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大会レポート「第3回志布志クリテリウム」

2025.02.25
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2025年Jクリテリウムツアー第1戦

JBCF第3回志布志クリテリウム

日付 2025年2月23日

開催地・コース 鹿児島県志布志市 志布志しおかぜ公園(1周2.9km・左回り)

距離:49.3km→43.5km(JCT)、29km(F)、29km(E2)、23.2km(E3)、23.2km(M)

JCT決勝 ホストチームのCIEL BLEU KANOYAがスタートラインに揃った

■Jクリテリウムツアー(JCT)

2025年から新たに創設された「Jクリテリウムツアー」の初戦となる第3回志布志クリテリウムが、鹿児島県志布志市で開催された。

「Jクリテリウムツアー」は、昨年までJプロツアーとして開催されていたクリテリウムのレースを分離し、独立したシリーズ戦として設定。

2025年は今回の志布志クリテリウムを含む全5戦が予定されている。出場できるのは、JプロツアーチームとJエリートツアーのE1カテゴリーに登録する選手。年間ランキング総合首位の選手には、グリーンの「スプリントリーダージャージ」が授与される。

 

志布志クリテリウムのコースは、鹿児島県の大隅半島東側、太平洋に面する志布志湾を望む志布志しおかぜ公園前をスタート/フィニッシュとする1周2.9km。コース両端の折り返しをアルファベットの「L」を描くようにして往復する。

アップダウンは無いものの、天候によっては押し返されるほどの強風になることもあり、この日も全国的な寒波の影響で強めの冷たい風が吹き続けた。

 

レースは2組に分けて5周回の予選が行われ、勝ち上がった計104名により17周の決勝が行われる予定となっていた。しかし決勝3周目に10名以上が巻き込まれる落車が発生したため一時中断。

レースオーガナイザー、審判、選手を交えて対策を協議した結果、落車が発生した最終コーナーの柵を移動してコース幅を拡幅させた上で、11周回のレースとして再スタートすることになった。

JCT決勝 最終コーナーからホームストレートを拡幅し、決勝レース再スタート

1周のニュートラル周回ののちリアルスタートが切られると、シマノレーシングとチームブリヂストンサイクリングが集団前方に位置取ってペースを上げていく。2周回ごとに設定された中間スプリントを狙って飛び出す動きが起きるが長続きする先行にはつながらず、大きな集団のまま周回を重ねていく。

終盤、最後のスプリント賞を前に渡辺一気(京都産業大学)が単独先行。シマノレーシングやチームブリヂストンサイクリングが中心となって追走し、残り2周で渡辺を吸収する。

JCT決勝 終盤、渡辺一気(京都産業大学)が単独先行し、中間スプリント賞を獲得

この動きをきっかけにペースが一気に上り、愛三工業レーシングチームなどスプリント勝負に持ち込みたいチームが集団前方に上がってくる。

最終周回残り1kmからはシマノレーシングが集団最前方を固めて最終コーナーをクリア。

JCT決勝 残り3周、各チームが集団前方に上りはじめる

JCT決勝 最終周回、シマノレーシングが集団前方に集まる

中井唯晶が後続を引き離してフィニッシュし、Jクリテリウムツアー初戦を制した。2位に石原悠希が入り、シマノレーシングがワン・ツーフィニッシュを達成した。

JCT決勝 最終コーナーから抜け出した中井唯晶(シマノレーシング)がフィニッシュ直前で勝利を確信

JCT決勝 2位は石原悠希(シマノレーシング)

 

結果  JPT 43.5km

1位 中井 唯晶(シマノレーシング) 1時間45分14秒

2位 石原 悠希(シマノレーシング) +1秒

3位 日野 泰静(Velolien松山) +1秒

4位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) +2秒

5位 柚木 伸元(KINAN Racing Team) +3秒

6位 松本 一成(TeamCyclersSNEL) +3秒

 

Jクリテリウムツアーリーダー 中井 唯晶(シマノレーシング)

 

中間スプリント賞

1回目 永井 健太(ヴィクトワール広島)

2回目 黒枝 咲哉(Sparkle Oita Racing Team)

3回目 伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA)

4回目 長谷川 大 (イナーメ信濃山形)

5回目 渡辺 一気(京都産業大学)

 

鹿児島賞 伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA)

JCT決勝 表彰式 プレゼンターは志布志市の下平晴行市長
JCT決勝  中間スプリント賞は5名が獲得
JCT決勝 鹿児島賞は伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA)が獲得
JCT決勝 優勝した中井唯晶(シマノレーシング)がスプリントリーダージャージを獲得。 プレゼンターは志布志市の下平晴行市長

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

女子のJフェミニンツアーのレースは10周回29km。スタート直後から仲村陽子(フィッツ)がペースを上げ、レース中盤には阿部花梨(イナーメ信濃山形-F)、終盤には滝川陽希(ツール・ド・のと400)が単独先行するも勝負を決めるには至らず。最後はスプリント勝負となり、仲村が優勝した。

F スタート直後から仲村陽子(フィッツ)がペースを上げる

F レース終盤、滝川陽希(ツール・ド・のと400)が単独先行
F 仲村陽子(フィッツ)がスプリントを制して今季2勝目

ランキングは仲村と阿部のポイントが同点となったが、着順で上回る仲村が上位となり、前日に失ったフェミニンリーダージャージを奪回した。

結果 JFT 29km

1位 仲村 陽子(フィッツ) 49分20秒

2位 阿部 花梨(イナーメ信濃山形-F) +0秒

3位 林 優希(なるしまフレンド) +2秒

 

Jフェミニンリーダー 仲村 陽子(フィッツ)

 

中間スプリント賞 阿部 花梨 (イナーメ信濃山形-F)

 

■Jマスターズツアー(JMT)

Jマスターズツアーのレースは8周23.2km。序盤から単独先行を試みる動きが見られるものの長く続く先行にはならず、集団も崩れることなくレースは終盤まで進行する。

最後はスプリント勝負となり、遠藤優(Roppongi Express)が優勝。マスターズリーダージャージを獲得した。

M スタート直後、アラン・テイラー(VC FUKUOKA)がペースを上げる
M 終盤、単独先行する深谷侑司(MiNERVA-asahi)
M 遠藤優(Roppongi Express)がスプリント勝負を制して優勝

JMT 結果 45.5km

1位 遠藤 優(Roppongi Express) 36分17秒

2位 アラン・テイラー(VC FUKUOKA) +0秒

3位 丸渕 聖悟(FAST LANE Racing) +1秒

4位 片岡 敏一(Katasei Compagno) +1秒

5位 深谷 侑司(MiNERVA-asahi) +1秒

6位 堀田 耕司(BREZZA-KAMIHAGI) +1秒

 

Jマスターズツアーリーダー 遠藤 優(Roppongi Express)

 

中間スプリント賞 アラン・テイラー(VC FUKUOKA)

 

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

 

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