入るも、徐々に後続との差が縮まりながら残り2kmを過ぎる。最後の登りで寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム)が追いつき、2名先行で残り500mを過ぎる。
しかし直後に迫ったメイン集団がホームストレートで馬場と寺崎を吸収。
そのまま集団でのスプリント勝負となり、松本一成(Cyclers SNEL)が優勝。前日のDAY1に続き2連勝とした。
Jエリートツアーリーダーは、このレースで4位となった高岡亮寛(Roppongi Express)が首位となった。
結果 E1クラスタ 84km
1位 松本一成(Cyclers SNEL) 2時間8分10秒
2位 鉄山智弘(MiNERVA-asahi) +0秒
3位 竹田天飛(保土ケ谷高校自転車競技部) +0秒
4位 高岡亮寛(Roppongi Express) +0秒
5位 阿蘇来夢(作新学院大学) +0秒
6位 天春雄也(MAX SPEED 97) +0秒
中間スプリント賞 佐野千尋(イナーメ信濃山形-EFT)
Jエリートツアーリーダー 高岡亮寛(Roppongi Express)
U19リーダー 佐藤愛祈(ハヤサカサイクルレーシングチーム)
■弱虫ペダルPresents Jユースツアー(JYT)
U17対象のY1クラスタは11周66kmのレース。リアルスタート直後からアタックが繰り返されて集団の人数が絞られていく。
残り2周、登り区間で田島綾人(東京農業大学第三高等学校)がアタックを繰り返すも決定打とならず、スプリント勝負を制した新井優貴(埼玉ユース自転車競技部)が優勝した。
Y1 結果 66km
1位 新井優貴(埼玉ユース自転車競技部) 1時間55分14秒
2位 大橋拓真(Vite Jambe) +0秒
3位 野村慧晴(AVENTURA VICTORIA RACING) +0秒
4位 松村拓弥(群馬グリフィンエリート) +1秒
5位 本井大裕(ブラウ・ブリッツェン) +1秒
6位 新藤大翔(埼玉ユース自転車競技部) +7秒
中間スプリント賞 田島綾人(東京農業大学第三高等学校)
Y1リーダー 平山雷斗(中部大学第一高等学校)
U15対象のY2クラスタは5周30kmのレース。
4周目完了時に設定された中間スプリント賞への動きをきっかけに、Y2リーダージャージを着る飯干智章(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM)と稲葉恵人(Team BFY Racing)、井上湧心(Team BFY Racing)の3名が先行。最後は飯干と稲葉のスプリント勝負となり、飯干が僅差で先着して優勝した。
Y2 結果 30km
1位 飯干智章(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM) 53分33秒
2位 稲葉恵人(Team BFY Racing) +0秒
3位 井上湧心(Team BFY Racing) +12秒
4位 根本煌生(AVENTURA VICTORIA RACING) +14秒
5位 小林咲斗(群馬グリフィンエリート) +16秒
6位 柬理日楠詩(Team FITTE) +51秒
中間スプリント賞 柬理日楠詩(Team FITTE)
Y2リーダー 飯干智章(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟