第56回 JBCF 東日本ロードクラシック修善寺大会 DAY2
日付 2022年6月19日
開催地・コース 静岡県伊豆市 日本サイクルスポーツセンター5kmサーキット(1周:6km)
距離:110km(JPT)、40km(F)、50km(E1)、45km(E2)、35km(E3)、40km(Y1)、30km(Y2)
■Jプロツアー(JPT)第7戦
小林海がトマ・ルバとのマッチレースを制して連勝
東日本ロードクラシック2日目のDAY2は、日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキットを逆回りで22周する110kmのレース。DAY1の倍以上の距離となり、レースレーティングも1ランクアップのゴールドに指定される。
前日の雨中のレースから一転して晴れ空の下スタートしたレースは、序盤から12名の集団が先行する展開となる。メンバーは、ホセ・ビセンテ・トリビオ、小森亮平(以上マトリックスパワータグ)、渡邉歩(愛三工業レーシングチーム)、香山飛龍、入部正太朗(以上弱虫ペダルサイクリングチーム)、天野壮悠、湊諒(以上シマノレーシング)、冨尾大地、白川幸希、伊藤雅和(以上CIEL BLEU KANOYA)、松原颯祐(備後しまなみeNShare)、花田聖誠(KINAN Racing Team)。
後続集団との差は1分以上まで開く。一時40秒まで縮まる場面もあったものの、レース中盤からLEOMO Bellmare Racing Teamが後続集団のペースコントロールに入り、1分20秒前後の差を維持してレース後半に入っていく。
13周目、先頭集団と後続集団との差が1分以内となり、15周目には30秒以内まで縮まる。先頭集団では伊藤、冨尾、渡邉らが飛び出しを図るものの、ペースアップした後続集団から逃げきれず、16周目に吸収される。
17周目、花田の単独先行をきっかけに数名が先行。その中から、トマ・ルバ(KINAN Racing Team)と小林海(マトリックスパワータグ)の2名が飛び出して18周目に入っていく。レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)、天野壮悠(シマノレーシング)、草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)が追うものの差は1分以上まで開き、5周を残して勝負はルバと小林に絞られた。
最終周回残り2km付近からの登りに差し掛かると、小林がアタック。ルバとの差を一気に広げてフィニッシュを目指す。ルバはジリジリと差を詰めたが追いきれず、小林が逃げ切って連勝。今シーズン6勝目と同時に、マトリックスパワータグの開幕7連勝が決まった。
結果 JPT 110km
1位 小林 海(マトリックスパワータグ) 3時間2分41秒
2位 トマ・ルバ(キナンレーシングチーム) +4秒
3位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ) +2分51秒
4位 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) +2分55秒
5位 伊藤雅和(CIEL BLEU KANOYA) +2分55秒
6位 中井唯晶(シマノレーシング) +2分56秒
スプリント賞
1回目 該当者なし
2回目 入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)
敢闘賞 松原颯祐(備後しまなみeNShare)
Jプロツアーリーダー 小林 海(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
■Jフェミニンツアー(JFT)
8周40kmで行われた女子のJフェミニンツアーは、ツアーリーダーの植竹海貴(Y’s Road)が不在の中、若手選手が力を見せた。
レースが後半に入った5周目、5名に絞られた先頭集団で大堀博美(MOPS)がペースアップ。小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)、望月美和子(ORCA CYCLING TEAM)が追従し、3名で最終周回を迎える。勝負は残り200mからの登りスプリントに持ち込まれ、小林が他の2名を振り切ってフィニッシュ。Jフェミニンツアー初優勝を決めた。
結果 JFT 40km
1位 小林あか里(弱虫ペダル サイクリングチーム) 1時間16分49秒
2位 大堀博美(MOPS) +1秒
3位 望月美和子(ORCA CYCLING TEAM) +9秒
Jフェミニンリーダー 植竹海貴(Y’s Road)
■Jエリートツアー(JET)
E1クラスタのレースは10周50km。
5周目から先行した佐野千尋(イナーメ信濃山形-EFT)、兼松大和、河田恭司郎(以上Infinity Style)ら3名が残り2周で吸収され、石井雄悟(VC VELOCE)と福田晃司(日本体育大学)の2名が先行。
残り1周を逃げ切り、最後は石井が福田を振り切って優勝した。
結果 E1クラスタ 50km
1位 石井雄悟(VC VELOCE) 1時間23分55秒
2位 福田晃司(日本体育大学) +5秒
3位 橋本晴哉(TRYCLE.ing) +7秒
4位 寺崎武郎(バルバサイクルレーシンク゛チーム) +13秒
5位 小林 亮(soleil de lest) +14秒
6位 初川弘浩(ORCA CYCLING TEAM) +14秒
Jエリートリーダー 小林 亮(soleil de lest)
U19リーダー 山口凱生(SBC Vertex Racing Team)
■弱虫ペダルPresents Jユースツアー(JYT)
<Y1>
8周40kmで行われたY1クラスタのレースは、5周目にリーダージャージを着る中尾涼介(VC AVANZARE)と、安川尚吾(ORCA CYCLING TEAM)の2名が先行。
7周目からは中尾が単独先行してフィニッシュまで逃げ切り優勝した。
Y1 結果 40km
1位 中尾涼介(VC AVANZARE) 1時間13分20秒
2位 岩月諒太郎(湘南工科大学附属高等学校) +1分16秒
3位 室伏碧透(BRIDGE BIKE PRODUCTS) +1分17秒
4位 竹田天飛(保土ケ谷高校自転車競技部) +1分20秒
5位 柴田渓佑(ブラウ・ブリッツェン) +1分24秒
6位 安川尚吾(ORCA CYCLING TEAM) +1分32秒
Jユースツアーリーダー 中尾涼介(VC AVANZARE)
<Y2>
6周30kmで行われたY2クラスタ。
レース距離の半分以上を独走した澤野司(埼玉ユース自転車競技部)が優勝した。
Y2 結果 30km
1位 澤野 司(埼玉ユース自転車競技部) 57分18秒
2位 佐竹清亮(AVENTURA VICTORIA RACING) +1分49秒
3位 野村慧晴(AVENTURA VICTORIA RACING) +3分51秒
OP 三上将醐(アスリチューン・コラッジョ川西U-19 オープン) +6分43秒
4位 新井優貴(埼玉ユース自転車競技部) +7分41秒
※完走5名 表彰対象はオープン参加を除く上位4名
Y2リーダー 佐竹清亮(AVENTURA VICTORIA RACING)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟