J PROTOUR J CRETERIUMTOUR J ELITETOUR J FEMININTOUR J TOUTHTOUR J MASTERSTOUR

NEWS

ニュース/レポート

大会レポート「第3回鹿屋・肝付ロードレース」

2025.02.25
Facebook Twitter LINE

2025年Jプロツアー第1戦

かごしま国体開催記念 JBCF第3回鹿屋・肝付ロードレース

日付 2025年2月22日

開催地・コース 鹿児島県立大隅広域公園周辺特設コース(1周6.5km・右回り)

距離:149.5km(JPT)、45.5km(F)、84.5km(E1)、45.5km(E2/E3)、45.5km(M)

鹿屋・肝付ロードレースのホストチーム、CIEL BLEU KANOYAのチームプレゼンテーション

■Jプロツアー(JPT)

2025年Jプロツアーの開幕戦は、3回目の開催となる鹿屋・肝付ロードレース。鹿児島県東部、大隅半島中部に位置する鹿屋市と肝付町にまたがる1周6.5kmの公道コースを使用してレースが行われた。

大会のメイン会場となる鹿児島県立大隅広域公園をスタート/フィニッシュ地点とし、前半は下り基調、後半は登り基調となるコースを23周する149.5km。昨年よりも3周、距離にして約20km延長され、レースのグレードを表すレイティングは「シルバー」に指定される。

 

パレード走行ののちリアルスタートが切られると一気にペースが上がる。直前に行われたJエリートツアーのE1カテゴリーよりも1周あたり30秒前後速いペースで周回が進み、先行する集団が形成されにくい状態が続く。

序盤からペースが上がる

8周目に入ると6名の集団が先行する。メンバーは、石原悠希(シマノレーシング)、三浦一真(チームブリヂストンサイクリング)、織田聖(マトリックスパワータグ)、柴田雅之(ヴィクトワール広島)、橋川丈(愛三工業レーシングチーム)、宮崎泰史(KINAN Racing Team)。

その後、三浦が後方集団に戻り、残る5名が20秒から30秒差をつけて先行する。10周目に入ると後方集団とのタイム差が縮まり始め、11周目に吸収される。

8周目に先行した6名

その後集団が二つに割れ、25名前後の集団が先行。その中から、入部正太朗(シマノレーシング)、新城雄大(KINAN Racing Team)、森田吐夢(京都産業大学)の3名が新たに先頭集団を形成。17周目には後続との差を約50秒差まで広げる。

レース中盤、3名の先頭集団が50秒差をつける

追う集団はヴィクトワール広島が中心となって牽引し、18周目に孫崎大樹、中村圭佑(以上ヴィクトワール広島)、トマ・ルバ(KINAN Racing Team)、渡辺一気(京都産業大学)ら4名が先頭集団に合流。

19周目に森田が遅れる一方、20周目にはホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)と山田拓海(シマノレーシング)の2名が後方から合流し、先頭集団は8名に再構成される。

プロに混じって先頭集団で逃げ続けた森田吐夢(京都産業大学)

残り2周となる22周目、登り区間でトマ・ルバがアタックして先頭集団のメンバーに揺さぶりをかける。

最終周回に入るとコース中盤の平坦区間でルバが再度アタック。トリビオが追従し、2名が後続との差を広げていく。

最終周回、トマ・ルバ(KINAN Racing Team)とホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が先行

勝負はトリビオとルバに絞られ、最後はトリビオが先着。昨年3月の真岡芳賀ロードレース以来のJプロツアー勝利を挙げ、プロリーダージャージに袖を通した。大学生の渡辺が3位に入り、U23首位となってネクストリーダージャージを獲得した。

ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が優勝

 

結果  JPT 149.5km

1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) 3時間27分32秒

2位 トマ・ルバ(KINAN Racing Team) +1秒

3位 渡辺 一気(京都産業大学) +15秒

4位 新城 雄大(KINAN Racing Team) +17秒

5位 孫崎 大樹(ヴィクトワール広島) +17秒

6位 入部 正太朗(シマノレーシング) +19秒

 

Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)

U23リーダー 渡辺一気(京都産業大学)

 

敢闘賞 森田吐夢(京都産業大学)

鹿児島賞 冨尾大地(シマノレーシング)

鹿屋市長賞 ヴィクトワール広島

Jプロツアー表彰式 プレゼンターは鹿屋市市民生活部長の永山俊一様(写真右)と、肝付町林務水産商工課長の田中浩喜様
プロリーダージャージのホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)と、ネクストリーダージャージの渡辺一気(京都産業大学)

敢闘賞 森田吐夢(京都産業大学)プレゼンターは鹿屋市市民生活部長の永山俊一様(写真右)と、肝付町林務水産商工課長の田中浩喜様

鹿児島賞は冨尾大地(シマノレーシング)
鹿屋市長賞はヴィクトワール広島

■Jフェミニンツアー(JFT)

7周45.5kmで行われた女子のJフェミニンツアーは、序盤から阿部花梨(イナーメ信濃山形-F)と安達心晴(九州学院)らがペースアップさせ、レース半ばまでに6名まで絞られる。

F リアルスタートが切られてペースが上がる

最後はスプリント勝負となり、阿部、安達を抑えて林優希(なるしまフレンド)が先着して優勝。フェミニンリーダージャージを獲得した。

F 3名が横一線のスプリント勝負
F 林優希(なるしまフレンド)が優勝

結果 JFT 45.5km

1位 林 優希(なるしまフレンド) 1時間21分25秒

2位 阿部 花梨(イナーメ信濃山形-F) +0秒

3位 安達 心晴(九州学院) +0秒

 

Jフェミニンツアーリーダー 林 優希(なるしまフレンド)

鹿児島県賞 久木野 衣美(CIEL BLEU KANOYA)

 

■Jエリートツアー(JET)

13周84.5kmで行われたJエリートツアーのE1カテゴリーは、10周目に抜け出した奥山太郎(エキップ ホッカイドウ)と山本晴斗(VC FUKUOKA)の2名が逃げ切り、最終周回の残り2km付近で山本を振り切った奥山が優勝。

エリートリーダージャージを獲得した。

E1 55名が出走したE1カテゴリー
E1 レース終盤、奥山太郎(エキップ ホッカイドウ)と山本晴斗(VC FUKUOKA)が先行
E1 奥山太郎(エキップ ホッカイドウ)が優勝

結果 E1 84.5km

1位 奥山 太郎(エキップ ホッカイドウ) 2時間2分27秒

2位 田中 亮祐(VC FUKUOKA) +8秒

3位 鉄山 智弘(MiNERVA-asahi) +10秒

4位 小森 継心(明星大学自転車競技部) +10秒

5位 小林 毅瑠(MiNERVA-asahi) +10秒

6位 中村 悠太(ミルキーウェイ和歌山) +10秒

 

Jエリートツアーリーダー 奥山 太郎(エキップ ホッカイドウ)

U19リーダー 大竹優雅(なるしまフレンド)

 

鹿児島県賞 木村 純気(VC FUKUOKA)

 

■Jマスターズツアー(JMT)

7周45.5kmで行われたJマスターズツアーのレースは序盤からアタックと吸収が繰り返され、先行が長続きしない状態で周回が進む。

最後はスプリント勝負となり、井上健志(チームGINRIN熊本)が優勝。マスターズリーダージャージを獲得した。

M 序盤に3名が先行する場面があったが、長続きせず吸収される
M 集団は大きく崩れることなく周回を重ねる
M スプリント勝負を制した井上健志(チームGINRIN熊本)が優勝

JMT 結果 45.5km

1位 井上 健志(チームGINRIN熊本) 1時間11分30秒

2位 岡口 広樹(チームGINRIN熊本) +0秒

3位 遠藤 優(Roppongi Express) +0秒

4位 アラン・テイラー(VC FUKUOKA) +0秒

5位 深谷 侑司(MiNERVA-asahi) +2秒

6位 丸渕 聖悟(FAST LANE Racing) +2秒

 

Jマスターズツアー 井上 健志(チームGINRIN熊本)

鹿児島県賞 対象者なし

 

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

 

 

ニュース一覧

PARTNERS

パートナー

OFFICIAL PARTNER

CYCLE ACTIVE PROGRAM

JBCF ROAD SERIESとは JBCFについて 加盟・登録 お問い合わせ 大会を開催したい方へ 利用規約 プライバシーポリシー