2024年Jプロツアー第2戦

第2回JBCF志布志クリテリウム

日付　2024年2月25日

開催地・コース　鹿児島県志布志市　志布志しおかぜ公園付近（1周2.9km）

距離：58km(JPT)、23.2km（F)、40.6km（E1）、23.2km（E2）、23.2km（E3）、23.2km（Y1）、23.2km（M）

■Jプロツアー（JPT）

Jプロツアー第2戦は、2回目の開催となる志布志クリテリウム。大隅半島の東側にある志布志湾に面する志布志しおかぜ公園をスタート/フィニッシュ地点とし、

L地形に設定された1周2.9kmのコースを使用してのクリテリウムだ。

アップダウンのないフラットコースではあるが、L字の両端が折り返しのヘアピンコーナーとなり、1周につき2回のストップ＆ゴーを強いられる。

断続的に小雨が降る中スタートした20周58kmのレースは、集団が崩れることなく進行。飛び出しを図る動きは出るものの、差を広げるまでには至らず集団に吸収される展開が続く。

他のカテゴリーが平均4分前後のラップタイムとなるところ、3分50秒前後の速いペースで周回を重ねていく。

残り5周となる16周目、山本元喜（KINAN Racing Team）のアタックをきっかけに集団の動きが活性化。

スプリント勝負に向けて各チームが集団前方に集まりはじめ、ポジション争いが始まっていく。

残り3周、風間翔眞（シマノレーシング）が単独先行するも1周で吸収。KINAN Racing Teamが集団先頭を固めて残り2周に入っていく。

最終周回に入る直前、河野翔輝（TEAM BRIDGESTONE Cycling）がアタック。それを追って冨尾大地と寺田吉騎（シマノレーシングチーム）が追走する。

周回後半に入る直前で河野に追いつくと、寺田が単独で先行。

寺田は集団と数秒の差を維持したまま独走して残り200mの折り返し最終コーナーをクリアし、そのまま逃げ切ってJプロツアー初勝利を挙げた。

結果　 JPT　58km

1位　寺田吉騎（シマノレーシングチーム）　1時間18分13秒

2位　孫崎大樹（KINAN Racing Team）　+1秒

3位　松本一成（TeamCyclersSNEL） +2秒

4位　黒枝咲哉（Sparkle Oita Racing Team）　+2秒

5位　小野寺玲（ヴィクトワール広島）　+2秒

6位　草場啓吾（愛三工業レーシングチーム）　+2秒

中間スプリント賞

1回目　草場啓吾（愛三工業レーシングチーム）

2回目　福迫倖輔（CIEL BLEU KANOYA）

3回目　松本一成（TeamCyclersSNEL）

 

Jプロツアーリーダー　小野寺玲（ヴィクトワール広島）

U23リーダー　寺田吉騎（シマノレーシングチーム）

 

 

■Jフェミニンツアー（JFT）

女子のJフェミニンツアーのレースは8周23.2km。

レース半ばに4名に絞られた集団でのスプリント勝負となり、僅差で仲村陽子（フィッツ）が先着して優勝した。

結果　JFT　23.2km

1位　仲村陽子（フィッツ）　37分26秒

2位　木下友梨菜（Bellmare Racing Team）　+0秒

3位　鈴木友佳子（MIVRO）　+0秒

中間スプリント賞　鈴木友佳子（MIVRO）

 

Jフェミニンツアーリーダー　木下友梨菜（Bellmare Racing Team）

 

 

■Jエリートツアー（JET）

14周40.6kmで行われたJエリートツアーのE1カテゴリーのレースは、終始集団のまま進行。

最後は集団でのスプリント勝負となり、U19リーダージャージを着る楠本颯太（松山学院高等学校 自転車競技部）が優勝した。

 

結果　E1カテゴリー　40.6km

1位　楠本颯太（松山学院高等学校 自転車競技部）　56分54秒

2位　中司大輔（Team Kermis Cross）　+0秒

3位　武井　裕（TRYCLE.ing）　+0秒

4位　藤本元貴（Bellmare Elite Team）　+0秒

5位　田渕君幸（TRYCLE.ing）　+0秒

6位　小林　亮（soleil de lest）　+1秒

中間スプリント賞

1回目　高村明希斗（BREZZA-KAMIHAGI）

2回目　武井　裕（TRYCLE.ing）

 

Jエリートツアーリーダー　武井　裕（TRYCLE.ing）

U19リーダー　吉中 美空（小城高校）

■Jマスターズツアー（JMT）

8周23.2kmで行われたJマスターズツアーのレースは、3周目から単独先行した中村将也（MiNERVA-asahi）が30秒ほどの差を維持してフィニッシュまで逃げ切って優勝した。

JMT　結果　23.2km

1位　中村将也（MiNERVA-asahi）　34分41秒

2位　遠藤　優（Roppongi Express）　+33秒

3位　岡口広樹（チームGINRIN熊本）　+33秒

4位　大村　寛（OM VELO Coaching）　+33秒

5位　秦　智香（TTGミトロング-V）　+34秒

6位　堀田耕司（BREZZA-KAMIHAGI）　+34秒

中間スプリント賞　中村将也（MiNERVA-asahi）

 

Jマスターズツアーリーダー　岡口広樹（チームGINRIN熊本）

■弱虫ペダルPresents Jユースツアー（Y1）

8周23.2kmで行われたJユースツアーY1カテゴリーのレースは、オープン参加の南大隅高校の3名が波状攻撃を仕掛け、ユースリーダージャージを着る大谷正太（OUTDOORLIFE Racing）をゆさぶる展開。

最後は岩澤悠斗（南大隅高校 ※オープン）が単独先行して逃げ切り、1位でフィニッシュした。

Y1　結果　23.2km

OPN　岩澤悠斗（南大隅高校 ※オープン）　37分36秒

1位　大谷正太（OUTDOORLIFE Racing）　+15秒

OPN　谷川泰貴（南大隅高校 ※オープン）　+15秒

中間スプリント賞　谷川泰貴（南大隅高校 ※オープン）

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟