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大会レポート「第4回南魚沼クリテリウム」

2024.09.24
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2024年Jプロツアー第14戦 第4回JBCF南魚沼クリテリウム

日付 2024年9月22日

開催地・コース 新潟県南魚沼市六日町坂戸 特設コース(1周1.24km)

距離:43.4km(JPT)、18.6km(F)、37.2km(E1)、18.6km(E2/E3)

プロリーダージャージの金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)とシマノレーシングを先頭にスタートラインに揃ったJプロツアーの選手達

■Jプロツアー(JPT)

Jプロツアー第14戦は、新潟県南魚沼市でのクリテリウム。JR六日町駅から連なる六日町中央商店街の中を駆け抜ける1周1.24kmのコースは、市内を南北に流れる魚野川の東岸と西岸を往復するように周回する設定。レースは35周43.4kmで行われた。

およそ2周のニュートラル走行の後リアルスタートが切られ、それに合わせるように降り出した雨がさらに強くなっていく中ハイスピードで周回が進む。集団前方ではシマノレーシングのメンバーが飛び出すが、集団との差を広げるまでにはならない。

激しくなった雨の中、水しぶきを上げて集団が流れていく

後半に入ると、ネクストリーダージャージを着る寺田吉騎(シマノレーシング)の飛び出しをきっかけに風間翔眞(シマノレーシング)、山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)、新城雄大(KINAN Racing Team)ら5名が先行したものの、フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)がメイン集団を牽引し、数周のうちに吸収する。

終盤、ネクストリーダージャージを着る寺田吉騎(シマノレーシング)が飛び出す
終盤、先行した5名をフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が牽引する集団が追う

残り3周となる33周目、香山飛龍(シマノレーシング)、新城雄大、宮崎泰史(以上KINAN Racing Team)、橋本英也、松田祥位、山本哲央(以上TEAM BRIDGESTONE Cycling)、織田聖、フランシスコ・マンセボ(以上マトリックスパワータグ)、阿見寺俊哉(弱虫ペダルサイクリングチーム)ら9名が先行。

後続との差を15秒まで広げて最終周回に入る。残り1kmを切っても10秒以上の差は縮まらず、勝負は9名でのスプリント勝負へ。

残り2周、9名の集団が先行

最後は3名を揃えたTEAM BRIDGESTONE Cyclingが他を圧倒し、松田が1位、山本2位となってワン・ツーフィニッシュを決めた。

残り100m、抜け出した松田祥位(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が後ろを振り返る
松田祥位1位、山本哲央2位でTEAM BRIDGESTONE Cyclingの1-2フィニッシュ

結果  JPT 43.4km

1位 松田祥位(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 58分01秒

2位 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0秒

3位 香山飛龍(シマノレーシング) +0秒

4位 宮崎泰史(KINAN Racing Team) +1秒

5位 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +1秒

6位 阿見寺俊哉(弱虫ペダルサイクリングチーム) +2秒

 

中間スプリント賞

1回目 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

2回目 風間翔眞(シマノレーシング)

3回目 該当なし

 

Jプロツアーリーダー 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)

U23リーダー 寺田吉騎(シマノレーシング)

 

優勝した松田祥位と2位山本哲央(写真左)、勝利の立役者となった橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
表彰式 左から2位山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、優勝松田祥位(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、3位香山飛龍(シマノレーシング)
中間スプリント賞は橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)と風間翔眞(シマノレーシング)
プロリーダージャージの金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)とネクストリーダージャージの寺田吉騎(シマノレーシング)プレゼンターは
新潟車連ジュニアクラブの若林笑希さんと南魚沼スキーチームジームスの関口幸良さんと腰越仁乃さん

 

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

15周18.6kmで行われた女子のJフェミニンツアーのレースは、ロードレース世界選手権への出場が決まった木下友梨菜(Bellmare Racing Team)がスタート直後からペースを上げて集団の人数を絞っていく。

F スタート直後から木下友梨菜(Bellmare Racing Team)がペースを上げる

10周目に入ると木下がアタックして単独先行。この動きで10名ほどになっていた集団は分裂し、木下との差が開いていく。残り5周を独走した木下はそのままフィニッシュまで逃げ切って優勝。4月以来となる今シーズン4勝目を挙げた。

F 木下友梨菜(Bellmare Racing Team)の飛び出しにより集団は分裂
F 5周を逃げ切った木下友梨菜(Bellmare Racing Team)が優勝

 

結果 JFT 18.6km

1位 木下友梨菜(Bellmare Racing Team) 28分15秒

2位 古谷桜子(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +3秒

3位 塚本愛佳(バルバレーシングクラブトヤマ) +3秒

 

中間スプリント賞

1回目 島橋由美子(バルバレーシングクラブタカオカ)

2回目 木下友梨菜(Bellmare Racing Team)

 

Jフェミニンツアーリーダー 鈴木友佳子(MIVRO)

F 表彰式
F 中間スプリント賞は島橋由美子(バルバレーシングクラブタカオカ)と木下友梨菜(Bellmare Racing Team)が獲得

 

 

■Jエリートツアー(JET)

30周37.2kmで行われたJエリートツアーE1カテゴリーのレースは、序盤からアタックと吸収を繰り返しながら進行。レース中盤には数名が先行する場面もあったが、後続とのタイム差を広げるまでには至らない。

E1 序盤からアタックと吸収が繰り返される

終盤、大森虹亮(BMレーシングZUNOW)、雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド)、中川由人(SBC Vertex Racing Team)、中島渉、小林毅瑠(以上MiNERVA-asahi)ら5名が10秒以上の差をつけて先行。

E1 終盤、5名の集団が先行

後続のメイン集団はエリートリーダージャージを着る武井裕(TRYCLE.ing)や高岡亮寛(Roppongi Express)らが牽引して追走するも、最終周回に入っても差を縮めきれない。勝負は先行した5名でのスプリントに持ち込まれ、中島が優勝した。

E1 先行した5名でのスプリントを中島渉(MiNERVA-asahi)が制して優勝

 

結果 E1 37.2km

1位 中島 渉(MiNERVA-asahi)50分20秒

2位 中川由人(SBC Vertex Racing Team) +2秒

3位 雑賀大輔(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +2秒

4位 大森虹亮(BMレーシングZUNOW) +5秒

5位 小林毅瑠(MiNERVA-asahi) +9秒

6位 知名透真(Bellmare Elite Team) +21秒

 

中間スプリント賞

1回目 中島 渉(MiNERVA-asahi)

2回目 中島 渉(MiNERVA-asahi)

3回目 中島 渉(MiNERVA-asahi)

 

Jエリートツアーリーダー 武井裕(TRYCLE.ing)

クリテリウムリーダー 武井裕(TRYCLE.ing)

E1 表彰式
E1 中間スプリント賞は中島渉(MiNERVA-asahi)が3回全てを獲得 プレゼンターは南魚沼サイクルフェスタ福実行委員長 樋口和人様
E1 エリートリーダージャージは武井裕(TRYCLE.ing)が維持
E1 クリテリウムリーダージャージも武井裕(TRYCLE.ing)が維持

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

 

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