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古殿ロードレース 大会レポート

2022.07.19
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第1回 JBCF 古殿ロードレース
日 付 2022年7月18日
開催地 福島県古殿町 越代のサクラ周回コース(1周:12.2km)
距 離 109.8km(JPT)、36.6km(JFT)、85.4km(E1)、36km(E2/E3)、73.2km(U19)、36.6km(Y)

■Jプロツアー(JPT)

完走10名未満のサバイバルレース トマ・ルバと山本大喜でKINAN Racing Team1-2フィニッシュ

スタート
樹齢400年を超えると言われる「越代のサクラ」前をスタート

Jプロツアー福島3連戦の最終日は、初開催の「古殿ロードレース」。東北新幹線の新白河駅から車で東に1時間ほどの距離に位置する古殿町が舞台となる。

JBCF初開催のレースは、古殿町の山間部を走るコース
初開催のレースは、古殿町の山間部を走るコース

樹齢400年を超えると言われる「越代のサクラ」前をスタート・フィニッシュとする1周12.2kmのコースは、つづら折れが続く長い下りと、およそ4km続く長い登りを含み、平坦部分がほとんど無いハードなコース。登坂力もさることながら、下りのテクニックも要求される。

集団の人数はレース中盤までに半数以下まで絞られた
集団の人数はレース中盤までに半数以下まで絞られた

9周109.8kmのレースは、スタート直後からアタックと吸収が何度か繰り返され、集団の人数は前半だけでおよそ半数まで絞られる。5周目に入ったところで一旦落ち着いた集団は登り区間に入ると再び活性化。この動きで集団は細切れになり、7名の集団が先行する。

5周目、降り出した雨の中、登り区間でトマ・ルバ(KINAN Racing Team)が動く
5周目、降り出した雨の中、登り区間でトマ・ルバ(KINAN Racing Team)が動く

6周目、先頭集団から小林海(マトリックスパワータグ)、トマ・ルバ、山本大喜(KINAN Racing Team)の3名が先行。7周目には後続との差は2分30秒以上まで開き、勝負は3名に絞られる。

レース終盤、勝負は小林海(マトリックスパワータグ)、トマ・ルバ(KINAN Racing Team)、山本大喜(KINAN Racing Team)の3名に絞られた
レース終盤、勝負は小林海(マトリックスパワータグ)、トマ・ルバ(KINAN Racing Team)、山本大喜(KINAN Racing Team)の3名に絞られた

残り2周となる8周目、コース前半の下りを利用して小林がアタック。しかしその後の登りでルバと山本大喜が追いつく。そして最終周回に入る直前、ルバがアタックして単独先行を開始。

最終周回、アタックするトマ・ルバ(KINAN Racing Team)
最終周回、アタックするトマ・ルバ(KINAN Racing Team)

30秒ほどの差で小林が追うものの、差を詰めきれない。ルバはそのまま最終周回を逃げ切り、2位に入った山本大喜とあわせてKINAN Racing Teamがワン・ツーフィニッシュで連勝を決めた。この結果、3連戦の総合順位でもルバが首位となった。

最終周回を逃げ切ったトマ・ルバ(KINAN Racing Team)がフィニッシュ
最終周回を逃げ切ったトマ・ルバ(KINAN Racing Team)がフィニッシュ

出走84名中、完走はわずか8名。集団が無くなるほどのサバイバルレースとなった。

 

表彰式 プレゼンターは古殿ロードレース実行委員会の窪木茂会長
表彰式 プレゼンターは古殿ロードレース実行委員会の窪木茂会長

 

福島3連戦の3日間総合順位表彰式
福島3連戦の3日間総合順位表彰式

 

プロリーダージャージの小林海(マトリックスパワータグ、写真左)と、ネクストリーダージャージは山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling、写真右)
プロリーダージャージの小林海(マトリックスパワータグ、写真左)と、ネクストリーダージャージは山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling、写真右)

 

結果  JPT 109.8km

1位 トマ・ルバ(KINAN Racing Team) 3時間14分48秒
2位 山本大喜(KINAN Racing Team) +1分29秒
3位 小林 海(マトリックスパワータグ) +1分35秒
4位 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) +6分14秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +6分22秒
6位 白川幸樹(CIEL BLEU KANOYA) +7分0秒

スプリント賞
1回目 該当者なし
2回目 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)

敢闘賞 佐藤光(稲城FIETS クラスアクト)

3日間個人総合順位
1位 トマ・ルバ(KINAN Racing Team) 6時間18分1秒
2位 山本大喜(KINAN Racing Team) 6時間16分18秒
3位 入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム) 6時間26分14秒

Jプロツアーリーダー 小林 海(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

F フェミニンリーダーの植竹海貴(Y’s Road)を先頭にスタート
F フェミニンリーダーの植竹海貴(Y’s Road)を先頭にスタート

女子のJフェミニンツアーは3周36.6kmのレース。1周目に早くも大堀博美(MOPS)と植竹海貴(Y’s Road)の2名に絞られる。最終周回の3周目に入った直後に植竹が遅れ、大堀が単独で先行。

F 3周目に入ったところで植竹海貴(Y’s Road)が遅れる
F 3周目に入ったところで植竹海貴(Y’s Road)が遅れる

大堀はそのままフィニッシュまで逃げ切り、今シーズン初優勝を決めた。

F 大堀博美(MOPS)が今季初優勝
F 大堀博美(MOPS)が今季初優勝

 

F 表彰式 プレゼンターは古殿ロードレース実行委員会・ロサンゼルス五輪代表の桑澤秋雄様
F 表彰式 プレゼンターは古殿ロードレース実行委員会・ロサンゼルス五輪代表の桑澤秋雄様

 

F フェミニンリーダージャージは植竹海貴(Y’s Road)
F フェミニンリーダージャージは植竹海貴(Y’s Road)

結果 JFT 36.6km

1位 大堀博美(MOPS) 1時間17分11秒
2位 植竹海貴(Y’s Road) +2分58秒
3位 阿部花梨(High Ambition) +5分44秒

※表彰対象はオープン参加を除く上位3名

Jフェミニンリーダー 植竹海貴(Y’s Road)

■Jエリートツアー(JET)

E1 スタート
E1 スタート

E1クラスタのレースは7周85.4km。レース中盤に6名の先頭集団が形成され、後続に大差をつけて先行する。

E1 レース中盤、6名の先頭集団が形成される
E1 レース中盤、6名の先頭集団が形成される

最終周回に入ると、先頭集団から寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム)と小林亮(soleil de lest)の2名が先行。最後はスプリントで寺崎が小林を下した。

E1 寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム)が優勝
E1 寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム)が優勝

3連戦の総合順位は、小林亮(soleil de lest)が首位となった。

E1 2位となった小林 亮(soleil de lest)は3連戦の総合優勝となった
E1 3連戦の総合首位は、本戦2位となった小林 亮(soleil de lest)

 

E1クラスタ 結果 85.4km

1位 寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム) 2時間42分3秒
2位 小林 亮(soleil de lest) +1秒
3位 松井健太(ALDINA) +33秒
4位 池田渓人(VC福岡エリート) +43秒
5位 中里 仁(Rapha Cycling Club) +54秒
6位 横矢 峻(BMレーシンク゛ZUNOW) +1分13秒

E1 3日間個人総合順位
1位 小林 亮(soleil de lest) 6時間4分13秒
2位 寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム) 6時間7分36秒
3位 布田直也(MiNERVA-asahi) 6時間8分45秒

Jエリートリーダー 小林 亮(soleil de lest)

 

■ジュニア(U19)

U19 スタート
U19 スタート

U19のレースは6周73.2km。3周目に関口拓真(深沢高等学校)と共に先行した町田朝陽(EQADS U19)が、4周目から単独で先行。追走する岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team)との差は1分30秒以上開いていたが、メカトラブルによりその差は一気に縮まる。

U19 レース中盤から単独先行した町田朝陽(EQADS U19)メカトラで重いギアを回す
U19 レース中盤から単独先行した町田朝陽(EQADS U19)メカトラで重いギアを回す

最終周回の6周目、岡崎が首位となって独走逃げ切りで優勝した。

U19 岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team)が逃げ切りで優勝
U19 岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team)が逃げ切りで優勝

 

U19 結果 73.2km

1位 岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team) 2時間24分33秒
2位 阿蘓来夢(クラブ二輪倶) +55秒
3位 佐久間一稀(バルバクラブ トヤマ) +56秒
4位 生天目隼人(PHANTOM 湘南) +1分7秒
5位 梅津飛羽(北海道帯広南商業高等学校) +1分7秒
6位 中山竜一(EQADS U19)+1分28秒

※表彰対象はオープン参加を除く上位6名

■弱虫ペダルPresents Jユースツアー

Y1 スタート
Y1 スタート

 

Y1 ユースリーダージャージを着る中尾涼介(VC AVANZARE)が先頭でペースアップ
Y1 ユースリーダージャージを着る中尾涼介(VC AVANZARE)が先頭でペースアップ

3周36.6kmで行われたY1クラスタのレースは、1周目から中尾涼介(VC AVANZARE)が単独先行。

Y1 1周目、中尾涼介(VC AVANZARE)が集団をバラバラにする加速を見せる
Y1 1周目、中尾涼介(VC AVANZARE)が集団をバラバラにする加速を見せる

そのままフィニッシュまで逃げ切って優勝した。

Y1 ほぼ全周回を独走した中尾涼介(VC AVANZARE)が優勝
Y1 ほぼ全周回を独走した中尾涼介(VC AVANZARE)が優勝

 

Y1 表彰式 プレセンターは古殿町体育協会の矢内光義会長
Y1 表彰式 プレセンターは古殿町体育協会の矢内光義会長

 

Y1 ユースリーダージャージは中尾涼介(VC AVANZARE)
Y1 ユースリーダージャージは中尾涼介(VC AVANZARE)

 

Y1クラスタ 結果 36.6km

1位 中尾涼介(VC AVANZARE) 1時間10分35秒
2位 髙橋駿斗(北海道帯広南商業高等学校) +2分
3位 竹田天飛(保土ケ谷高校自転車競技部) +2分36秒
4位 本井大裕(ブラウ・ブリッツェン) +2分37秒
5位 宮﨑拓史(保土ケ谷高校自転車競技部) +2分44秒
6位 村田 駿(Leap Hamamatsu Cycling Team) ++2分49秒

ユースリーダー 中尾涼介(VC AVANZARE)

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

 

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