J PROTOUR J ELITETOUR J FEMININTOUR J TOUTHTOUR J MASTERSTOUR

NEWS

ニュース/レポート

全日本トラックチャンピオンシップ 大会レポート 

2021.11.08
Facebook Twitter LINE

JBCFトラックシリーズ第3戦
第52回JBCF全日本トラックチャンピオンシップ
日付:2021年11月6日-7日
開催地・コース:山梨県笛吹市 境川自転車競技場(周長:400m)

種目
スプリント(男子)
チームスプリント(男女)
ケイリン(男女)
ジュニアユース3kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子)
4kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子)
ジュニアユース2kmインディヴィデュアル・パーシュート(女子)
3kmインディヴィデュアル・パーシュート(女子)
4kmチームパーシュート(男子)
スクラッチ(男子10km、女子6km)
1kmタイムトライアル(男子)、500mタイムトライアル(女子)
ポイントレース(男子30km)
オムニアム(男子)

JBCFトラックシリーズの最終戦となる「第52回 JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ」が、山梨県笛吹市の境川自転車競技場で2日間に渡り開催された。同会場で行われた昨年大会は悪天候に見舞われたが、今年は2日共に秋晴れに恵まれ、日中は暑さを感じる日差しの下での競技となった。

2日間共に秋の青空の下、競技が行われた

■男子スプリント
予選の200mフライングタイムトライアルで10秒581でトップとなったのは村田瑞季(岩井商会レーシング)。その村田を、西日本トラックで優勝した伊藤京介(日本大学・オープン参加)が1/2決勝で退ける。決勝は東日本トラックで優勝した中井琢(新潟食料農業大学 自転車競技部)との対戦。1本目は早めに仕掛けて大差をつけた伊藤を中井が追い詰めるも僅差で差しきれず。それで力を使いすぎたか、2本目は伊藤が仕掛けると中井は追えず、伊藤が2本連取で優勝を決めた。

スプリント決勝2本目 伊藤京介(日本大学・オープン参加)と中井琢(新潟食料農業大学自転車競技部)の駆け引き

 

スプリント 表彰式

<男子スプリント 結果>

1位 伊藤京介(日本大学※オープン参加) 10秒904
2位 中井 琢(新潟食料農業大学 自転車競技部) 10秒634
3位 村田瑞季(岩井商会レーシング) 10秒581
※タイムは予選時

■チームスプリント

男子は3チームをエントリーした日本大学が他を圧倒し、1位から3位を独占。女子は富山県自転車競技連盟(オープン参加)が1分0秒938のタイムで優勝した。

男子チームスプリント 優勝 日本大学A(オープン参加・伊藤、三浦、三神) 1分16秒418

 

女子チームスプリント 表彰式 プレゼンターは今中大介JBCF副理事長

<男子チームスプリント(400m×3)結果>

1位 日本大学A ※オープン参加(伊藤、三浦、三神) 1分16秒418
2位 日本大学C ※オープン参加(北嶋、高木、邊見) 1分17秒104
3位 日本大学B ※オープン参加(角、川上、高橋) 1分17秒317

<女子チーム・スプリント(400m×2)結果>

1位 富山県自転車競技連盟 ※オープン参加(石中、北林) 1分0秒938
2位 スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ(五味田、鈴木) 1分1秒727
3位 Team ZERO UNO FRONTIER(植田、片山)1分4秒202

■ケイリン

男子ケイリン決勝は、日本大学6名による同門対決を三神遼矢が制して優勝。7位以下の順位決定戦とあわせ、1位から7位を日本大学が占める結果となった。

女子ケイリンは5名が出場しての一発決勝で行われ、石中葵(富山県自転車競技連盟)が2位以下を引き離して優勝した。

男子ケイリン 同門対決を制したのは三神遼矢(日本大学・オープン参加)

 

男子ケイリン 表彰式

 

<男子ケイリン 結果>

1位 三神遼矢(日本大学 ※オープン参加) 11秒499(参考タイム)
2位 伊藤京介(日本大学 ※オープン参加)
3位 角 宗哉(日本大学 ※オープン参加)

<女子ケイリン 結果>

1位 石中 葵(富山県自転車競技連盟) 13秒451(参考タイム)
2位 中村友紀子(京浜ピストクラブ)
3位 中本真弥(VC VELOCE)

■ジュニアユース3kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子)
■4kmインディヴィデュアル・パーシュート(男子)
■ジュニアユース2kmインディヴィデュアル・パーシュート(女子)
■3kmインディヴィデュアル・パーシュート(女子)

男子のジュニアユース3kmインディヴィデュアル・パーシュートでは、東日本トラックで実業団新記録を出して優勝した世古眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team)が優勝。4kmインディヴィデュアル・パーシュートでは、北嶋桂大(日本大学・オープン参加)が優勝した。

ジュニアユース男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート優勝 世古眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team) 3分43秒846

 

女子のジュニアユース2kmインディヴィデュアル・パーシュートは北林蛍樺(富山県自転車競技連盟・オープン参加)、3kmインディヴィデュアル・パーシュートは、五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が、それぞれ優勝した。

ジュニアユース女子2kmインディヴィデュアル・パーシュート 優勝 北林蛍樺(富山県自転車競技連盟・オープン参加)

 

<ジュニアユース男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果>

1位 世古眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team) 3分43秒846
2位 市川悠士(保土ヶ谷高校自転車競技部) 3分51秒042
3位 福﨑裕太(昭和学院高等学校※オープン参加) 3分58秒118

<男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果>

1位 北嶋桂大(日本大学※オープン参加) 4分43秒260
2位 原田裕成(CIEL BLEU KANOYA) 4分44秒018
3位 松原颯祐(日本体育大学) 4分46秒687

<ジュニアユース女子2kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果>

1位 北林蛍樺(富山県自転車競技連盟 ※オープン参加) 2分46秒050

<女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果>

1位 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 3分59秒047
2位 橋本優弥(MINOURA大垣レーシング) 4分00秒532
3位 滝川陽希( Live GARDEN BICI STELLE) 4分14秒047

■男子4kmチームパーシュート

東日本トラックでオープン参加ながら実業団新記録相当のタイムで優勝したCIEL BLEU KANOYA(オープン参加)が、同じメンバーで出場。今回も別次元のタイムで優勝して見せた。

男子4kmチームパーシュート1位 CIEL BLEU KANOYA(オープン参加・古屋田、冨尾、原田、都留) 4分19秒045

 

<男子4kmチームパーシュート 結果>

1位 CIEL BLEU KANOYA ※オープン参加(古屋田、冨尾、原田、都留) 4分19秒045
2位 イナーメ信濃山形-EFT(北澤、篠原、堀江、渡邉) 4分32秒247
3位 TONY Racing(井上、末岡、宮本、山田) 4分40秒398

■スクラッチ

10kmで行われた男子スクラッチは、終盤に単独で抜け出した岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が逃げ切って優勝した。

スクラッチ フィニッシュ直前に集団が追い上げるが、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が僅差で逃げ切った

 

スクラッチ 表彰式

 

6kmで行われた女子スクラッチには5名が出場。僅差のスプリント勝負を五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が制して優勝した。

<男子スクラッチ(10km) 結果>

1位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) 12分27秒07
2位 中里 仁(Rapha Cycling Club)
3位 松岡優馬(日本体育大学 ※オープン参加)

<女子スクラッチ(6km) 結果>
1位 五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 9分17秒798
2位 橋本優弥(MINOURA大垣レーシング)
3位 中嶋里美(岩井商会レーシング)

■男子1kmタイムトライアル
■女子500mタイムトライアル

男子1kmタイムトライアルは、堀江省吾(イナーメ信濃山形-EFT)が1分6秒266で優勝。2位の大屋健司(岩井商会レーシング)との差は0.4秒という接戦だった。
女子500mタイムトライアルは、唯一の37秒台を出した石中葵(富山県自転車競技連盟)が優勝した。

男子1kmタイムトライアル優勝 堀江省吾(イナーメ信濃山形-EFT) 1分6秒266

<男子1kmタイムトライアル 結果>

1位 堀江省吾(イナーメ信濃山形-EFT) 1分6秒266
2位 大屋健司(岩井商会レーシング) 1分6秒849
3位 村田瑞季(岩井商会レーシング) 1分7秒088

<女子500mタイムトライアル 結果>

1位 石中 葵(富山県自転車競技連盟) 37秒569
2位 中嶋里美(岩井商会レーシング) 38秒182
3位 中本真弥(VC VELOCE) 40秒799

■男子ポイントレース

男子ポイントレースは、序盤から佐藤健(日本大学・オープン参加)が積極的にポイントを取りに行くのに対し、冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA)がレース中盤に単独で逃げてポイントを稼ぎ、トップに立つ。冨尾は終盤にも逃げを試みるも最終周回で集団に飲まれ、トップでフィニッシュした佐藤が逆転優勝。2位でフィニッシュした中里仁(Rapha Cycling Club)が同ポイントで冨尾と並び、最終着順が上の中里が2位となった。

男子ポイントレース 終盤は、佐藤健(日本大学)、冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA)、中里仁(Rapha Cycling Club)の争い

 

<男子ポイントレース(30km) 結果>

1位 佐藤 健(日本大学※オープン参加) 39p
2位 中里 仁(Rapha Cycling Club) 31p
3位 冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA) 31p

■男子オムニアム

4種目の合計ポイントで争うオムニアムには27名が出場。第1種目のスクラッチは、接戦のスプリント勝負を風間竜太(Avenir Yamanashi Yamanakako)が制して1位。第2種目のテンポレースでは、中盤に単独で逃げて5回連続で首位通過した古谷田貴斗(CIEL BLEU KANOYA)が1位となった。第3種目のエリミネイションでは、佐藤健(日本大学・オープン参加)が原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)を下して1位となり、3種目を終えての総合でも首位となった。10ポイント差の総合2位に岡本、12ポイント差の総合3位に原田が続き、最終種目のポイントレースへ。

序盤から集団前方でレースを展開した佐藤がポイントを重ね、前半だけで12ポイントを加算。2位の岡本も追うが思うようにポイントが取れず、佐藤との差が開く。後半に入っても佐藤は1位通過5点を加算して合計125ポイントとし、勝利を確実なものにする。

一方、3位の原田は2回の1位通過などで計14ポイントを加算して2位に浮上。しかしポイントが倍となるフィニッシュで岡本が首位となって10ポイントを加算し、2位を奪回。オムニアム元全日本チャンピオンの意地を見せた。

男子オムニアム ポイントレース 総合2位の岡本隼(愛三工業レーシングチーム)をマークする総合首位の佐藤健(日本大学・オープン参加)

 

男子オムニアム 表彰式

<男子オムニアム 結果>

1位 佐藤 健(日本大学 ※オープン参加) 125p
2位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) 113p
3位 原田裕成(CIEL BLEU KANOYA) 110p

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

 

ニュース一覧

PARTNERS

パートナー

OFFICIAL PARTNER

CYCLE ACTIVE PROGRAM

JBCF ROAD SERIESとは JBCFについて 加盟・登録 お問い合わせ 大会を開催したい方へ 利用規約 プライバシーポリシー