【大会レポート】
2023年JBCFトラックシリーズ第3戦
第54 回 JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ
日付 2023年10月7日、8日
開催地・コース 埼玉県所沢市 西武園競輪場(周長400m)
種目(10月7日)
インディヴィデュアル・パーシュート(女子ジュニア2km/女子マスターズ2km/女子3km/男子マスターズ3km/男子4km)、スクラッチ(女子8km/男子10km)、男子スプリント
種目(10月8日)
タイムトライアル(男子1km/男子ジュニア1km/ユース1km/男子マスターズ500m/女子500m/女子マスターズ500m)、チーム・スプリント(男子400m×3/女子400m×2)、男子ケイリン、男子オムニアム
<2023 JBCFトラック種目のチャンピオン決まる>
2023年JBCFトラックレースのチャンピオンを決める「第54回 JBCF 全日本トラックチャンピオンシップ」が、秋空のもと西武園競輪場で2日間にわたり男女18種目が行われた。
1日目(10月7日)
■インディヴィデュアル・パーシュート
女子の3種目はいずれも単独出走となり、ジュニア2kmは小館りえ(伊勢崎興陽高等学校・オープン参加)、マスターズ2kmは廣瀬博子(サイタマサイクルプロジェクト)が、女子3kmでは五味田奈穂(ビチクレッタディマル)が、それぞれ優勝した。
・男子マスターズ3kmは唯一3分37秒台をマークした半澤雄高(Roppongi Express)が、男子4kmでは佐野千尋(イナーメ信濃山形-EFT)が優勝した。
・女子ジュニア2kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
Open 小館りえ(伊勢崎興陽高等学校・オープン参加) 2:53.502(参考記録)
※着順・表彰はオープン参加を除く
・女子マスターズ2kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 廣瀬博子(サイタマサイクルプロジェクト) 2:53.502
※表彰は1位のみ
・女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 五味田奈穂(ビチクレッタディマル) 4:08.235
・男子マスターズ3kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 半澤雄高(Roppongi Express) 3:37.988
2位 野口直也(ARAKAWA Pista stile) 3:51.748
3位 清水洋一(ARAKAWA Pista stile) 3:55.757
※表彰は1位のみ
・男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート 結果
1位 佐野千尋(イナーメ信濃山形-EFT) 5:17.134
2位 八幡光哉(TEAM EMMA Cycling) 5:18.021
3位 山崎 潤(Team Logisty Jack) 5:18.113
※表彰は1位のみ
■スクラッチ
8kmで行われた女子はオープン参加を含め3名での対戦となり、レース後半に廣瀬博子(サイタマサイクルプロジェクト)が抜け出し大差で優勝した。廣瀬博子は女子マスターズ2kmインディヴィデュアル・パーシュートも勝ち2冠を達成した。
10km男子は中盤過ぎに高本亮太(立命館大学)と半澤雄高(Roppongi Express)の逃げが決まり、高本亮太が先着、続いて半澤雄高が2位に、残る集団は最終コーナからスプリントになり、蠣崎藍道(ホダカファクトリーレーシング)が制し3位となった。
・女子スクラッチ8km 結果
1位 廣瀬博子(サイタマサイクルプロジェクト) 12:12.979
Open 小館りえ(伊勢崎興陽高等学校)
2位 片山葉月(Team ZERO UNO FRONTIER)
※表彰は1位のみ
・男子スクラッチ10km 結果
1位 高本亮太(立命館大学) 13:40.128
2位 半澤雄高(Roppongi Express)
3位 蠣崎藍道(ホダカファクトリーレーシング)
■男子スプリント
決勝戦は順当に勝ち上がってきた、予選タイム1位の篠原徹 (MISUZUKO TEST TEAM)と予選3位の冨倉巧 (立命館大学)との対決となり1対1からの3本目を制した篠原が優勝した。
3-4位決定戦は安田和佐 (山梨学院大学・オープン参加)が2本先取したが累積警告で失格となり、奥津憲(チクロネロ)が3位となった。
・男子スプリント 結果
1位 篠原 徹(MISUZUKO TEST TEAM)
2位 冨倉 巧(立命館大学)
3位 奥津 憲(チクロネロ)
DSQ 安田和佐(山梨学院大学・オープン参加)
※着順・表彰はオープン参加を除く上位3名
2日目(10月8日)
■タイム・トライアル
男子1kmタイムトライアルは堀江省吾 (MISUZUKO TEST TEAM)が1分6秒台の好タイムで、ジュニア1kmは単独出走の今泉澄(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が、ユース1kmは3名での争いで安藤友織(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が、それぞれ優勝した。
500mタイムトライアルでは男子マスターズで奥津 憲(チクロネロ)が東日本トラックに続き優勝。女子は2名の出走で鈴木章代(ビチクレッタディマル)が、女子マスターズは小沼美由紀(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)がそれぞれ優勝した。小沼は昨年のトラックチャンピオンシップ、東日本トラックに続いての勝利となった。
・男子1kmタイムトライアル 結果
1位 堀江省吾 (MISUZUKO TEST TEAM) 1:06.522
2位 冨倉 巧(立命館大学) 1:10.997
3位 山崎 潤(Team Logisty Jack) 1:11.785
・男子ジュニア1kmタイムトライアル 結果
1位今泉 澄(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 1:14.238
・男子ユース1kmタイムトライアル 結果
1位 安藤友織(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 1:14.740
2位 青山哲宗(Team BFY Racing) 1:17.898
3位 高瀬哲平(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 1:19.920
※表彰は1位のみ
・男子マスターズ500mタイムトライアル 結果
1位 奥津 憲(チクロネロ) 37.211
2位 齊藤慶尚(Team Logisty Jack) 37.290
3位 加藤唯史(TONY Racing) 37.447
・女子500mタイムトライアル 結果
1位 鈴木章代(ビチクレッタディマル) 40.669
2位 片山葉月(Team ZERO UNO FRONTIER) 42.915
※表彰は1位のみ
・女子マスターズ500mタイムトライアル 結果
1位 小沼美由紀(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) 40.332
■チーム・スプリント
400m×3で行われた男子は、4チームの出走となりMISUZUKO TEST TEAM(篠原、荻野、堀江)が1分19秒609のタイムをたたき出し圧勝した。
400m×2の女子は1チーム出走のビチクレッタディマル(五味田、鈴木)が、昨年のチャンピオンシップに続き優勝した。
・男子チームスプリント(400m×3) 結果
1位 MISUZUKO TEST TEAM(篠原、荻野、堀江) 1:19.609
2位 Team Logisty Jack(大村、山崎、齊藤) 1:24.946
3位 スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ(渡辺、今泉、安藤) 1:25.934
4位 ARAKAWA Pista stile(武田、杉本、野口) 1:26.210
※表彰は1位のみ
・女子チームスプリント結果(400m×2) 結果
1位 ビチクレッタディマル(五味田、鈴木) 1:00.713
■男子ケイリン
予選2組から勝ち上がった6名での決勝はゴール前のハンドル投げ合いで、山岡翔平(イナーメ信濃山形-EFT)が僅差で優勝した。
・男子ケイリン 結果
1位 山岡翔平(イナーメ信濃山形-EFT) 11.941
2位 山形駿(Over Rage Racing Team)
3位 大村慶二(Team Logisty Jack)
■男子オムニアム
4種目の合計ポイントで争う男子オムニアムは3種目を終えた時点で、大原陸 (VC VELOCE)が118pでポイントリーダ、全員に逆転のチャンスがあるなか、大原は着実にポイントを重ね141pで優勝した。
このレースを1位でゴールした竹田天飛 (保土ケ谷高校自転車競技)と、4位の高本亮 (立命館大学)が、同ポイント136pに並んだが、先着した竹田が男子オムニアム2位に、高本が3位となった。
・男子オムニアム 結果
1位 大原 陸 (VC VELOCE) 141p
2位 竹田 天飛(保土ケ谷高校自転車競技部) 136p
3位 高本 亮太(立命館大学) 136p
※この大会は競輪の補助を受けて実施されました。
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟