2026年Jプロツアー第11戦
JBCF第60回経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ
JBCF第15回女子チャンピオンシップ/第15回ユースチャンピオンシップ/第11回南魚沼ロードレース
日付:2026年9月20日
開催地・コース:新潟県南魚沼市 三国川ダム周回コース(1周12km)
距離:144km(JPT)、60km(F)、84km(E1/E2)、36km(E3)、36km(M)、60km(Y)

■Jプロツアー(JPT)
Jプロツアー第11戦は新潟県南魚沼市での「南魚沼ロードレース」。2014年に初開催され、災害やコロナ禍による中止を挟みながらも今年11回目の開催を迎えた。2021年以降は「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」として毎年開催されており、Jプロツアーのレースレーティングが最も高い「プラチナ」に指定される大会として定着しつつある。
経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップは、ポイント配分が高いだけでなく、Jプロツアーで唯一団体成績が争われるレースでもあり、優勝チームには真紅の経済産業大臣旗、通称「輪翔旗」が贈られる。
また今年はJプロツアー最終戦の舞台ともなり、個人総合ランキング1位の岡 篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)と2位の孫崎 大樹(ヴィクトワール広島)のプロリーダージャージ争い、チーム総合優勝を狙うAstemo宇都宮ブリッツェンとヴィクトワール広島の争いも注目された。

コースは、南魚沼市東部にある三国川ダムのしゃくなげ湖の湖岸に沿って走る1周12km。スタート直後に8%の勾配標識が立つ登りが約2km続き、カーブと細かなアップダウンが繰り返される湖岸道路を抜け、残り3km地点から約140mの高低差を一気に下る。完走率の低いサバイバルレースになることも多く、Jプロツアーの中でもハードなコースに分類される。なおこのコースでは今年、全日本選手権ロードレースも開催された。
時折日差しが差し込む天候の中スタートした12周144kmのレースは、3周目にエリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)と風間翔眞(シマノレーシング)の2名が集団からアタックを仕掛けて抜け出し逃げ集団を形成する。その後、10名の追走集団が形成され、レースは2名の逃げ、10名の追走、メイン集団という形で進行した。

9周目になると追走集団が逃げ続けた2名を吸収し、先頭は11名の集団に。
その集団の中から10周目終盤、11周目を迎える上りでルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島)がペースを上げて単独で先行すると、後方では林原聖真(シマノレーシング)と島崎将男(群馬マンモスレーシング)の2名が追走に飛び出す展開に。

先頭のルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島)は残り2周を独走して優勝。後方の2名の争いはゴールスプリントの末、林原聖真(シマノレーシング)が島崎将男(群馬マンモスレーシング)を退けた。

団体成績は、2位林原聖真、6位山田拓海、8位香山飛龍と、上位に3名を送り込んだシマノレーシングが優勝。輪翔旗を手にした。
2026年Jプロツアー個人総合争いはこの日、岡 篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)が15位、孫崎 大樹(ヴィクトワール広島)が14位となり、258P差で岡が首位をキープ、Astemo宇都宮ブリッツェンとしては2012年の増田成幸以来14年ぶりにプロリーダージャージを獲得した。
U23個人総合優勝は今季第2戦目の「2026広島三原ロードレース」からネクストリーダージャージを着用している島崎 将男(群馬マンモスレーシング)が獲得。
チーム総合はヴィクトワール広島がAstemo宇都宮ブリッツェンを108P上回り、最終戦で大逆転。初めてのJプロツアーチーム総合優勝を果たした。
団体成績
1位 シマノレーシング 16p
2位 KINAN Racing Team 20p
3位 ヴィクトワール広島 37p
4位 Astemo宇都宮ブリッツェン 41p
5位 TeamCyclersSNEL 54p
6位 稲城FIETSクラスアクト 66p

結果 JPT 144km
1位 ルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島) 3時間40分44秒
2位 林原聖真(シマノレーシング) +25秒
3位 島崎将男(群馬マンモスレーシング) +26秒
4位 草場啓吾(KINAN Racing Team) +2分32秒
5位 山本元喜(KINAN Racing Team) +2分33秒
6位 山田拓海(シマノレーシング) +2分33秒
敢闘賞 風間翔眞(シマノレーシング)


【2026年間総合表彰】
Jプロツアー 個人総合優勝 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)
Jプロツアー U23個人総合優勝 島崎将男(群馬マンモスレーシング)
Jプロツアー チーム総合優勝 ヴィクトワール広島



■Jフェミニンツアー(JFT)
女子チャンピオンシップとして行われたJフェミニンツアーのレースは5周60km。

中盤に入ると先頭集団は6名に絞り込まれ、下り区間で林優希(なるしまフレンドレーシングチーム)、福山舞と遠藤杏奈(ともに湾岸サイクリング・ユナイテッド)の3名が抜け出し、上りで残る3名が追いつくという展開を繰り返す。

最後は、最終周の下りで抜け出した林と福山の上りスプリント勝負になり、林を振り切った福山が優勝を飾った。

結果 JFT 60km
1位 福山舞(湾岸サイクリング・ユナイテッド) 1時間51分10秒
2位 林優希(なるしまフレンドレーシングチーム) +6秒
3位 西山千智(High Ambition Racing Academy) +26秒
Jフェミニンツアーリーダー 岡本彩那(ブラウ・ブリッツェン)

■Jエリートツアー(JET)
E1とE2の2カテゴリー混走となったレースは7周84km。レースは中盤に形成された6名の先頭集団での争いとなる。

各選手が自身の得意どころで攻撃を仕掛け合う展開が終盤まで続いたが、最終周の下りで先行した三上将醐(横浜立野高校)との最後の上り勝負で先行した井上和郎(バルバサイクルレーシングチーム)が優勝。
先日のUCIグランフォンド世界選手権で年代別4位に入った好調ぶりを見せつける結果となった。

結果 E1/E2 84km
1位 井上和郎(バルバサイクルレーシングチーム) 2時間8分49秒
2位 三上将醐(横浜立野高校) +5秒
3位 橋本晴哉(TRYCLE.ing) +7秒
4位 布田直也(MiNERVA-asahi) +9秒
5位 櫻庭悠真(MGM GROMA RACING TEAM) +18秒
6位 桜井翔太(アヴニールサイクリング山梨ディベロップメント) +1分10秒
中間スプリント賞 橋本晴哉(TRYCLE.ing)
Jエリートツアーリーダー 安原大貴(MiNERVA-asahi)
U23リーダー 松木 海斗(明星大学自転車競技部)
U19リーダー 古本一樹(LT United Cycling Team)





■Jマスターズツアー(JMT)
3周36kmで行われたJマスターズツアーのレースは、最終周に抜け出した深谷侑司と中村将也(ともにMiNERVA-asahi)のチームメート2名がワンツーフィニッシュを達成した。


結果 JMT 36km
1位 深谷侑司(MiNERVA-asahi) 57分32秒
2位 中村将也(MiNERVA-asahi) +1秒
3位 矢野国康(LINKVISION GIRASOLE CYCLING) +32秒
4位 堀井卓(シルベストFitters畑中) +34秒
5位 渡辺拓也(SBC Vertex Racing Team) +1分50秒
6位 渋谷秀俊(クラブ二輪倶) +3分28秒
Jマスターズリーダー 中村将也(MiNERVA-asahi)
■弱虫ペダルPresents Jユースツアー(Y17/U15)
ユースチャンピオンシップとして行われたYカテゴリーのレースは5周60km。

周回の進行と共に人数が絞られていく展開となり、その中から単独で飛び出した木村孔南(mkw)がレースの半分以上を独走して優勝。2位の越智映成(イナーメ信濃山形-EFT)がユースツアーリーダーに立った。


結果 Y 60km
1位 木村孔南(mkw) 1時間43分
2位 越智映成(イナーメ信濃山形-EFT) +35秒
3位 小野聡太(PARK CYCLING TEAM) +39秒
4位 関愛絆(Team一匹狼) +41秒
5位 小林悠聖(VeloVivid Racing Team) +57秒
6位 富永和彦(#1-PRIMERA-) +1分2秒
Jユースツアー
U17リーダー 越智映成(イナーメ信濃山形-EFT)
U15リーダー 富永和彦(#1-PRIMERA-)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟























