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石川サイクルロードレース 大会レポート

2022.07.18
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第20回 JBCF 石川サイクルロードレース
日 付 2022年7月17日
開催地 福島県石川郡石川町・浅川町 周回コース(1周:13.6km)
距 離 95.2km(JPT)、54.4km(JFT)、95.2km(E1/E2)、68km(ジュニア)、54.4km(Y1)

■Jプロツアー(JPT)

山本大喜がマッチスプリントで小林海を下す

福島3連戦の2戦目は、今年20回目の開催となる石川サイクルロードレース。アップダウンとカーブが連続する1周13.6kmのコースは「ジェットコースター」に例えられ、7月半ばの湿度高めの暑さも手伝ってサバイバルレースとなることも多い。

Jプロツアーは10周136kmのレースが正午過ぎにスタートする予定だったが、別クラスタのレースでの落車事故により1時間ほどスタートが遅れ、7周95.2kmに短縮された。また、2回予定されていた中間スプリント賞は、2周回完了時の1回のみとされた。

序盤に集団コントロールをするTEAM BRIDGESTONE Cycling
序盤に集団コントロールをするTEAM BRIDGESTONE Cycling

距離が短縮されたこともあってか、1周目からラップタイムが19分台のハイペースで進行。3周目にはTEAM BRIDGESTONE Cyclingが集団前方に集まってコントロールを試みるが、それを嫌ったアタックが繰り返され、前日のクリテリウムのように主導権を握るまでにはならない。

5周目、山本大喜(KINAN Racing Team)、レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)、入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)の3名が先行
5周目、山本大喜(KINAN Racing Team)、レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)、入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)の3名が先行

5周目、レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)、入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)、
山本大喜(KINAN Racing Team)の3名の先行を、TEAM BRIDGESTONE Cyclingと愛三工業レーシングチームの働きにより集団が吸収すると、KINAN Racing Teamが集団前方に集まってペースアップ。この動きで集団は一気に10名ほどまで絞られる。この中から、キンテロ、小林海(マトリックスパワータグ)、山本大喜、トマ・ルバ(KINAN Racing Team)ら4名が抜け出す。

最終周回までに残った4名
最終周回までに残った4名

最終周回に入ると、先頭の4名から山本大喜とキンテロが遅れ、小林とルバが先行。しかし残り6km付近で山本が先行した2名に合流する。

最終周回残り6km付近で山本大喜(KINAN Racing Team)が追いつき、2対1の状態で残り3kmへ
最終周回残り6km付近で山本大喜(KINAN Racing Team)が追いつき、2対1の状態で残り3kmへ

 

小林海(マトリックスパワータグ)と山本大喜(KINAN Racing Team)のスプリント勝負
小林海(マトリックスパワータグ)と山本大喜(KINAN Racing Team)のスプリント勝負

残り2kmからは小林と山本大喜のマッチレースとなり、残り200mの登りスプリントへ。最後は映像判定になるほど僅差の勝負を山本大喜が制して優勝した。

僅差で山本大喜(KINAN Racing Team)が優勝
僅差で山本大喜(KINAN Racing Team)が優勝

 

Jプロツアー 表彰式 プレゼンターは石川町の塩田金次郎町長
Jプロツアー 表彰式 プレゼンターは石川町の塩田金次郎町長

 

プロリーダージャージの小林海(マトリックスパワータグ、写真左)と、ネクストリーダージャージの山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
プロリーダージャージの小林海(マトリックスパワータグ、写真左)と、ネクストリーダージャージの山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

結果  JPT 95.2km

1位 山本大喜(KINAN Racing Team) 2時間19分3秒
2位 小林 海(マトリックスパワータグ) +0秒
3位 トマ・ルバ(KINAN Racing Team) +6秒
4位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +46秒
5位 入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム) +54秒
6位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ) +1分4秒

スプリント賞 安原大貴(マトリックスパワータグ)
敢闘賞 該当者なし

Jプロツアーリーダー 小林 海(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

F 24名が出走した女子のFクラスタ
F 24名が出走した女子のFクラスタ

女子のJフェミニンツアーのレースは4周54km。1周目から金子広美(イナーメ信濃山形-F)と植竹海貴(Y’s Road)が登りでペースを上げ、集団の人数を絞っていく。

F 登りでペースアップする植竹海貴(Y’s Road)と金子広美(イナーメ信濃山形-F)
F 登りでペースアップする植竹海貴(Y’s Road)と金子広美(イナーメ信濃山形-F)

コース後半の登り区間で金子がさらにペースアップを仕掛けるとフェミニンリーダージャージの植竹が遅れ、金子を含む3名が先行する。

F 2周目までに3名に絞られた先頭集団
F 2周目までに3名に絞られた先頭集団

2周目後半からは金子と大堀博美(MOPS)のマッチレースとなり、最終周回へ。最後はスプリント勝負となり、金子が大堀を下して優勝した。

F 金子広美(イナーメ信濃山形-F)が優勝
F 金子広美(イナーメ信濃山形-F)が優勝

 

F 表彰式 プレゼンターは石川町教育長の小玉陽彦様
F 表彰式 プレゼンターは石川町教育長の小玉陽彦様

 

F フェミニンリーダージャージは植竹海貴(Y’s Road)プレゼンターは石川町教育長の小玉陽彦様
F フェミニンリーダージャージは植竹海貴(Y’s Road)プレゼンターは石川町教育長の小玉陽彦様

 

結果 JFT 54km

1位 金子広美(イナーメ信濃山形-F) 1時間40分2秒
2位 大堀博美(MOPS) +0秒
3位 植竹海貴(Y’s Road) +1分58秒

スプリント賞 大堀博美(MOPS)

Jフェミニンリーダー 植竹海貴(Y’s Road)

 

■Jエリートツアー(JET)

E1/E2 今大会最多の168名の大集団
E1/E2 今大会最多の168名の大集団

E1クラスタとE2クラスタの混走で行われたレースには、今大会最多の168名が出走。1周目からハイペースでの進行に集団の人数が徐々に減っていく展開が続き、レース終盤までにコース上を走る人数は半数以下まで絞られた。

E1/E2 4周目、石井祥平(アーティファクトレーシングチーム)と高木礼(イナーメ信濃山形-EFT)が先行
E1/E2 4周目、石井祥平(アーティファクトレーシングチーム)と高木礼(イナーメ信濃山形-EFT)が先行

最終周回の7周目、安立和貴(チームフィンズ)、雑賀大輔(湾岸サイクリングユナイテッド)、前田凌輔(ORCA CYCLING TEAM)の3名が後続に30秒ほど先行していたが、落車の発生によりレースは一時中断されることになる。

E1/E2 中断前に先行していた3名が先頭で再スタート
E1/E2 中断前に先行していた3名が先頭で再スタート

その後残り4km地点から再スタートとなり、中断前に先行していた安立、雑賀、前田の3名によるスプリント勝負を安立が制して優勝した。

E1/E2 安立和貴(チームフィンズ)が優勝
E1/E2 安立和貴(チームフィンズ)が優勝スプリントを制し、フィニッシュ

 

E1/E2 表彰式
E1/E2 表彰式

 

E1/E2 エリートリーダージャージは小林亮(soleil de lest)プレゼンターは石川サイクルフェス実行委員会の佐藤康博事務局長
E1/E2 エリートリーダージャージは小林亮(soleil de lest)がキープ。プレゼンターは石川サイクルフェス実行委員会の佐藤康博事務局長

 

結果 E1/E2クラスタ 95.2km

1位 安立和貴(チームフィンズ)
2位 雑賀大輔(湾岸サイクリングユナイテッド)
3位 前田凌輔(ORCA CYCLING TEAM)
4位 中里 仁(Rapha Cycling Club)
5位 池田渓人(VC福岡エリート)
6位 渡邉翔悟(ALDINA)

スプリント賞 該当者なし

Jエリートリーダー 小林 亮(soleil de lest)

 

■ジュニア

ジュニア スタート
ジュニア スタート

5周68kmで行われたジュニアのレースは、アタックと吸収を繰り返しながら周回が進み、人数が絞られていく展開。

ジュニア 北海道や岩手県の高校生が参加
ジュニア 北海道や岩手県の高校生が参加

最終周回に入り、松島煌和(COW GUMMA)が単独先行。前日の石川クリテリウムでU19リーダージャージを着た岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team)らが追いかけるもわずかに届かず、松島が逃げ切りで優勝した。

ジュニア 松島煌和(COW GUMMA)が優勝
ジュニア 松島煌和(COW GUMMA)が優勝

 

ジュニア 表彰式 プレゼンターは石川サイクルフェス実行委員会の佐藤康博事務局長
ジュニア 表彰式 プレゼンターは石川サイクルフェス実行委員会の佐藤康博事務局長

 

ジュニア U19リーダージャージは岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team)
ジュニア U19リーダージャージは岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team)が2位となり、キープ

 

ジュニア 結果 68km

1位 松島煌和(COW GUMMA) 1時間48分35秒
2位 岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team) +1秒
3位 綿貫遙人(TEAM SANREMO) +3秒
4位 島崎将男(北海道帯広南商業高等学校) +3秒
5位 町田朝陽(EQADS U19) +3秒
6位 藤本元貴(Promotion x Athletes CYCLING) +4秒

スプリント賞 大森虹亮(BMレーシングZUNOW)

U19リーダー 岡崎一輝(Yamanakako Cycling Team)

 

■弱虫ペダルPresents JBCFジュニアユースチャンピオンシップ

Y1 スタート
Y1 スタート

JBCFジュニアユースチャンピオンシップとして行われたY1クラスタのレースは4周54km。終盤までに半分以下まで絞られた中から、最後は5名でのスプリント勝負となり、平山雷斗(中部大学第一高等学校)が優勝した。

Y1 終盤までに残った8名
Y1 終盤までに残った8名

 

Y1 平山雷斗(中部大学第一高等学校)が優勝
Y1 平山雷斗(中部大学第一高等学校)が優勝

 

Y1 表彰式
Y1 表彰式

 

Y1 ユースリーダージャージは中尾涼介(VC AVANZARE) プレゼンターは石川サイクルフェス実行委員会の佐藤康博事務局長
Y1 ユースリーダージャージは中尾涼介(VC AVANZARE) プレゼンターは石川サイクルフェス実行委員会の佐藤康博事務局長

 

Y1クラスタ 結果 54km

1位 平山雷斗(中部大学第一高等学校) 1時間33分43秒
2位 室伏碧透(BRIDGE BIKE PRODUCTS) +1秒
3位 高橋駿斗(北海道帯広南商業高等学校) +3秒
4位 本井大裕(ブラウ・ブリッツェン) +3秒
5位 中尾涼介(VC AVANZARE) +16秒
6位 村田 駿(Leap Hamamatsu Cycling Team) +34秒

スプリント賞 平山雷斗(中部大学第一高等学校)

ユースリーダー 中尾涼介(VC AVANZARE)

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

 

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