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大会レポート「2024広島トヨタ広島クリテリウム」

2024.07.29
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2024年Jプロツアー第12戦

JBCF 2024広島トヨタ広島クリテリウム

日付 2024年7月28日

開催地・コース 広島県広島市 広島市西区商工センター特設コース(1周1.7km)

距離:51km(JPT)、34km(E1)、20.4km(E2)、15.3km(E3)

Jプロツアー30周のレースがスタート

■Jプロツアー(JPT)

広島2連戦の2日目は、広島市でのクリテリウム。広島市の中心街から車で15分ほどの場所にある広島市西区商工センター付近の公道に設定された1周1.7kmのコースでレースが行われる。Jプロツアーとしての開催は2019年以来5年ぶり3回目となる。

30周51kmのレースは、スタート直後からプロリーダージャージを着る金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)のペースアップにより集団が長く引き延ばされる。2分40秒台前半のハイペースが続き、集団後方では早くも遅れる選手が出始める。

スタートから2周に渡るプロリーダージャージの金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)の集団牽引

11周目に入ると、数名の先行をきっかけに12名の集団が先行。メンバーは、中井唯晶、石原悠希、寺田吉騎、(以上シマノレーシング)、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)、木村純気(CIEL BLEU KANOYA)、菅原聡(アヴニールサイクリング山梨)、阿部嵩之(ヴェロリアン松山)、レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)、谷順成、武山晃輔(以上宇都宮ブリッツェン)、吉岡直哉、宇賀隆貴(以上さいたま佐渡サンブレイブ)。

11周目、12名の集団が後続との差を広げ始める

前日の佐木島ロードレースでもレースを主導したシマノレーシングを中心に強力なメンバーが揃った先頭集団は、後続のメイン集団との差を徐々に広げていく。17周目に40秒以上の差がつくと、TeamCyclersSNELがメイン集団の先頭に集まってペースアップを図る。Bellmare Racing Teamや弱虫ペダルサイクリングチームなどが集団牽引に協力するものの、先頭集団との差はその後も広がり続け、20周目には1分差に。先頭集団の逃げ切りは決定的となる。

 

残り5周を切ると、ここまで協調してハイペースを保ってきた先頭集団は牽制を交えながら進行。12名のまま最終コーナーをクリアし、スプリント勝負へ入っていく。残り100m、ネクストリーダージャージを着る寺田と競り合うキンテロが前へ。そのまま他を寄せ付けないスプリントでフィニッシュラインを駆け抜け、ヴィクトワール広島に地元レースでの優勝をもたらした。

何度もガッツポーズを繰り返すレオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)

 

結果  JPT 51km

1位 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島) 1時間23分22秒

2位 寺田吉騎(シマノレーシング)  +0秒

3位 石原悠希(シマノレーシング) +0秒

4位 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) +0秒

5位 吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ) +0秒

6位 谷 順成(宇都宮ブリッツェン) +0秒

 

Jプロツアーリーダー 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)

U23リーダー 寺田吉騎(シマノレーシング)

 

山陽建設周回賞(6周回完了時)黒枝咲哉(Sparkle Oita Racing Team)

阪井養魚場周回賞(12周回完了時)宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)

良和ハウス周回賞(18周回完了時)菅原 聡(アヴニールサイクリング山梨)

広島トヨタ周回賞(24周回完了時)菅原 聡(アヴニールサイクリング山梨)

広島八谷建設・広島県民賞 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)

表彰式 左から3位石原悠希(シマノレーシング)、優勝レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)、2位寺田吉騎(シマノレーシング)

プロリーダージャージの金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)と、ネクストリーダージャージは寺田吉騎(シマノレーシング)

広島八谷建設・広島県民賞 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)
広島トヨタ周回賞(24周回完了時)菅原聡(アヴニールサイクリング山梨)プレゼンターは広島トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長の藤井一裕様
良和ハウス周回賞(18周回完了時)菅原聡(アヴニールサイクリング山梨)プレゼンターは(株)良和ハウス取締役の和田真季様
阪井養魚場周回賞(12周回完了時)宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

 

■Jエリートツアー(JET)

E1カテゴリーのレースは20周34km。周回を重ねるごとに徐々に集団の人数が減っていく展開が続いていたが、10周目に入ると数名の先行をきっかけに集団が割れ、エリートリーダージャージを着る武井裕(TRYCLE.ing)を含む11名が先行する。後続との差は広がり続け、勝負は11名でのスプリントへ。最後は武井が2位以下に大差をつけるスプリントを見せて優勝した。

E1 エリートリーダージャージの武井裕(TRYCLE.ing)がスプリント勝負を制して優勝

 

結果 E1 34km

1位 武井 裕(TRYCLE.ing) 57分0秒

2位 山下 悠(soleil de lest) +1秒

3位 皿谷宏人(エキップ ティラン) +2秒

4位 前川広大(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM) +4秒

5位 大倉啓悟(MiNERVA-asahi) +5秒

6位 小林毅瑠(MiNERVA-asahi) +5秒

 

Jエリートツアーリーダー 武井 裕(TRYCLE.ing)

U19リーダー 安川尚吾(栄徳高等学校)

クリテリウムリーダー 武井 裕(TRYCLE.ing)

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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