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第51回JBCF全日本トラックチャンピオンシップ レポート

2020.10.19
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JBCFトラックシリーズ第3戦
第51回JBCF全日本トラックチャンピオンシップ

日付 2020年10月17日-18日
開催地・コース 山梨県笛吹市 境川自転車競技場(周長:400m)

競技種目

男子
スプリント、1kmタイムトライアル、4kmインディヴィデュアルパーシュート(ジュニア3km)、ケイリン、スクラッチ(10km) 、ポイントレース(30km) 、チームパーシュート、チームスプリント(400m×3)、オムニアム

女子
500mタイムトライアル、3kmインディヴィデュアルパーシュート(ジュニア2km)、スクラッチ (8km)チームスプリント(400m×2)

 

<オムニアム東京五輪代表内定の橋本英也が格の違いを見せて優勝>

男子オムニアム・ポイントレース  最後はウィニングランのように手を振りながらフィニッシュする橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

 

トラックシリーズの最終戦となる「全日本トラックチャンピオンシップ>が、山梨県の境川自転車競技場で2日間に渡り開催された。

3週間後にトラック競技の全日本選手権が控えていることもあり、出場を予定しているJプロツアーチームの選手が多数出場。特にオムニアムでは、全日本チャンピオンの岡本隼(愛三工業レーシングチーム)、アジアチャンピオンにして東京五輪代表に内定している橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)らの出場が注目された。

初日は冷たい雨が降る中、男女5種目で決勝が行われた。

10kmで行われた男子スクラッチ は、終盤に抜け出した3名での勝負となり、沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が優勝。2位に黒枝咲哉(シマノレーシング )、3位に荒井佑太(KINAN Cycling Team)と、Jプロツアーチームのメンバーが上位を占めた。

男子スクラッチ-決勝 集団全体

男子スクラッチ-決勝 先行集団で積極的に動く沢田桂太郎

女子の500mタイムトライアルでは、東日本トラックで優勝した山本さくら(CIEL BLEU KANOYA)を押さえて吉田知子(岩井商会レーシング)が優勝。男子4kmインディヴィデュアル・パーシュートでは、平均スピード50km/hで走り抜けた孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が優勝。男子チームパーシュートでは、Roppongi Expressが優勝した。

女子スクラッチ  ひとつにまとまって進む集団

30kmで行われたポイントレース では、橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が他を圧倒。14回のポイント周回のうち11回の1位通過、集団を周回遅れにするラップポイント、ポイントが倍になるフィニッシュでも1位と、パーフェクトゲームと言って良いレースを展開し、2位以下に58点もの大差をつけて圧勝した。

男子ポイント・レース フィニッシュ

 

天気が回復した2日目は9種目で決勝が行われた。

 

男子1kmタイムトライアルでは、島奨乃(同志社大学)が、1分7秒773で優勝。女子の3kmインディヴィデュアル・パーシュートでは、五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が、4分2秒、578で優勝した。

男子1kmタイムトライアル 表彰式

男子チームスプリントは、中井唯晶、一丸尚伍、黒枝咲哉の3名で走ったシマノレーシングが、1分18秒719を出して優勝。2名で走る女子のチームスプリントは、岩井商会レーシングが1分を切る好タイムで優勝した。

男子チームスプリント優勝 シマノレーシング

8kmで行われた女子スクラッチは、ゆっくりとしたペースで進行したのち最後のスプリント勝負となり、 中嶋里美(岩井商会レーシング)が優勝。初日に予選が行われた男子ケイリンは、勝ち進んだ6名で決勝が行われ、ハンドルを投げ合う僅差の勝負を一丸尚伍(シマノレーシング)が制して優勝した。

スプリントは山本隼人(岩井商会レーシング)と一丸尚伍(シマノレーシング)が決勝に勝ち進み、山本が2本連取して優勝した。

男子スプリント 表彰式

注目のオムニアムは、最初の種目のスクラッチは孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が1位となったものの、以降の種目は東京五輪代表内定の橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)の独壇場となった。テンポレースでは、レース中盤を貝原涼太(愛三工業レーシングチーム)と逃げてポイントを加算して1位。エリミネイションでは、残り4名となったところでアタック。そのまま逃げ切って1位となり、総合でも2位の孫崎に4ポイント差をつけて首位に立つ。最後のポイントレース でも守りに入ることをせず、レース中盤から単独で逃げて1位通過の5ポイントを加算し続け、そのままフィニッシュまで走り切った。橋本は2位に40ポイント近い大差をつけて圧勝し、五輪代表として格の違いを見せつけた。

男子オムニアム 表彰式

 

全日本トラックチャンピオンシップ 結果

男子スプリント
1位 山本隼人(岩井商会レーシング)
2位 一丸尚伍(シマノレーシング )
3位 中川由人(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)

男子1kmタイムトライアル
1位 島 奨乃(同志社大学) 1分7秒773
2位 渡邊正光(群馬グリフィンレーシングチーム) 1分8秒282
3位 道城海地(同志社大学) 1分8秒472

男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート
1位 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 4分47秒038
2位 渡邊正光(群馬グリフィンレーシングチーム) 4分48秒384
3位 徳田 優(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 4分55秒027

男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート(ジュニア・ユース)
1位 塩出皓成(崇徳高等学校) 3分53秒242

男子ケイリン
1位 一丸尚伍(シマノレーシング )
2位 奧澤優也(AutoBahnGotemba)
3位 荒井佑太(KINAN Cycling Team)

男子スクラッチ (10km)
1位 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 12分35秒92
2位 黒枝咲哉(シマノレーシング )
3位 荒井佑太(KINAN Cycling Team)

男子ポイントレース (30km)
1位 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 88p
2位 石原悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) 30p
3位 山本元喜(KINAN Cycling Team) 25p

男子オムニアム
1位 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 164p
2位 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 126p
3位 中井唯晶(シマノレーシング ) 107p

男子チームパーシュート
1位 Roppongi Express(高橋、武田、半澤、山本) 5分0秒418

男子チームスプリント
1位 シマノレーシング (中井、一丸、黒枝) 1分18秒719
2位 Team Logisty Jack(大村、長友、山崎) 1分21秒392
3位 横浜高校自転車競技部(今泉、大橋、藤野) 1分22秒004

女子500mタイム・トライアル
1位 吉田知子(岩井商会レーシング) 37秒362
2位 山本さくら(CIEL BLEU KANOYA) 37秒718
3位 中嶋里美(岩井商会レーシング) 38秒237

女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート
1位 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 4分2秒578

女子2kmインディヴィデュアル・パーシュート(ジュニア・ユース)
1位 船橋星来(日本体育大学桜華高等学校) 2分50秒079

女子スクラッチ (8km)
1位 中嶋里美(岩井商会レーシング) 9分2秒699
2位 中原恭恵(AVENTURA VICTORIA RACING)
3位 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)

女子チームスプリント
1位 岩井商会レーシング(中嶋、吉田) 59秒388

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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