一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟(略称:JBCF、理事長:片山右京)は、国内最高峰の「Jプロツアー」をはじめとする各ツアーについて、2020年をもって終了し、世界を見据え、地域に根ざした、プロカテゴリーも含めた統一的な自転車新リーグを2021年春に設立することが決定しましたので、お知らせします。
新リーグは、以下の大きく3つのカテゴリーに区分した上で互いに連携し、それぞれの地域で競技力の向上や自転車競技の普及と振興に取り組みます。
プロフェッショナルカテゴリー(現在のJプロツアーに相当)
1部リーグから3部リーグまでを「プロフェッショナルカテゴリー」と呼びます。
原則的にプロクラブが参加し、国内最高峰のレースを展開するカテゴリーです。
各クラブは本拠地(ホームタウン)と一体となったクラブづくりを行い、エキサイティングスポーツとしての魅力を発信していきます。
エリートカテゴリー(現在のJエリートツアー/Jフェミニンツアー/Jユースツアーに相当)
4部リーグから8部リーグまでを「エリートカテゴリー」と呼びます。
より高いレベルを目指す、競技志向のサイクリストが参加するカテゴリーです。
クラブではなく選手個人がそれぞれの成績に基づき昇降格します。
オープンカテゴリー(現在のJチャレンジツアーに相当)
昇降格なしのカテゴリーです。
普段競技として自転車に関わることが少ない、エンジョイサイクリストの皆様が楽しんで参加いただくカテゴリーです。
新リーグは、今の日本の自転車ロードレース界が抱える構造的課題を解決し、世界のトップレベルで活躍する選手を生み出す基盤作りを大きな方針としています。
また、こうした「世界トップレベルのリーグ」を目指す一方で、日本各地の地域活性化や健康増進、交通安全を推進し、「だれもが参加できる自転車リーグ」としての運営も行っていきます。
2021 年の新リーグ設立に向けて自転車ロードレースの魅力を高めていくために、今シーズンからさまざまな取り組みを推進していく予定です。
自転車ロードレースがさらに魅力的なものになるよう、努めてまいりますので、引き続きご期待、ご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。