日付 2023年4月15日
開催地・コース 兵庫県立播磨中央公園 特設周回コース(1周7km)
距離:77km(F)、126km(E1)、91km(E2)、42km(E3)、56km(M)
今年3回目の開催となる「播磨中央公園ロードレース」は、新たに西日本ロードクラシックのタイトルが冠された。初日のDAY1は断続的に降り続く雨の中、女子のJフェミニンツアー、Jエリートツアーの各クラスタ、Jマスターズツアーのレースが行われた。
■Jフェミニンツアー(JFT)
11周77kmのレースは、2周目に早くも4名に絞られる。メンバーは、フェミニンリーダージャージを着る成海綾香(CIEL BLEU KANOYA)、小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)、仲村陽子(フィッツ)、川口うらら(TEAM TATSUNO/オープン参加)。
3周目に仲村が遅れ、5周目に成海が遅れると、小林と川口の一騎打ちへ。残り3周からは両者が交互にアタックを繰り返すが、決定打が出ないまま最終周回に入る。残り1km過ぎから始まる最後の登りで小林が川口を振り切り、そのままフィニッシュへ。小林が袋井・掛川ロードレースに次ぐ今季2勝目を挙げた。
結果 JFT 77km
1位 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム ) 2時間24分0秒
OPN 川口うらら(TEAM TATSUNO/オープン参加) +4秒
2位 成海綾香(CIEL BLEU KANOYA) +9分28秒
3位 仲村陽子(フィッツ) +10分46秒
※表彰はオープン参加を除く上位3名
中間スプリント賞 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)
■Jエリートツアー(JET)
E1クラスタのレースは、この日最長距離となる18周126km。スタート直後から集団が長く引き伸ばされ、狭くカーブが連続するコースの影響もあって一列棒状で周回を重ねていく。レース中盤までに集団は30名ほどまで絞られ、終盤にかけてさらに絞られていく。
12周目、山口瑛志(レバンテフジ静岡)がアタックし、後続に30秒以上の差をつけて単独先行。13周目に入ると、エリートリーダージャージを着る南和人(OUTDOORLIFE Racing)が山口を追走し、落車による機材トラブルで遅れた山口に代わって単独先行する。この動きで後続集団はバラバラになり、8名ほどの集団が南を追うものの足並みが揃わず、15周目には1分以上まで差が開く。
残り2周となる17周目、森口寛己(JIN CYCLING TEAM)が単独追走し、先行する南との差を30秒差まで縮めて最終周回に入る。しかし南は12秒差を残して逃げ切り、今季2勝目を挙げた。
出走77名、完走18名のサバイバルレースとなった。
結果 E1クラスタ 91km
1位 南 和人(OUTDOORLIFE Racing) 3時間25分10秒
2位 高岡亮寛(Roppongi Express) +12秒
3位 森口寛己(JIN CYCLING TEAM) +12秒
4位 水本賢太(Team Kermis Cross) +27秒
5位 石田眞大(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) +29秒
6位 能登滉太(京都大学自転車競技部) +31秒
中間スプリント賞(1回目・2回目共) 山口瑛志(レバンテフジ静岡)
Jエリートツアーリーダー 南和人(OUTDOORLIFE Racing)
U19リーダー 島崎将男(北海道帯広南商業高等学校)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟
■Jマスターズツアー(JMT)
8周56kmで行われたマスターズのレースは、レース中盤までに10名ほどの集団が先行。その中から、6周目に中野拓也(mkw)がアタックして単独先行する。30秒以上の差を築いた中野はそのままフィニッシュまで逃げ切って優勝。チームメイトの岸本伊織が2位に入り、mkwがワン・ツーフィニッシュを達成した。
4位に入った中村将也(MiNERVA-asahi)が、新たにJマスターズツアーリーダーとなった。
結果 JMT 56km
1位 中野拓也(mkw)
2位 岸本伊織(mkw)
3位 松村長人(ZIPPY CYCLE CLUB)
4位 中村将也(MiNERVA-asahi)
5位 Ionut SANDU(TeamZenko)
6位 藤田隼也(ZIPPY CYCLE CLUB)
Jマスターズリーダー 中村将也(MiNERVA-asahi)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟