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大会レポート「第55回全日本トラックチャンピオンシップ」

2024.08.28
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2024年JBCFトラックシリーズ第3戦 「第55回 JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ」

日付 2024年 8月24日、25日

開催地・コース 長野県松本市 美鈴湖自転車競技場(周長333.33m)

 

種目

1日目(8/24)

男子スクラッチ(10km)、インディヴィデュアル・パーシュート(女子マスターズ2km、女子3km、男子ユース3km、男子マスターズ3km、男子4km)、男子ポイントレース、男子スプリント、男子エリミネイション

 

2日目(8/25)

女子スクラッチ(4km)、タイムトライアル(男子1km、男子ジュニア1km、男子ユース1km、男子マスターズ500m、女子500m、女子マスターズ500m)、男子チームパーシュート、男女チームスプリント、男女ケイリン

 

 

<2024 JBCF トラック競技の各チャンピオンが決まる>、

2024年 JBCF トラックシリーズ第3戦の「第55回 JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ」が、5年ぶりに標高1,000mにある長野県松本市の美鈴湖自転車競技場で2日間にわたり開催された。

男子14種目、女子7種目が行われ、実業団新記録、大会新記録が続出する中、新たなチャンピオンが誕生した。 荒天の影響で一部競技日程の変更と種目の中止があった。

5年ぶりに全日本トラックチャンピオンシップの会場となった美鈴湖自転車競技場

大会1日目(8/24)

残暑厳しい中、午後の男子スプリント1/2決勝が終了した時点で雷鳴が聞こえ競技が中断になり、男子スプリント決勝、3-4位決定戦、男子エリミネイションが大会2日目に持ち越された。

 

■男子スクラッチ

距離10km出走17名で行われた男子スクラッチは、序盤より永橋湧斗(鹿児島県自転車競技連盟Open)、古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA)、鎌田響(mkw)、橘田和樹(The CAMP*US)、渡邉鈴 ( MISUZUKO TEST TEAM)らが先行、後続選手を次々とラップし5名に絞られた。

男子スクラッチ 5名の逃げが成立

最終周回に入ったところで渡邉が遅れ勝負は4名のスプリントとなり、永橋が古谷田を僅差で抑えた。 永橋はオープン参加のため古谷田が1位になった。

男子スクラッチ 僅差で永橋湧斗(鹿児島県自転車競技連盟Open)が古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA)を抑えた

・男子スクラッチ(10km) 結果

Open 永橋 湧斗(鹿児島県自転車競技連盟 Open) 12分39秒378 参考記録

1位 古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA)

2位 鎌田  響 (mkw)

3位 橘田 和樹(The CAMP*US)

※オープン参加は表彰対象外

男子スクラッチ 表彰式

■インデイヴィデュアル・パーシュート

女子マスターズ2kmは廣瀬博子(湾岸サイクリング・ユナイテッド)が2分48秒801をマークして優勝し、昨年に続いて2連覇を達成した。 女子3kmは単独出走の鈴木友里(イナーメ信濃山形-F)が5分00秒527をマークした。

女子マスターズ 2kmインデイヴィデュアル・パーシュート優勝した廣瀬 博子(湾岸サイクリング・ユナイテッド) 2分48秒801
女子3kmインデイヴィデュアル・パーシュート優勝した鈴木 友里(イナーメ信濃山形-F) 5分00秒527

男子ユース3kmは松村拓弥(群馬工業高等専門学校)が3分34秒713で実業団記録で、男子マスターズ3kmは野口直也(ARAKWA Pista stile)が、男子4kmでは伊澤将也(CIEL BLEU KANOYA)が4分26秒092の大会新記録を樹立して優勝。

男子ユース3kmインデイヴィデュアル・パーシュート優勝した松村 拓弥(群馬工業高等専門学校) 3分34秒713 実業団記録

男子マスターズ3kmインデイヴィデュアル・パーシュート優勝の野口 直也(ARAKWA Pista stile) 3分46秒760
男子4kmインデイヴィデュアル・パーシュート優勝の伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA) 4分26秒092 大会新記録

・女子マスターズ2kmインデイヴィデュアル・パーシュート 結果

1位 廣瀬 博子(湾岸サイクリング・ユナイテッド) 2分48秒801

2位 市村  愛 (ARAKWA Pista stile) 2分51秒921

3位 前島 律子(湾岸サイクリング・ユナイテッド) 3分00秒545

※表彰は1位のみ

 

・女子3kmインデイヴィデュアル・パーシュート 結果

1位 鈴木 友里(イナーメ信濃山形-F) 5分00秒527

 

・男子ユース3kmインデイヴィデュアル・パーシュート 結果

1位 松村 拓弥(群馬工業高等専門学校) 3分34秒713 実業団記録

2位 笹澤 大希(群馬グリフィンエリート) 4分25秒683

3位 鳥飼 泰斗(群馬グリフィンエリート) 4分41秒116

※表彰は1位のみ

 

・男子マスターズ3kmインデイヴィデュアル・パーシュート 結果

1位 野口 直也(ARAKWA Pista stile) 3分46秒760

2位 新井 秀人(CWASPアタリマエダ) 3分47秒277

3位 吉田 勝彦(湾岸サイクリング・ユナイテッド)3分57秒494

 

・男子4kmインデイヴィデュアル・パーシュート 結果

1位 伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA) 4分26秒092 大会新記録

2位 原田 裕成(CWASPアタリマエダ) 4分38秒163

3位 二階堂尚志(VC VELOCE) 4分51秒452

女子マスターズ 2kmインデイヴィデュアル・パーシュート 表彰式
女子3kmインデイヴィデュアル・パーシュート 表彰式
男子ユース3kmインデイヴィデュアル・パーシュート 表彰式
男子マスターズ3kmインデイヴィデュアル・パーシュート 表彰式
男子4kmインデイヴィデュアル・パーシュート 表彰式

■男子ポイントレース

当初30kmを予定していた男子ポイントレースは暑さと参加者6名のため20kmに短縮された。

序盤から永橋湧斗(鹿児島県自転車競技連盟 Open)、古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA)、橘田和樹(The CAMP*US)の3名が抜け出した。

男子ポイントレース 永橋 湧斗(鹿児島県自転車競技連盟 Open)、古谷田貴斗 (CIEL BLEU KANOYA)、橘田 和樹 (The CAMP*US)の3名に

後半になると永橋と古谷田の2名が先行して橘田が追走する展開。 積極的な走りをした永橋が12回あるポイント周回のうちゴール含めて7回を1位通過、54ポイントを獲得した。 2着の古谷田は46ポイント、3着の橘田は30ポイントを獲得し、残りの3名はDNFとなった。 永橋はオープン参加のため古谷田が1位になり、男子スクラッチの勝利と合わせ2冠を達成した。

男子ポイントレース 男子スクラッチ同様に永橋 湧斗(鹿児島県自転車競技連盟 Open)と古谷田貴斗 (CIEL BLEU KANOYA)の勝負となった

・男子ポイントレース 結果

Open 永橋 湧斗(鹿児島県自転車競技連盟Open) 54p

1位 古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA) 46p

2位 橘田 和樹(The CAMP*US) 30p

※オープン参加は表彰対象外

男子ポイントレース 表彰式

男子スプリント1/2決勝終了時に荒天(雷)となり競技が中断。 男子スプリント3-4位決定戦、決勝、男子エリミネーションは大会2日目に持ち越された。

 

大会2日目(8/25)

曇り空の下、男子スプリント3-4位決定戦から競技が始まった。 女子チームスプリントが終わった時点で激しい雷雨となり、男子チームスプリント、男子ケイリン、女子ケイリンが中止になった。

雷雨の美鈴湖自転車競技場 強者どもの夢のあと

■男子スプリント

前日に行われた予選200mFTTで、1位の村田祐樹(Capricornis cramerpro)が10秒057の実業団新記録、2位の福元啓太(CWASPアタリマエダ)は10秒393、3位の鴨下佳朋(天狗党 )は10秒521、4位の伊澤将也(CIEL BLEU KANOYA)は10秒540で、それぞれ大会記録を塗り替えた。

決勝は予選4位の伊澤と予選6位の吉川の勝負となり、伊澤が1、2回戦を連取して優勝した。 伊澤は男子4kmインデイヴィデュアル・パーシュートも勝利して2冠を達成した。 3-4位決定戦は予選2位の福元と予選1位の村田の対戦となり、村田が1、2回戦を連取し3位となった。

男子スプリント 決勝1回戦 伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA)と吉川 起也(Capricornis cramerpro)の勝負
決勝2回戦 伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA)が連取し優勝

・男子スプリント 結果 〈予選200mFTTのタイム)

1位 伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA) 10秒540 大会新記録

2位 吉川 起也(Capricornis cramerpro) 10秒690

3位 村田 祐樹(Capricornis cramerpro) 10秒057 実業団新記録

男子スプリント 表彰式

■男子エリミネイション

6名の出走で行われた男子エリミネイションは、渡辺悠志 (スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)がエリミネイトされ堀江省吾(MISUZUKO TEST TEAM)と斉藤翼(ARAKWA Pista stile)の勝負となり堀江が優勝した。

男子エリミネイション スタート
男子エリミネイション 堀江 省吾(MISUZUKO TEST TEAM)が先着し優勝

・男子エリミネイション 結果

1位 堀江 省吾(MISUZUKO TEST TEAM)

2位 斉藤  翼(ARAKWA Pista stile)

3位 渡辺 悠志(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)

男子エリミネイション表彰式

 

■女子スクラッチ

女子スクラッチ8kmは男子ポイントレースと同様、暑さと参加者3名のため4kmに短縮された。

五味田奈穂(Bicicletta di MARU)が残り2周回で渾身のアタック、2位以下に大差をつけて優勝した。

女子スクラッチ 五味田奈穂(Bicicletta di MARU)が最終周にアタック

 

・女子スクラッチ(4km) 結果

1位 五味田奈穂(Bicicletta di MARU) 5分42秒855

2位 中村 友紀子(京浜ピストクラブ)

3位 廣瀬 博子(湾岸サイクリング・ユナイテッド)

※表彰は1位のみ

女子スクラッチ 表彰式 優勝のポーズ 五味田奈穂(Bicicletta di MARU)

 

■タイムトライアル

男子1kmタイムトライアルは1位から4位までが実業団新記録、大会新記録となり村田祐樹(Capricornis cramerpro)が1分02秒282、ジュニア1kmはオープン参加の山本武蔵(鹿児島県自転車競技連盟)が1分05秒323、ユース1kmは2名の対戦で松村拓弥(群馬工業高等専門学校) がそれぞれ優勝した。 松村は男子ユース3kmインデイヴィデュアル・パーシュートの優勝と2冠を達成した。

男子1kmタイムトライアル優勝した村田 祐樹(Capricornis cramerpro) 1分02秒
男子ユース1kmタイムトライアル優勝 松村 拓弥(群馬工業高等専門学校) 1分09秒623

500mタイムトライアルの男子マスターズは、今年の全日本選手権マスターズ覇者の古本清文(Capricornis cramerpro)が35秒425をマークして優勝。

女子は石中葵(富山県自転車競技連盟)が唯一37秒台をマーク、女子マスターズは市村愛(ARAKWA Pista stile)がそれぞれ優勝した。

男子マスターズ500mタイムトライアル優勝 古本 清文(Capricornis cramerpro) 35秒425
女子500mタイムトライアル優勝 石中 葵(富山県自転車競技連盟) 37秒569
女子マスターズ500mタイムトライアル優勝 市村 愛(ARAKWA Pista stile) 44秒086

・男子1kmタイムトライアル 結果

1位 村田 祐樹(Capricornis cramerpro) 1分02秒282 実業団新記録

2位 志田愛希飛(Capricornis cramerpro) 1分03秒447 大会新記録

3位 堀江 省吾(MISUZUKO TEST TEAM) 1分04132 大会新記録

 

・男子ジュニア1kmタイムトライアル 結果

Open 山本 武蔵(鹿児島県自転車競技連盟 Open) 1分05秒323 参考記録

※オープン参加は表彰対象外

 

・男子ユース1kmタイムトライアル 結果

1位 松村 拓弥(群馬工業高等専門学校)1分09秒623

2位 笹澤 大希(群馬グリフィンエリート) 1分23秒832

※表彰は1位のみ

 

・男子マスターズ500mタイムトライアル 結果

1位 古本 清文(Capricornis cramerpro) 35秒425

2位 奥津  憲(CYCLO NERO) 36秒208

3位 土谷  学(湘南愛輪会) 36秒359

 

・女子500mタイムトライアル 結果

1位 石中 葵(富山県自転車競技連盟) 37秒569

2位 五味田 奈緒(Bicicletta di MARU) 38秒041

3位 鈴木 章代(Bicicletta di MARU) 39秒549

※表彰は1位のみ

 

・女子マスターズ500mタイムトライアル 結果

1位 市村 愛(ARAKWA Pista stile) 44秒086

2位 前島 律子(湾岸サイクリング・ユナイテッド) 45秒923

3位 山口 瑞穂(湾岸サイクリング・ユナイテッド) 47秒779

※表彰は1位のみ

男子1kmタイムトライアル 表彰式
男子ユース1kmタイムトライアル 表彰式
男子マスターズ500mタイムトライアル 表彰式
女子500mタイムトライアル 表彰式
女子マスターズ500mタイムトライアル 表彰式

 

■男子チームパーシュート

1チームのエントリーとなったMISUZUKO TEST TEAM(北澤、堀江、篠原、増田)が後半3名になるも4分32秒027をマークした。

男子4kmチームパーシュート1位 MISUZUKO TEST TEAM(北澤、堀江、篠原、増田) 4分32秒027
男子4kmチームパーシュート1位 MISUZUKO TEST TEAM(北澤、堀江、篠原、増田) 4分32秒027

・男子チームパーシュート 結果

1位 MISUZUKO TEST TEAM(北澤竜太郎、堀江 省吾、篠原 徹、増田 遼馬) 4分32秒027

男子4kmチームパーシュート 表彰式 MISUZUKO TEST TEAM(北澤、堀江、篠原、増田)

■チームスプリント

女子は333.33m×2で行われ、2チームでの対戦はBicicletta di MARU(五味田、鈴木)が2位の湾岸サイクリング・ユナイテッド(前島、山口)に9秒余り差をつけ49秒950のタイムで優勝した。

Bicicletta di MARUは2022年から3連覇を達成した。

女子チームスプリント優勝 3連覇を達成したBicicletta di MARU(五味田、鈴木)のスタート 49秒950
女子チームスプリント優勝 3連覇を達成したBicicletta di MARU(五味田、鈴木) 49秒950

・女子チームスプリント(333.33m×2) 結果

1位 Bicicletta di MARU(五味田奈穂、鈴木 章代) 49秒950

2位 湾岸サイクリング・ユナイテッド(前島 律子、山口 瑞穂) 59秒071

※表彰は1位のみ

女子チームスプリント 表彰式 Bicicletta di MARU(五味田、鈴木)3連覇達成ポーズ

・男子チームスプリント(333.33m×3)荒天のため中止。

 

■ケイリン

荒天のため男子ケイリンは1/2決勝まで、女子ケイリンは中止になった。

男子ケイリン 1/2決勝1組目 スタート
男子ケイリン 1/2決勝1組目 フィニッシュ
男子ケイリン 1/2決勝2組目 最終周へ
男子ケイリン 1/2決勝2組目 フィニッシュ

※この大会は競輪の補助を受けて実施されました。

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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