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大会レポート「第59回西日本ロードクラシック/第6回播磨中央公園ロードレース Day2」

2025.04.21
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2025年Jプロツアー第3戦

JBCF第59回西日本ロードクラシック JBCF第6回播磨中央公園ロードレース Day2

日付 2025年4月20日

開催地・コース 兵庫県立播磨中央公園サイクリングコース(1周7.2km)

距離:141km(JPT)、61.8km(F)、61.8km(Y1)、33km(Y2)、47.4km(M)

Jプロツアーのレースには112名が出走

■Jプロツアー(JPT)

播磨中央公園での西日本ロードクラシック2日目のDay2は、Jプロツアー第3戦が行われた。この大会はレースレイティング「ゴールド」に指定されてポイント配分が高く設定されるため、シーズン序盤ではあるものの年間総合ランキングを争う上で重要なレースとなる。

プロリーダージャージのホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が、ネクストリーダージャージの渡辺一気(京都産業大学)に言葉をかける
スタート前、選手を激励する兵庫県自転車競技連盟会長の石井秀武様

1周7.2kmのコースを19周と、スタート周回のみショートカットした4.2kmを加えた計141kmのレースは序盤から動きを見せた。

ショートカットの1周目は大きな集団のまま進む

ハイペースで進行する集団から20名弱が先行。3周目、その中から7名が抜け出して先頭集団を形成する。

メンバーは、入部正太朗(シマノレーシング)、レオネル・キンテロ、エリオット・シュルツ(以上ヴィクトワール広島)、岡篤志、沢田時、ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)、佐藤光(チームサイクラーズスネル)。

序盤に形成された7名の先頭集団

後続集団との差は40秒まで開くものの、プロリーダージャージのホセ・ビセンテ・トリビオを擁するマトリックスパワータグとレバンテフジ静岡が中心となって差を縮め、8周目に入る直前に吸収する。

今年初来日したフランシスコ・マンセボを先頭にマトリックスパワータグが序盤のメイン集団を牽引
メイン集団はレバンテフジ静岡とマトリックスパワータグが中心となってペースアップ

9周目に入ると、沢田とシュルツの2名が再び抜け出して先行。後続の集団は積極的にコントロールするチームが無いこともあり、11周目には1分30秒、15周目には2分近くまで差が開く。

レース中盤の9周目に先行した沢田時(宇都宮ブリッツェン)とエリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)

残り4周となる16周目に入ると、キナンレーシングチームが集団をペースアップさせ、1分30秒まで差を縮める。

先行する沢田とシュルツは一度緩めたペースを再び上げるも、その後は徐々に差が縮まっていく。

終盤、キナンレーシングチームの牽引でメイン集団が差を詰める
メイン集団を牽引する金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)に、オープン参加の寺田吉騎(バーレーンヴィクトリアス・デベロップメントチーム)が続く

残り2周に入ると差は1分を切り、最終周回には30秒差まで縮まり、昨年のJプロツアチャンピオン金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)の猛追でさらに差が縮まる。

先行する2名との差が1分未満になり、メイン集団の動きが活性化

しかし先行する2名は粘りを見せて逃げ切り、最後はシュルツが先行してフィニッシュ。Jプロツアー初出場にして初勝利を挙げ、ヴィクトワール広島に今シーズン2勝目をもたらした。

Jプロツアー初出場のエリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)が優勝

一方、8位完走の渡辺一気(京都産業大学)がランキング首位となり、大学生チームの選手として初めてプロリーダージャージを獲得した。

 

結果  JPT 141km

1位 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島) 3時間30分3秒

2位 沢田 時(宇都宮ブリッツェン) +2秒

3位 金子 宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) +4秒

4位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +6秒

5位 阿曽 圭佑(Sparkle Oita Racing Team)  +7秒

6位 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島) +7秒

 

Jプロツアーリーダー 渡辺一気(京都産業大学)

U23リーダー 渡辺一気(京都産業大学)

表彰式
プロリーダージャージを獲得した渡辺一気(京都産業大学)

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

8周+4.2kmの61.8kmで行われた女子のJフェミニンツアーのレースには11名が出走。

F スタート

レース中盤までに、フェミニンリーダージャージを着る阿部花梨(イナーメ信濃山形-F)、山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)、鈴木友佳子(MIVRO)、杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)の4名に絞られる。

F 中盤までに4名に絞られた先頭集団

その中から、5周目に阿部と山下の2名が先行して逃げ切り。

F 5周目、山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)と阿部花梨(イナーメ信濃山形-F)の2名が先行

最後は阿部が残り1kmからの登り区間で山下を引き離してフィニッシュ。今シーズン4勝目を挙げた。

F  阿部花梨(イナーメ信濃山形-F)が4勝目をアピールしてフィニッシュ

結果 JFT 61.8km

1位 阿部 花梨(イナーメ信濃山形-F) 1時間51分40秒

2位 山下 歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム) +0秒

3位 鈴木 友佳子(MIVRO) +1分47秒

 

Jフェミニンツアーリーダー 阿部 花梨(イナーメ信濃山形-F)

F 表彰式
F フェミニンリーダージャージは阿部花梨(イナーメ信濃山形-F)プレゼンターは兵庫県議会議員の藤本百男様

■Jマスターズツアー(JMT)

6周+4.2kmの47.4kmで行われたJマスターズツアーのレースは、序盤から深谷侑司(MiNERVA-asahi)、遠藤優(Roppongi Express)、吉岡誠一(soleil de lest)、岸本伊織(mkw)、片岡敏一(Katasei Compagno)ら5名が先行。

M 序盤から先行した集団内で檄をとばす深谷侑司(MiNERVA-asahi)

レース中盤を前に片岡が遅れて4名となるも、後続との差を広げて先行を続ける。

M 終盤までに残った4名

最終周回の残り1kmから始まる登り区間で深谷と遠藤の勝負となり、深谷が先着して優勝した。

M  最終周回登り区間で遠藤優(Roppongi Express)と深谷侑司(MiNERVA-asahi)の勝負へ
M 深谷侑司(MiNERVA-asahi)が優勝

 

JMT 結果 47.4km

1位 深谷 侑司(MiNERVA-asahi) 1時間14分7秒

2位 遠藤 優(Roppongi Express) +1秒

3位 吉岡 誠一(soleil de lest) +6秒

4位 岸本 伊織(mkw) +6秒

5位 中前 元久(バルバレーシングクラブカナザワ) +39秒

6位 曾根 謙一(エコサイクル) +40秒

 

Jマスターズツアーリーダー 遠藤 優(Roppongi Express)

M 表彰式

M マスターズリーダージャージは遠藤優(Roppongi Express) プレゼンターは兵庫県自転車競技連盟会長の石井秀武様

 

■弱虫ペダルPresentsJユースツアー(Y1、Y2)

8周+4.2kmの61.8kmで行われたY1カテゴリーのレースは、レース中盤までに日下部惺(TeamZenko)と西原悠太(MIYAMA VICTORIOUS)の2名が先行。後続との差を3分近くまで広げて逃げ切り、最後は一騎打ちのスプリント勝負を日下部が制して優勝。ユースリーダージャージを獲得した。

Y1 スタート直後から日下部惺(TeamZenko)がペースを上げる
Y1 レース中盤以降は西原悠太(MIYAMA VICTORIOUS)と日下部惺(TeamZenko)が先行
Y1 日下部惺(TeamZenko)が優勝

4周+4.2kmの33kmで行われたY2カテゴリーのレースは、最後まで残った4名でのスプリント勝負を渡邊稜己(LEVANTE HOPE)が制して優勝した。

Y2 リーダージャージを着る石田龍臣(VC FUKUOKA)がペースを作る
Y2 終盤までに4名に絞られる
Y2 スプリント勝負を制した渡邊稜己(LEVANTE HOPE)が優勝

 

Y1 結果 61.8km

1位 日下部 惺(TeamZenko) 1時間48分4秒

2位 西原 悠太(MIYAMA VICTORIOUS) +0秒

OPN 和田 留依(※オープン) +2分55秒

3位 杉山 蒼介(LEVANTE HOPE) +2分56秒

4位 尾崎 響(MIYAMA VICTORIOUS) +5分14秒

※表彰対象はオープン参加を除く上位4名(完走4名)

 

Jユースツアーリーダー 日下部 惺(TeamZenko)

Y1 表彰式
Y1 ユースリーダージャージは日下部惺(TeamZenko)

 

Y2 結果 33km

1位 渡邊 稜己(LEVANTE HOPE) 54分37秒

2位 茂木 陽向(Team 一匹狼) +0秒

3位 石田 龍臣(VC FUKUOKA) +0秒

4位 最上 前(MIYAMA VICTORIOUS) +0秒

5位 富永 和彦(Team 一匹狼) +2分51秒

6位 宮口 翔(eNShareCyclingTeam) +6分46秒

 

Y2リーダー 石田 龍臣(VC FUKUOKA)

Y2 表彰式
Y2 Y2リーダージャージは石田龍臣(VC FUKUOKA)プレゼンターは兵庫県自転車競技連盟会長の石井秀武様

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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