2024年JBCFトラックシリーズ 第1戦
第58回JBCF西日本トラック
日付 2024年6月30日
開催地・コース 和歌山県和歌山市 和歌山競輪場 わかやまオレンジバンク(周長400m)
種目
男子:スプリント、マスターズ3kmインディヴィデュアル・パーシュート、4kmインディヴィデュアル・パーシュート、ケイリン、チームパーシュート、チームスプリント、1kmタイムトライアル、マスターズ500mタイムトライアル、スクラッチ、オムニアム
女子:チームスプリント、500mタイムトライアル、スクラッチ
JBCFトラックシリーズの第1戦となる「JBCF西日本トラック」が、和歌山競輪場で開催された。大会当日は早朝から降っていた雨が午前中にやんで走路は乾いたものの、午後は強風が吹き荒れる中で男子11種目、女子3種目が行われた。
<男子スプリント>
予選の200mフライングタイムトライアルでは、雨で濡れた走路にも関わらず村田瑞季(岩井商会レーシング)が唯一10秒台をマークして予選トップ。2位には鴨下佳朋(天狗党)がつけた。
村田と鴨下は決勝まで勝ち進んで対戦。1回戦は村田、2回戦は鴨下が先着して勝負は3回戦へ。両者接触によりやり直しとなるも、最終周回に入ったところで村田が単独落車。競技続行不可能となり、鴨下の優勝が決まった。
3位決定戦は、予選3位の西原裕太郎(SAGA オープン参加)と、予選4位の酒井良賢(北海道旭川商業高校)が対戦。3回戦まで持ち込まれた勝負を酒井が制し、3位表彰台を獲得した。
スプリント 結果(タイムは予選時)
1位 鴨下佳朋(天狗党) 11秒221
2位 村田瑞季(岩井商会レーシング) 10秒710
3位 酒井良賢(北海道旭川商業高校) 11秒409
オープン 西原裕太郎(SAGA オープン参加) 11秒281
<インディヴィデュアル・パーシュート>
男子マスターズ3kmインディヴィデュアル・パーシュートは、新井秀人(CWASPアタリマエダ) が3分51秒988をマークして優勝。男子4kmインディヴィデュアル・パーシュートは八幡光哉(TEAM EMMA Cycling)が5分8秒056で優勝した。
男子マスターズ3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 新井秀人(CWASPアタリマエダ) 3分51秒988
2位 安田忠勲(Rapha Cycling Club)3分56秒130
3位 内山尚之(バルバレーシングクラブカナザワ)4分37秒649
男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 八幡光哉(TEAM EMMA Cycling) 5分8秒056
2位 能口和久(バルバレーシングクラブカナザワ) 5分49秒460
<ケイリン、スクラッチ>
3名の出走となったケイリンは、石倉龍二(Sparkle Oita Racing Team)が2位以下を大きく引き離して優勝。石倉はスクラッチでも優勝し、今大会2種目を制覇した。
女子スクラッチは2名での出走となったため距離が4kmとなり、五味田奈穂(Bicicletta di MARU)が優勝した。
男子ケイリン 結果
1位 石倉龍二(Sparkle Oita Racing Team) 11秒371(上り参考タイム)
2位 蠣崎藍道(ホダカファクトリーレーシング)
3位 堀 浩之(バルバレーシングクラブカナザワ)
男子スクラッチ 結果(8km)
1位 石倉龍二(Sparkle Oita Racing Team) 11分4秒85
2位 八幡光哉(TEAM EMMA Cycling)
3位 岩井和也(岩井商会レーシング)
女子スクラッチ 結果(4km)
1位 五味田奈穂(Bicicletta di MARU) 6分8秒14
2位 片山葉月(Team ZERO UNO FRONTIER)
<チーム・パーシュート、チーム・スプリント>
男子チーム・パーシュートは1チームのみ出走となり、オープン参加のSAGAが4分41秒282を記録した。
男子チームスプリントは400m×3名で行われ、岩井商会レーシングが優勝。女子チームスプリントは400m×2名で行われ、Bicicletta di MARUが1分0秒302をマークした。
男子チーム・パーシュート 結果
オープン SAGA(孫崎、佐藤、西原、小林) 4分41秒282
女子チーム・スプリント 結果(400m×2)
1位 Bicicletta di MARU(鈴木、五味田) 1分0秒302
男子チーム・スプリント 結果(400m×3)
1位 岩井商会レーシング(山本、村田、林) 1分17秒745
2位 CWASPアタリマエダ(原田、新井、福元) 1分21秒261
3位 Team ZERO UNO FRONTIER(樫尾、中野、姫野) 1分26秒379
<1km、500mタイムトライアル>
男子1kmタイムトライアルは、ただ1人1分7秒台を出した村田瑞季(岩井商会レーシング)が優勝。2番手タイムはオープン参加の小林優太(SAGA)のため、表彰台は1位村田、2位山本隼人 、3位林大翔となり、岩井商会レーシングが占める結果となった。
男子マスターズ500mタイムトライアルは、0.1秒差で堀浩之(バルバレーシングクラブカナザワ)が優勝。女子500mタイムトライアルは、唯一38秒台を出した五味田奈穂(Bicicletta di MARU)が優勝。五味田は女子3種目全てを優勝した。
男子1kmタイムトライアル 結果
1位 村田瑞季(岩井商会レーシング) 1分7秒462
オープン 小林優太(SAGA ※オープン) 1分8秒090
2位 山本隼人(岩井商会レーシング) 1分9秒246
3位 林 大翔(岩井商会レーシング) 1分9秒266
男子マスターズ500mタイムトライアル
1位 堀 浩之(バルバレーシングクラブカナザワ) 37秒694
2位 新井秀人(CWASPアタリマエダ) 37秒799
3位 広瀬千久(m&m cycle factory) 38秒075
女子500mタイムトライアル
1位 五味田奈穂(Bicicletta di MARU) 38秒177
2位 鈴木章代(Bicicletta di MARU) 40秒005
3位 清水知美(Bicicletta di MARU) 40秒682
<男子オムニアム>
スクラッチ、テンポレース、エリミネイション、ポイントレースの4種目の合計ポイントを争うオムニアムは、オープン参加のSAGAのメンバーが主導した。
スクラッチではSAGAの3名がハンドルを投げ合う僅差の勝負となり、並江優作が先着。テンポレースは孫崎大樹と佐藤健がラップを決め、孫崎が1位。エリミネイションも孫崎と佐藤が残り、孫崎が1位となって総合でも首位となった。最後のポイントレースも、孫崎、佐藤、並江の3名が主導。終盤には孫崎がラップを決めて計196ポイントを獲得。2位の佐藤に63ポイントもの大差をつけた。3位に並江が入り、SAGAが上位3名を占める結果となった。
SAGAの猛攻に喰らいついた橘田和樹(The CAMP*US)が113ポイントで全体の4位となり、オープン参加を除く首位となって優勝した。
オムニアム 結果
オープン 孫崎大樹(SAGA ※オープン) 196p
オープン 佐藤 健(SAGA ※オープン) 133p
オープン 並江優作(SAGA ※オープン) 132p
1位 橘田和樹(The CAMP*US) 113p
※各種目の表彰対象は、オープン参加選手を除く。
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟