2024年Jプロツアー第8戦
第58回JBCF西日本ロードクラシックDAY2
日付 2024年4月28日
開催地・コース 兵庫県立播磨中央公園サイクリングコース(1周7km)
距離:144km(JPT)、64.8km(F)、57.6km(E2/E3)、72km(Y1)、43.2km(Y2)
■Jプロツアー(JPT)
兵庫県立播磨中央公園で開催された「西日本ロードクラシック」2日目のDAY2は、20周144kmのレース。前日の約3倍の距離となり、前週の「東日本ロードクラシック」同様にレースレイティングは「ゴールド」に指定される。
この日は気温の上昇が予想されていたことから、レース中の補給は2周目から残り2周まで許可されることになった。また、スタートはローリングなしのマスドスタートに変更された。
レースは序盤から動きを見せた。2周目に6名が先行したのをきっかけに、3周目までに11名の先頭集団が形成される。メンバーは、中井唯晶、寺田吉騎(以上シマノレーシング)、橋本英也、今村駿介、松田祥位(以上TEAM BRIDGESTONE Cycling)、織田聖、アレクサンドロス・アグロティス(以上マトリックスパワータグ)、佐藤愛祈(弱虫ペダルサイクリングチーム)、高梨万里王(レバンテフジ静岡)、沢田時、武山晃輔(以上宇都宮ブリッツェン)。4周目に佐藤が遅れて10名が先行を続ける
メイン集団はヴィクトワール広島、TeamCyclersSNEL、宇都宮ブリッツェンなどがコントロールに入るも、先行する11名との差は拡大。8周目には2分まで広がる。
レース中盤、金子宗平ら群馬グリフィンレーシングチームのメンバーが集団をペースアップさせ、一時1分50秒まで差が縮まる。しかし、メイン集団に残ったTEAM BRIDGESTONE Cyclingのメンバーが差を広げるコントロールをして先頭集団を援護。レース終盤に向けて差は再び広がり、16周目には3分以上まで拡大する。
先頭集団では、16周目に沢田、武山、高梨、中井の4名が遅れて6名となる。残り3周となる18周目、松田がアタックして単独先行を開始。
寺田、アグロティス、橋本、今村の第2集団に20秒差をつける。
最終周回に入るとアグロティスのペースアップにより、松田と第2集団との差は10秒未満まで縮まるが、松田は独走を維持して残り1kmへ。
最後は橋本と今村が寺田とアグロティスを置き去りにして松田に追いつき、TEAM BRIDGESTONE Cyclingが1位から3位を独占。前日のDAY1に続く優勝でTEAM BRIDGESTONE Cyclingが第6戦以降3連勝を決めた。
結果 JPT 140km
1位 松田祥位(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 3時間32分11秒
2位 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0秒
3位 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +4秒
4位 寺田吉騎(シマノレーシングチーム) +9秒
5位 アレクサンドロス・アグロティス(マトリックスパワータグ) +11秒
6位 谷 順成(宇都宮ブリッツェン) +2分
中間スプリント賞
1回目 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
2回目 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
敢闘賞 寺田吉騎(シマノレーシングチーム)
Jプロツアーリーダー 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)
U23リーダー 寺田吉騎(シマノレーシングチーム)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟
■Jフェミニンツアー(JFT)
9周64.8kmで行われた女子のレースは、レース中盤までに木下友梨菜(Bellmare Racing) と川口うらら(TEAM TATSUNO オープン参加)の2名が先行。
5周目に川口が遅れると木下は最後まで独走でフィニッシュ。2位以下に6分以上の大差をつけて優勝した。
結果 F 64.8km
1位 木下友梨菜(Bellmare Racing) 1時間49分56秒
OPN 川口うらら(TEAM TATSUNO ※オープン) +6分6秒
2位 鈴木友佳子(MIVRO) +11分19秒
3位 伊藤あすみ(ミルキーウェイ和歌山) +13分46秒
※表彰対象はオープン参加を除く上位3名
中間スプリント賞 鈴木友佳子(MIVRO)
Jフェミニンリーダー 木下友梨菜(Bellmare Racing)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟
■弱虫ペダルPresents Jユースツアー(JYT)
Jユースツアーのレースは、Y1カテゴリーとY2カテゴリーが同時スタートで行われた。
10周77kmのY1カテゴリーは、川分琉楓(ボンシャンスACA オープン参加)が終盤独走して1位でフィニッシュ。2位でフィニッシュした大谷正太(OUTDOORLIFE Racing)が優勝した。
6周43.2kmのY2カテゴリーは、福地大和(OUTDOORLIFE Racing)1名の出場となったものの、混走したY1カテゴリーの選手を置き去りにする独走を見せて優勝を決めた。
結果 Y1 77km
OPN 川分琉楓(ボンシャンスACA ※オープン) 2時間3分59秒
1位 大谷正太(OUTDOORLIFE Racing) +6分55秒
2位 三上将醐(CORAGGIO KAWANISHI U-19) +17分47秒
※表彰対象はオープン参加を除く上位2名
中間スプリント賞 大谷正太(OUTDOORLIFE Racing)
Jユースツアーリーダー 大谷正太(OUTDOORLIFE Racing)
結果 Y2 43.2km
1位 福地大和(OUTDOORLIFE Racing) 1時間12分19秒
Y2リーダー 福地大和(OUTDOORLIFE Racing)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟