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大会レポート「第2回 JBCF 鹿屋・肝付ロードレース」

2024.02.26
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2024年Jプロツアー第1戦

第2回JBCF鹿屋・肝付ロードレース

日付 2024年2月24日

開催地・コース 鹿児島県立大隅広域公園周辺特設コース(1周6.5km・右回り)

 

距離:130km(JPT)、52km(F)、91km(E1)、65km(E2/E3)、65km(Y1)、52km(M)

コース沿いには菜の花
■Jプロツアー(JPT)2024年のJプロツアーが昨年に続き鹿児島県で開幕した。第1戦の「鹿屋・肝付ロードレース」は、鹿児島県立大隅広域公園をスタート・フィニッシュ地点とし、鹿屋市と肝付町にまたがる1周6.5kmのコースでのレース。周回方向が昨年とは逆方向となったことにより、前半は下り基調、後半はアップダウンの繰り返しとなった。2日前には20℃を越える暖かさだった鹿屋市だが、この日の会場周辺は14℃前後までしか上がらない寒さ。

地元チームのCIEL BLEU KANOYAがスタート最前列に並ぶ
2024年Jプロツアーのスタート

20周130kmのレースは、中盤まで続いたアタックと吸収の繰り返しの末、10名の集団が先行する。

メンバーは、中井唯晶(シマノレーシング)、畑中勇介(KINAN Racing Team)、河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、小林海、織田聖、アグロティス・アレクサンドロス(以上マトリックスパワータグ)、石上優大(愛三工業レーシングチーム)、渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)、新開隆人(ヴェロリアン松山)、柴田雅之(ヴィクトワール広島)。

後方のメイン集団は、新チームTeamCyclersSNELが中心となってコントロールし、1分30秒以内を維持して周回を重ねていく。

レース半ばまで続いたアタック合戦

10名ほどの集団が何度も先行しかけるが、後方集団との差が広がらない展開が続いた前半

終盤に入ると、先頭集団から柴田、新開、が遅れて8名となる一方、残り4周となる16周目に入るとKINAN Racing Teamがメイン集団をペースアップさせて34秒差まで迫る。

先頭集団では小林が先行したのをきっかけにバラバラに。単独先行する小林にメイン集団から草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)が追いつき、2名が先行した状態で18周目に入る。しかしタイム差は広がらず、最終周回を前にメイン集団が吸収。勝負は集団でのスプリントに持ち込まれた。

小林海(マトリックスパワータグ)が先頭集団を牽引

最終周回、シマノレーシングがメイン集団先頭に集まる

残り100m、フィニッシュへの登りに先頭で現れたのは岡本隼(愛三工業レーシングチーム)。昨年に続く大会2連覇をアピールしながらフィニッシュラインを越え、2024年最初の勝者となった。

残り100mの登り、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が先頭
昨年に続き大会2連覇のVサインと共にフィニッシュする岡本隼(愛三工業レーシングチーム)

 

結果  JPT 130km

1位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) 2時間59分30秒

2位 小野寺玲(ヴィクトワール広島) +1秒

3位 宇田川塁(群馬グリフィンレーシングチーム) +1秒

4位 石原悠希(シマノレーシング) +1秒

5位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) +2秒

6位 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +2秒

 

中間スプリント賞

4周回完了時 孫崎大樹(KINAN Racing Team)

14周回完了時 畑中勇介(KINAN Racing Team)

敢闘賞 小林 海(マトリックスパワータグ)

 

Jプロツアーリーダー 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)

U23リーダー 宇田川塁(群馬グリフィンレーシングチーム)

表彰式

スプリント賞 畑中勇介(KINAN Racing Team)

敢闘賞 小林海(マトリックスパワータグ)
プロリーダージャージは岡本隼(愛三工業レーシングチーム)

ネクストリーダージャージは宇田川塁(群馬グリフィンレーシングチーム)

 

■Jフェミニンツアー(JFT)

8周52kmで行われた女子のJフェミニンツアーには15名が出走。

F 15名がスタート

昨年の女子チャンピオンシップ(南魚沼大会)で優勝した木下友梨菜(Bellmare Racing Team)が中心となってペースを上げていく。

F 木下友梨菜(Bellmare Racing Team)が集団先頭でペースを上げる

3周目に入ると、木下と古谷桜子(湾岸サイクリング・ユナイテッド)の2名が先行し、後続との差を大きく広げる。5周目に古谷が落車により遅れると、その後は木下がフィニッシュまで独走。2位以下に4分近い差をつけて優勝した。

F 木下友梨菜(Bellmare Racing Team)が独走逃げ切りで優勝

結果 JFT 52km

1位 木下友梨菜(Bellmare Racing Team) 1時間26分51秒

2位 仲村陽子(フィッツ) +3分58秒

3位 鈴木友佳子(MIVRO) +3分58秒

F 表彰式

F フェミニンリーダージャージは木下友梨菜(Bellmare Racing Team)

■Jエリートツアー(JET)

14周91kmで行われた JエリートツアーE1カテゴリーのレースは、数名の先行集団が何度も形成されるものの長続きしない展開が続く。

E1 コース沿いには小さな応援団

終盤に先行した4名も残り2周で吸収され、最後に抜け出した3名でのスプリント勝負を武井裕(TRYCLE.ing)が制して優勝した。

E1 レース中盤、4名が後続に30秒差をつけて先行

E1 レース終盤に先行した5名だが、最終周回前に吸収される

E1 武井 裕(TRYCLE.ing)が優勝

結果 E1カテゴリー 91km

1位 武井 裕(TRYCLE.ing) 2時間12分9秒

2位 曽根田仁(TeamUKYO Reve) +0秒

3位 布田直也(MiNERVA-asahi) +1秒

4位 高岡亮寛(Roppongi Express) +7秒

5位 加賀龍治(SUBARU Cycling Team) +8秒

6位 小林 亮(soleil de lest) +8秒

中間スプリント賞 木村拓哉(チームGINRIN熊本)

 

Jエリートツアーリーダー 武井 裕(TRYCLE.ing)

U19リーダー 三木 颯一郎(Bellmare Elite Team)

 

■Jマスターズツアー(JMT)

8周52kmで行われたJマスターズツアーのレースは、最終周回に5名の先頭集団に後続が追いつく展開となった。最後はスプリント勝負となり、井上健志(チームGINRIN熊本)が優勝した。

M レース中盤、5名が先行

M 最終周回、後続集団が先行していた5名に追いつく

M 井上健志(チームGINRIN熊本)が優勝

JMT 結果 52km

1位 井上健志(チームGINRIN熊本) 1時間24分9秒

2位 岡口広樹(チームGINRIN熊本) +0秒

3位 遠藤 優(Roppongi Express) +1秒

4位 中村将也(MiNERVA-asahi) +2秒

5位 大東泰弘(mkw) +12秒

6位 大村 寛(OM VELO Coachin) +26秒

 

中間スプリント賞 岡口広樹(チームGINRIN熊本)

 

■弱虫ペダルPresents Jユースツアー(Y1)

10周65kmで行われたJユースツアーは、地元の南大隅高校から3名がオープン参加する中、大谷正太(OUTDOORLIFE Racing)が序盤から単独先行して後続に1分以上の差をつける。終盤には差が縮まったものの、大谷が逃げ切って優勝した。

Y1 スタート

Y1 大谷正太(OUTDOORLIFE Racing)が優勝

Y1 結果 65km

1位 大谷正太(OUTDOORLIFE Racing) 1時間58分9秒

OPN 谷川泰貴(南大隅高校 ※オープン) +57秒

OPN 岩澤悠斗(南大隅高校 ※オープン) +1分54秒

 

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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