2024年Jプロツアー第7戦
第58回JBCF西日本ロードクラシックDAY1
日付 2024年4月27日
開催地・コース 兵庫県加東市 兵庫県立播磨中央公園サイクリングコース(1周7.2km)
距離:50.4km(JPT)、115.2km(E1)、72km(E2)、36km(E3)、57.6km(M)
■Jプロツアー(JPT)
Jプロツアー第7戦となる「西日本ロードクラシック」は、前週に開催された「東日本ロードクラシック」に続き今年最初の2週連続開催となった。
会場は兵庫県立播磨中央公園のサイクリングコース。前半はカーブが連続して細かなアップダウンが繰り返され、後半は長い下りと高低差約100mを一気に登るレイアウト。
特にコース前半はスピードの変化も多く集団分裂を誘発することが予想されるため、リスクを避けるには出来るだけ集団前方に位置取りしたいコースだ。
DAY1のレースは7周50.4kmの短距離レース。
パレード走行中に機材トラブルの選手が出たことから、およそ1周のパレードののちリアルスタート。他のカテゴリーが1周10分台から11分台で周回するところ、Jプロツアーは9分台のハイペースで幕をあける。シマノレーシングチーム、マトリックスパワータグ、TEAM BRIDGESTONE Cycling、宇都宮ブリッツェンなどが集団前方でペースを上げ、人数を絞っていく。
レースが大きく動いたのは残り2周となる6周目。兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、小林海(マトリックスパワータグ)、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)の3名が先行。後続のメイン集団はシマノレーシングが中心となって追走するも、差は30秒近くまで開く。最終周回に入り、20秒まで縮まったものの、先行する3名は捕まえきれない。
先頭集団は残り1kmからの登り区間に入ると、金子がペースを上げる。兒島と小林も遅れずに続き、残り500mへ。
最後は兒島と小林のスプリント勝負となり、兒島が僅差で先着。2021年以来となるJプロツアー優勝を決めた。
結果 JPT 50.4km
1位 兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 1時間13分14秒
2位 小林 海(マトリックスパワータグ) +0秒
3位 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) +8秒
4位 アレクサンドロ・アグロティス(マトリックスパワータグ) +8秒
5位 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +9秒
6位 岡本勝哉(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +9秒
中間スプリント賞 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
敢闘賞 該当者なし
Jプロツアーリーダー 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)
U23リーダー 寺田吉騎(シマノレーシングチーム)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟
■Jエリートツアー(JET/E1)
JエリートツアーのE1カテゴリーは、DAY1最長となる16周112kmで行われた。
序盤からアタックが繰り返されるものの、長く続く先行には繋がらない。後半に入ると10名ほどの先頭集団が形成され、後続に30秒ほどの差をつける。その後先頭集団は人数を減らしていくものの、後続集団との差は徐々に広げながら周回していく。
12周目、先頭集団から3名が先行。その中から、14周目に安富友裕(名岐ベンド)が単独先行し、後続に20秒前後の差をつける。
最終周回に入ると寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム)と高岡亮寛(Roppongi Express)が猛追し、残り3km付近で安富に追いつく。勝負は3名でのスプリントに持ち込まれ、寺崎が高岡を下して優勝した。
結果 E1 115.2km
1位 寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム) 2時間53分21秒
2位 高岡亮寛(Roppongi Express) +7秒
3位 安富友裕(名岐ベンド) +25秒
4位 中司大輔(Team Kermis Cross) +44秒
5位 布田直也(MiNERVA-asahi) +45秒
6位 生天目直樹(Phantom湘南) +47秒
中間スプリント賞
1回目 川勝敦嗣 MiNERVA-asahi)
2回目 中司大輔(Team Kermis Cross)
Jエリートツアーリーダー 武井 裕(TRYCLE.ing)
U19リーダー 安川尚吾(栄徳高等学校)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟
■Jマスターズツアー(JMT)
マスターズカテゴリーのレースは8周56km。3周目に6名の先頭集団が形成され、4周目には後続との差が1分以上まで広がる。
5周目には6名が分裂する場面もあったものの、最終周回までに再びまとまり、勝負はスプリントへ。
最後は松井大悟(イナーメ信濃山形-EFT)が制し、今シーズン3勝目を挙げてマスターズリーダーとなった。
JMT 結果 57.6km
1位 松井大悟(イナーメ信濃山形-EFT) 1時間35分3秒
2位 中野拓也(mkw) +1秒
3位 岡口広樹(チームGINRIN熊本) +2秒
4位 中村将也(MiNERVA-asahi) +14秒
5位 吉岡誠一(soleil de lest) +16秒
6位 深谷侑司(MiNERVA-asahi) +27秒
Jマスターズツアーリーダー 松井大悟(イナーメ信濃山形-EFT)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟