2025年Jクリテリウムツアー第5戦
JBCF第5回南魚沼クリテリウム
日付 2025年9月14日
開催地・コース 新潟県南魚沼市六日町・坂戸特設コース(1周1.24km)
距離:9.9km/43.4km(JCT予選/決勝)、22.3km(F)、22.3km(E2/E3)

■Jクリテリウムツアー(JCT)
全5戦のシリーズ戦として今年新たにスタートした「Jクリテリウムツアー」最終戦は、新潟県南魚沼市で5回目の開催となる「南魚沼クリテリウム」。JR六日町駅に近い六日町商店街をスタート/フィニッシュ地点とし、市内を流れる魚野川を囲うように設定された1周1.24kmの公道周回コースを舞台に、予選は8周9.9km、決勝は決勝35周43.4kmで行われた。
2組に分けて行われた予選を勝ち上がった50名による決勝は序盤から動きを見せた。

7周目、梅澤幹太(チームブリヂストンサイクリング)、白川幸希、レオネル・キンテロ(以上ヴィクトワール広島)新城雄大(KINAN Racing Team)、馬場 慶三郎(弱虫ペダル サイクリングチーム)、阿見寺俊哉(アヴニールサイクリング山梨)ら6名が先行。
11周目に集団との差が近づいたタイミングで織田聖(マトリックスパワータグ)と松本一成(TeamCyclersSNEL)ら2名が合流し、8名の先頭集団が形成される。

メイン集団の主導権を積極的に取るチームが無いこともあり、先頭集団との差はおよそ半周分となる1分まで拡大。その後もペースの上がらないメイン集団と先頭集団との差は開き続け、レース終盤に差し掛かる頃にはメイン集団後方に先頭集団の姿が見えるようになる。
その後阿見寺が落車で遅れて7名となった先頭集団は28周目にメイン集団に追いつく。ここでメイン集団のメンバー全員はマイナス1周(周回遅れ)としてレースを続行し、追いついた先頭集団の7名で勝敗が争われることになった。

最終周回に入り、追いついた7名が集団前方に出てスプリント勝負へ。最後はキンテロ、梅澤、織田の争いとなり、キンテロが優勝した。
この結果、第4戦にクリテリウムリーダージャージを獲得した孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が首位の座を守り切り、Jクリテリウムツアー初代王者となった。



結果 JCT 43.4km
1位 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島) 58分42秒
2位 梅澤 幹太(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
3位 織田 聖(マトリックスパワータグ) +0秒
4位 新城 雄大(KINAN Racing Team) +1秒
5位 馬場 慶三郎(弱虫ペダル サイクリングチーム) +1秒
6位 松本 一成(TeamCyclersSNEL) +1秒
中間スプリント賞
1回目 石倉 龍二(VELONUTS RACING TEAM)
2回目 白川 幸希(ヴィクトワール広島)
3回目 馬場 慶三郎(弱虫ペダル サイクリングチーム)
Jクリテリウムツアー総合優勝 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)




■Jフェミニンツアー(JFT)
女子のJフェミニンツアーのレースは18周22.3km。レース前半、杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)と武田和佳奈(Promotion x Athletes CYCLING)の2名が先行。

これを追ってフェミニンリーダージャージを着る阿部花梨(イナーメ信濃山形-F)が中心となって集団のペースを上げ、レース半ばに吸収する。

この動きで集団は8名まで絞られて最終周回入り、最後はスプリント勝負へ。阿部が僅差で岡本彩那(ブラウ・ブリッツェン)を下し、今シーズン10勝目を挙げた。

結果 JFT 22.3kmkm
1位 阿部 花梨(イナーメ信濃山形-F) 35分19秒
2位 岡本 彩那(ブラウ・ブリッツェン) +0秒
3位 田中 麗奈(BELLMARE WOMEN’S RACING TEAM) +0秒
中間スプリント賞 武田 和佳奈(Promotion x Athletes CYCLING)
Jフェミニンツアーリーダー 阿部 花梨(イナーメ信濃山形-F)

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟