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第7回 JBCF おおいたサイクルロードレース レポート

2020.10.05
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Jプロツアー第13戦
第7回JBCFおおいたサイクルロードレース

日付 2020年10月7日
開催地・コース 大分県大分市 大分スポーツ公園 昭和電工ドーム大分周辺(1周:4km)
距離:100km(JPT)、48km(F)、68km(E1)、60km(E2・E3)

■Jプロツアー(JPT)
<サバイバルレースを制したホセ・ビセンテ・トリビオが今季初勝利>

ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が今季初優勝

3年ぶり開催となる大分市でのJプロツアー2日目は、2019年ラグビーワールドカップの会場にもなった「昭和電工ドーム大分」のある大分スポーツ公園でのロードレース。本来であればUCI(国際自転車競技連合)公認の国際ロードレース「おおいたアーバンクラシック」として開催される予定だったが、世界的な新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けてJプロツアーのレースとしての開催となった。

コースは長い登りとカーブが連続する下りで構成される1周4km。特に残り500m付近に設定された下って登るヘアピンコーナーは、そこから続く長めの登り坂と合わせて集団を自然淘汰させる。

25周100kmのレースは、スタート直後からアタックが繰り返されてハイスピードで進行。KINAN Cycling Teamの山本元喜・大喜兄弟をはじめ、TeamUKYO、TEAM BRIDGESTONE Cycling、さらには大分市出身の黒枝咲哉(シマノレーシング)が集団先頭で活発に動く。これにより長く引き伸ばされた集団は徐々に人数を減らし、レース序盤にして早くも30名程度まで絞られる。

大分市出身の黒枝咲哉(シマノレーシング)が集団先頭に立つ

レースが中盤に差し掛かったあたりから、マトリックスパワータグが集団前方を固めてコントロールを開始。14周目、その隙をついて高木三千成(さいたまディレーブ)と、風間翔眞(シマノレーシング)の2人が飛び出すと、これを追って小石祐馬(TeamUKYO)、今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、山本大喜、新城雄大(以上KINAN Cycling Team)、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ )が追走し、先行する2人に合流する。その後高木が遅れて6名となった先頭集団は、メイン集団との差を50秒まで広げる。

ジャージの裾にスペインチャンピオンの証をつけるフランシスコ・マンセボを先頭にマトリックスパワータグが集団コントロール

強力なメンバーが揃ったものの、お互い一緒に行きたくないメンバーだった為か先頭交代がうまく回らず、レース終盤にかけてメイン集団との差が徐々に詰まっていく。残り5周、先頭集団から小石がアタックし、山本大喜と新城が合流して3名が先行するも、愛三工業レーシングチームも協力し始めたメイン集団が差を詰め、残り3周で全ての逃げが吸収される。

残り2周、伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)の飛び出しにトリビオが追従。2人が10秒程度先行して最終周回に入っていく。残り2kmを切ったあたりで阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)がメイン集団から合流し、3名での勝負へ。残り100m、先行するトリビオの背後に阿部がぴたりとつけるも前には出られず、トリビオがそのまま先着して今季初優勝を挙げた。

残り2周、伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)と、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)の2人が先行

結果  JPT 100km

1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ ) 2時間16分18秒
2位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3位 伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム) +5秒
4位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ ) +11秒
5位 大前 翔(愛三工業レーシングチーム) +11秒
6位 阿曽圭佑(eNShare Racing Team) +11秒

敢闘賞 小石祐馬(TeamUKYO)

中間スプリントポイント
3周回完了時 山本元喜(KINAN Cycling Team)
6周回完了時 対象なし
15周回完了時 山本大喜(KINAN Cycling Team)

Jプロツアーリーダー レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ )
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)

表彰式

序盤から最後まで積極的に動いた小石祐馬(TeamUKYO)が敢闘賞を獲得

■Jフェミニンツアー(JPT)

15周60kmの予定だった女子のJフェミニンツアーは、時差スタートのE1クラスタの落車により3周短縮して12周48kmで行われた。

1周目から登り区間で大堀博美(MOPS)がペースアップして人数を絞り、4周目までに残ったのは大堀、唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)、牧瀬翼(MiNERVA-asahi)の3名。残り3周となる10周目に牧瀬が遅れ、勝負は大堀と唐見の一騎討ちへ。最後はスプリントで唐見が大堀を下し、前日に続き2連勝を達成した。

F 1周目から大堀博美(MOPS)が登り区間でペースアップ

F 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が連勝

結果 JFT 48km

1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム ) 1時間17分5秒
2位 大堀博美(MOPS) +1秒
3位 牧瀬 翼(MiNERVA-asahi) +19秒

Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)

F 表彰式

■Jエリートツアー(JET)

JエリートツアーのE1クラスタは20周80kmのレースが予定されていたが、スタート直後に発生した落車のため再スタートとなり、17周68kmで行われた。

E1 エリートリーダージャージの東優仁(VC福岡(エリート))が序盤から積極的に動く

序盤からアタックと吸収が繰り返され、ネクストリーダージャージの東優仁(VC福岡(エリート))自ら追走する場面もあって逃げがなかなか決まらないままレースが進行する。後半に入ると8名ほどが先行し、東を含む集団と10秒から20秒の差が開く。残り3周、大町健斗(Team Eurasia-iRC TIRE)が先頭集団に合流し、最終周回の下り区間でアタック。一気に差を広げて残り1kmを過ぎる。しかし後方から本多晴飛(ALL OUT reric)が単独追走し、残り500mで大町に追いつく。最後は1対1のスプリント勝負で本多が大町を下して優勝した。

E1 レース終盤、8名が先行

結果 E1クラスタ 68km

1位 本多晴飛(ALL OUT reric) 1時間36分20秒
2位 大町健斗(Team Eurasia-iRC TIRE) +1秒
3位 坂口裕芳(ALL OUT reric) +2秒
4位 池田渓人(VC福岡(エリート)) +3秒
5位 野中秀樹(ホダカファクトリーレーシング) +5秒
6位 檜室建斗(VC福岡(エリート)) +5秒

Jエリートツアーリーダー 東優仁(VC福岡(エリート))

E1 表彰式

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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